まつろわぬ民　節四拾六

文字数 182文字

　（われらはなんなのか――）
　デコラティブ――過度に持てる技術力を誇示し、無用の長物にさえなり果てているきらいのある技巧の数々……その華美を、ひとつひとつ除いていったとき、まさか、それらがことごとく浮華であり、虚栄であり、中心にはなにもない――空っぽの実体(エンプティ・エンティティ)、などということもなかろうが……
　ハンプティ・ダンプティころんだ――
　卵を割るときだ……その実を問うために。

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