格闘後のティータイム
文字数 1,925文字
すると、男たちが目を回して倒れているのが分かる。明里は、空手のポーズをとり、その場で佇んでいた。近くには、口を開いたまま固まっているミミの姿も目に入った。野次馬たちが集まり始めている。
ここは、逃げた方が特だ!! 歌音たちは、その現場から離れた喫茶店に入り込んだのであった。
歌音はアイスティーを頼み、圭はカフェオレを頼み、明里はレモンスカッシュを頼み、ミミはメロンソーダを頼んだ。
今から歌音たちの話し合いが始まる。黙った圭は、子犬のような感じに縮こまり可愛いげがある。圭に言ったら怒られるから今は黙っておこう……。
歌音は考え、咄嗟に思い付いたことを話し始めた。
しかし、ミミの悩みは根本的な悩みで根は深かった。
歌音は、ミミを救うことが出きるのだろうか……。
そのあと、四人で寮に戻ったけど……夏休み一日目あっけなく終了のお知らせ……。やっぱり指揮棒以外を持っていると落ち着かない……。
そして、二週間の夏休みが終わり、新しい市民フェスティバルの話題が持ち上がるのであった。