空を飛べないエンジェルの思い
文字数 2,095文字
場所は、学校の屋上。嫌な予感しかしない。
ブラコンは、めんどくさい。
歌音の能力もめんどくさいが、ブラコンの扱いやロリコンの扱いはもっとめんどくさい。
待っていると結愛がやって来た。
相手も一人で良かった……。
何でこんなにごきげんよう、が似合う人なんだ……。
明日……決闘……。どうしたら良いんだ……。私の得意分野は、指揮ぐらいだ……。どうしろっていうんだ!!
初心者の歌音は、コルクを詰めるだけでも苦労しているのに対して、圭はコルクを詰めるとすぐに撃って商品にヒットさせている……。
悔しい。こんなにも実力のある人の妹と勝負……負けフラグ・死亡フラグしか見えない。
決闘なんて二度と受けない、と誓ったのであった。
やっぱりそうだったのか……。
結愛は、寂しさのあまり心を閉ざしてしまったのだった。奪われた者は、数多くいるらしく心は混乱している。新しい環境・生活・友達……恵まれているように見えるのは錯覚だったってことだ。
結愛は、心の底から恐怖と寂しさを感じていることが分かったのであった。
ショートホームルームが始まる。
数分後、結愛が湖に現れた。何か疲れている気がするが……大丈夫なのか?