音楽の女神と予言者様
文字数 1,114文字
歌音の年頃の子達は、心が不安定になるのは分かっているけど……。
一面雲に覆われた世界に一人で佇む女神……。元々の世界は、音楽や音でみちあふれていたはず……。
しかし、歌音は今はそれどころではない。考える余裕すら与えてくれない。事態は急すぎた。
歌音は、この先どうなるのか、を考える。それでも、未来のことは未来のこと……。だからといって、歌音は予言書を持っていない。
この先は、とても苦しい戦いが待っていそうだ。音楽も心も……。
それでも、この小さな革命を悠は聞き逃さなかったのである。