情けない思い
文字数 2,069文字
亜里沙と一成は、慌てて部屋を片付け、来客した人を導く。
何故、イエス、って言ったのかも分からないし……。
クインテットの始まりを遂げるのだった。
講堂には、相馬先生・お兄ちゃん……その他三人が集まっている。
他の三人の自己紹介は?
ツッコミどころ満載なんですけど……。
鼓舞してませんか?
あまり周りを掻き立てると痛い目を見ることに……。
スキップをするようなメロディーが奏でられ、一成のホルンの裏打ちが聞こえ始める。相馬先生は、メロディーを吹いているも楽しくなさそうだ……。
何故かそう思ってしまう。
もっとこの曲は、楽しく吹いて……、と言いたいけど言えない。
周りもその空気に飲まれ……。
曲は、最後の音が弾け終わりを迎えた。
チューバとトロンボーンがバテたので終了の合図を一成が出し、渋々終了したのであった。
しかし、後にこの喧嘩が大波乱を生み出すものだとはこの時誰も知らない。
ただ神と予言者のみが知ることなのであった。