第51話 あれ あれ あれ 6 お宝発掘 関 一彦 3 

文字数 496文字


 さて、ぼくの興奮をどう伝えればいいのかな。

 関一彦という漫画家に夢中になっていたかというと、そうでもない。
 しかし、ずっと気になっていたことだけは確かなんだ。

 だって、50年ぐらい前に読んだ「オーム伝」と関一彦の名前がすぐに出てくるんだもんな。
 最近は、芸能人の顔は浮かぶんだけれど、名前がなかなか思い出せないというのにさ。

 そして、ぼくの中では「幻の漫画家」だった関一彦の作品が他にもあるってことがわかったんだよ。
 そして、その画像を見ることが出来たんだ。

 これって、この『貸本あれこれ』を投稿していないと分からなかったことだし、山田さんに出逢わなかったら、『貸本あれこれ』も誕生しなかったし、つまり、これは「ギフト」だと思うんだ。
 
 自分が知らないことを知るということも喜びだけど、潜在的に知りたかったことがわかるって、ぱあっと目の前が開いた感じなんだ。

 大げさだけど、「生きているっていいなぁ」て気持ちになる。

 そうそう、前回にも書いたけど、宮谷一彦と絵が似ているんだよな。














 上段の2冊が宮谷一彦で、下段の2冊が関一彦なんだ。

 ねっ、似ているよな。


 あれ あれ あれ 7 に続く。


 

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