歌えないセイレーン
文字数 1,322文字
クラリネットのパート練習の時に、曲を歌っていたのを、たまたま聞いたのである。
しかし、鈴華が歌わなくなった。五月入ってからかな?コンクールが近くなったから?
その中今日は、そのコンクールで演奏する曲決めを行っている。
しかし、この人数でやるのはいいが、どの学校も選びそうで、評価の点数も厳しい。だから、避けないといけない曲の一つだ。
一応、どれでも振れるようにしておかないといけない。これが歌音にかせられた指名でもある。
教室では、悠が指示をだし、曲の練習をしていた。今日決まった曲「太陽のワルツ」をやっている。
少し時間をおいてから渚が話し始めた。
黙ったままのクラリネットパートのメンバーたちに押し負けた歌音はこの事件の解決に協力することになったのであった。