双葉VSミミ
文字数 1,406文字
歌音は今、ある意味ピンチである。
自然公園にいるが、さっきから妙な殺気を感じるのは気のせいだろうか……。狂気を感じとることもできる……。出来れば逃げたい……。
でも、逃げればミミと双葉、歌音たちの隣にいる一樹が死ぬ。
何故、このような事になったのだろうか……。
いつから歌音は、死と隣り合わせになったのであろうか……。
2017/07/05 10:37
声は全く聞こえてこなかったが、遂に双葉の声が、歌音の耳に届き始める……。
2017/07/05 10:41
ミミちゃん……どうして何も言ってくれなかったの? こんなことになってたなんて……。ミミちゃん……そのスーツの男を信用したらダメ!!
2017/07/05 10:42
圭があることに気がついた。
2017/07/05 10:44
立花の目ってあんなに赤かったっけ? 元々、青っぽかった気がするんだが……。
2017/07/05 10:44
あぁ。あいつの元々の目の色は、青だ。赤ってどういうことだ? 充血してるだけじゃねぇの?
2017/07/05 10:45
嫌な予感がする……。前、勝己くんが可笑しくなったときと同じだ。もしかしたら……
2017/07/05 10:46
もしかしたらもない。
歌音たちの隣に冷気を放った何かが降ってき、辺りが瞬時に氷付けにされる。
危なかった……。
圭が気がつかなかったら、歌音は氷付けになっていたのかも……。
2017/07/05 10:47
やめて、ミミちゃん!! どうしちゃったの?! ワタシは、あなたに謝りに来たのよ!! どうして……
2017/07/05 10:49
あなたには失望しました……わ。だから、死んでください……。あたしは、あなたを殺すために生まれたのですから!!
2017/07/05 10:50
ミミが狂ったように笑い声をあげ、双葉に飛びかかった。
双葉は、何とか避ける。
ミミの両手には、氷の刃が握られている。氷って以外と殺傷能力高いからな!!
2017/07/05 10:52
違う……。ミミちゃんがここまでしてくるとなると……ワタシは、正当防衛でミミちゃんを元に戻すわ!! 覚悟してください!!
2017/07/05 10:53
死んでください……結城双葉!! あなたがいるから……あたしは!! 一生願いが叶わない!! あなたを殺せばあたしは……自由になれるのよ!!
2017/07/05 10:55
双葉の周りに植物の蔦が現れ、生きているように成長を続けている。
ミミは、蔦を氷の刃で切り裂き、双葉に近づいている……。
このままだと双葉が……。
遂に双葉の前にミミが到達し、氷の刃を投げ捨て、双葉を地面に押し倒した。
それと同時に、辺りで成長を続けていた植物の蔦が一瞬で霧散し、消え去った。
2017/07/05 10:57
ミミが、双葉の首を絞めてようと首に手をかけたのだ!! そして、ミミが狂ったように笑い声をあげ、叫ぶ!!
2017/07/05 11:01
あははははははは!!!! 本当に細い首!! 絞めたら折れてしまいそう!! 一樹くんの為に死んでもらうから!! あははははははは!!!!
2017/07/05 11:03
うぐっ……う……苦し……
2017/07/05 11:04
ダメだ!! 遂に我慢できなくなった。
歌音たちは、草むらから飛びだし、ミミに飛びかかっていったのだ。今の行動をやめさせるために!!
歌音たちは、苦しむ双葉を助けるため、必死に走り、ミミに体当たりをしようとした。
しかし、それには至らず、氷の板に阻まれ、跳ね返され、歌音たちは地面に転がったのである……。
2017/07/05 11:05
くっそー……。歌音たちは、双葉とミミを救えないのか……。
歌音たちが絶望したとき、後ろに一成が花束を持って立っていたのであった。
2017/07/05 11:08
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