わたしの存在意義 後編②
文字数 1,475文字
まさかのまさかだったが、吹奏楽の強豪校である聖セリーヌ高等学校吹奏楽部の部長と副部長に出会してしまった。その上、「同盟を組まないか」と勧誘されてしまったし、何やら何回もこのループの事など記憶があるみたいだし、余計話が拗れていた。
今、俺何か言ったっけ?
何で成立してる?
でも、もうすぐ全て終わって楽になれるんだ……。もう縛られなくて良いと思うと安堵もうまれる。だから、もうこの目の前にいる二人は関係ないんだ。
しかし、これだけは分かる。
“これは、アカンやつ”だと……。
まだ誰も気がついていないし、誰かが声をあげるしかない。
まぁ、死ぬ覚悟の上でだけど……。
仕方ない。
やるしかない。
こうでもしないといけない気がした。
この日、この場所で何回もやり直しているにも関わらず、毎回起こる無差別事件が起きた。