第54話 あれ あれ あれ 9 お宝発掘 『ごん』 1  

文字数 1,418文字


 山田さんが関一彦に関してのメールのやり取りの中で、
「『ごん』を「深掘りしていくと面白いですね」
 と書いたんだ。

 ぼくも「『ごん』徹底深掘り!」みたいな企画物をやるのも面白いかもしれませんね」
 と呼応したんだよ。
 
 でさ、文字に書いてみると、翌日には「面白いかも」が「面白そう」になり、「絶対に面白いぞ!」と、やりたい欲望が急カーブで上昇してしまったんだ。

 やりたいことを、言葉に出してみたり、誰かに書いて伝えるってのは、自分の方向性を決めるってことなんだろうな。
 
 そこで、早速山田さんにおねだりしたんだよ。







 2024・02・11(日)
 山田さん、浦山です。
 さきほど、『貸本漫画あれこれ』に「関一彦」を書き終わりました。
 資料と画像、ありがとうございました。

 ひとつの謎が解けると、そこからまた、疑問がうまれて「謎」が始まりますね。
 ホームラン文庫のデビュー作とは、どんな作品なんだろうかとか、どうして高松在住だったのかな? とか。
 これらの答えは、漫画の隆盛を極めている現在を作り上げていった漫画家たちの研究が深まっていくことによって、わかると望むしかありません。

 じつは、『ごん』の書誌作成を進めているんですが、またまた山田さんにお願いがあります。
「『ごん』書誌作成」を添付しますので、読んでください。

 山田さんが『ごん』を読んだ感想などを書いてもらえれば嬉しいです。
 浦山稔                




          *『ごん』創刊の言葉 



 2024・02・12(月)
 こんばんは。
 今日は一日中本をあちこち移動させていましたので、今からもう寝ます。おやすみなさいです。
 明日『ごん』を引っ張り出して浦山さんのクエスチョンにお答えしようと思います。しばしお待ちください。







 山田さん。
 お疲れさまです。
 でも、考えながら本をあちらこちらへと移動させるのは愉しいことですよね。
 なんだか、うらやましいな。
 今夜はグッスリと眠れることでしょう。
 ぼくの無理に付き合わせてしまいますが、よろしくお願いします。
 浦山稔


 浦山さん。寝る前に…、これ書いたら寝ます。
 今日の本の整理は以前お話しした、マンガ仲間からダブりの『少年キング』を譲ってもらった話をしていましたね。私が以前から持っていたキングは、今まで書庫や部屋の棚や段ボール箱のあちこちバラバラに並べていたので、それを合わせて古い順に改めて並べ直して取りやすくしたかったからです。
 約130冊ほどありました。
 あちこち引っ張り出しましたので、思わぬものも出て来たり、楽しい一日でした。
 おやすみなさい。


 いつもなら、ここでメールを送って、眠る邪魔をするんだけれど、今回は『ごん』の情報と画像が欲しいので、おとなしくしていたんだ。

 それにしても、『少年キング』だけでも130冊もあるなんてすごいよな。
 書庫の中をあちらこちらと探し回るのって、楽しいだろうな。
 そして、130冊を入れる棚を空けなければいけないんだけど、立ち退かせる本を何処へ分類するかと頭を悩ませるんだ。
 
 ああ、なんて贅沢な時間の過ごし方なんだろう。
 至福の時だよな。


 2024・02・13(火)
 こんにちは。山田です。
 まず、創刊号‘68.8月号の全作品の表紙の画像を送りますね。
 ラストページで目次と編集後記一緒です。





 大量の画像が届いた~。


 あれ あれ あれ 10 に続く。



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