149 「残酷帳シリーズ」全8巻って、じつはミステリーなんだよ。 1 

文字数 589文字


 東京トップ社 から出版していた貸本漫画「残酷帳シリーズ」は、全8巻なんだけれども、

 残酷帳シリーズ 1  「野盗の砦」
 残酷帳シリーズ 2  「狂った忍者」
 残酷帳シリーズ 3  「忍びの城」
 残酷帳シリーズ 4  「流刑人別帳」
 残酷帳シリーズ 5  「上忍下忍」
 残酷帳シリーズ 6  「忍者絶命」
 残酷帳シリーズ 7  「一刀両断」
 残酷帳シリーズ 8  「奴隷侍」




 つげ義春の『ウィキペディア』には7作品しか記載してないんだ。

 野盗の砦(1963年4月)
 狂った忍者(1963年9月)
 忍びの城(1963年12月)
 流浪人別帳(1964年2月)
 (*残酷帳シリーズ 4  「流刑人別帳」の誤字だと思う)
 上忍下忍(1964年7月)
 忍者絶命(1964年12月)※1965年9月「奴隷侍」に改題
 一刀両断(1965年2月)

 これらは、1937年「昭和12年〉生まれのつげ義春が26~28歳にかけて描いた作品になる。

 残酷帳シリーズ 8  「奴隷侍」
 が見当たらなくて、<忍者絶命(1964年12月)※1965年9月「奴隷侍」に改題>って書いてある。
 これは、
 残酷帳シリーズ 6  「忍者絶命」




 と




 が、同じ作品だということなんだろうな。
 つまり、東京トップ社 が表紙カバーの絵を変えて、別のタイトルで出版したということだと思うんだ。
 
 これって、ミステリーだよね。

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