ひょうすべの誓い 節五拾一

文字数 173文字

 朝鮮出兵は、戦線こそ半島で終始したが、目的は明の征服であり、わたしとしては「唐入り」という呼び名を採用したい……法螺で、蜃気楼で、空中楼閣で、狂った気炎で、老耄の夢であるにせよ、秀吉という男の事業には、せめて、景気のいい名前をあててやりたい――
 大明打入――
 明国を平らげることで、北京へ後陽成帝に遷御していただき、東アジアを切りなびかせる――
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