第85話 『まんがサンキュー』 1964年8月号 

文字数 910文字


 山田さんから届いた『まんがサンキュー』1964年8月号の画像を一通り見たんだ。
 すると、『にがおえコーナ』に向後つぐおの名前があったんだよな。





 驚いてたな。
 向後つぐおは1949年11月生まれだから、このとき14歳なんだよな。

*『向後つぐお(こうご つぐお)』 『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用。
 1949年11月19日生まれ。東京都江東区亀戸出身。
 現在のペンネームは向後次雄。
 また、デビュー時はこうご次男というペンネームを使用していた。

 16歳の時、永島慎二の元に内弟子として入る。
 デビュー作は18歳の時、『COM』1968年5月号付録『ぐら・こん』Vol.1に掲載された「埃」(ちなみに、同本には村岡栄一のデビュー作「風船」も掲載されている)。
 青年誌を中心に、女性を主人公にした作品が多い。
 永島のアシスタントだった向後つぐお、村岡栄一、三橋乙揶らは、永島の作品「若者たち」のモデルとなっている。
 
 16歳の時、永島慎二の元に内弟子として入ってプロになっていったんだから、素人の頃の貴重な資料だよな。
 やっぱり、絵はうまいよな。

 そうそう、向後つぐおが描いた『真知子シリーズ』のモデルが、ぼくの高円寺時代の友だちの奥さんなんだよ。
 去年、高円寺での呑み会で会ったけど、いまも美しかったな。



 
 真知子(日本文芸社、1977年~、全6巻)
 真知子(松文館)
 浅草三文オペラ 真知子 星の降る日に(松文館)
 真知子 みゆきぼたん雪(松文館、1993年)

 今度、会った時に叱られるかもしれないな。
 ぼくはお喋りだから、許してくれ~。

 モデルといえば、もう一人いるんだよ。
 岩重 孝(いわしげ たかし)の『ぼっけもん』(『ビッグコミックスピリッツ』連載)の字主人公の恋人が、ぼくが若い頃に属していた『百鬼どんどろ』の仲間の恋人だったんだ。




 彼は早稲田の学生だったんだけど、先輩に『ビッグコミック』の編集者がいて、ぼくの漫画を持ち込んだことがあったんだ。
「おれが編集長なら載せるんだけど……」
 その意味が、いまも謎だ。

 脱線してしまったな。

 次回は、『まんがサンキュー』の画像をたっぷり載せるからね。





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