まつろわぬ民 節廿四

文字数 96文字

 徐福は、()っと、蛍火に浮き上がる、ぼんやりとしたものを――罔両を見ている。魍魎。罔両。
 罔象(もうりょう)
 (さまざまに変幻し、ついに一般と化し、全般となったものよ――御身を。御身こそを)
 罔象女神(みずはのめのかみ)を。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み