161            加藤書店って調べてもわかんないんだよな。3 

文字数 813文字


 表紙を見直してみたところ、「第一巻」、「第二巻」と続いて、「3」とアラビア数字に変わっているんだ。

      *画像は「第二巻」、「第一巻」、「3」となってしまった。

 フツー、途中で変更しないよね。
 このあたりから、何かが始まったんじゃないかな。
 これは、やっぱり「青林堂」と「加藤書店」の軋轢の過程か結果として、誰かの意思が働いたとしか思えないだよ。

 何をどう伝えたいのかはわからないんだけどさ。

 次に発行日と、最初から描いていた白土三平・諏訪栄・楠勝平の3人に注目してみたんだ。




      発行所       発行日         作者   裏表紙の色 
 第一巻  青林堂   1963年 9月10日  白土・諏訪・楠   赤  
 第二巻  青林堂   1963年10月10日  白土・諏訪・楠   赤 
 第三巻  未確認   1963年11月10日  白土・諏訪・楠   赤
 第四巻  未確認   1963年12月10日  白土・諏訪・楠   黄
 第五巻  加藤書店  1964年 1月20日  白土・諏訪・楠   赤 
                             背表紙の色が白
 第六巻  加藤書店  1964年 3月 1日  白土・楠      赤
 第七巻  加藤書店  1964年 4月 1日  白土        青 


 第一巻から、月一で発行していたんだけれど、第四巻の裏表紙が黄色に変わった次の第五巻 は10日遅れ、第五巻の背表紙が白色になった次の第六巻は、40日も遅れている。
 第七巻は順調に発行しているけど、裏表紙が青色になっている。
 第八巻(加藤書店)はどうかというと、ひと月遅れて6月の発行なんだ。
 装丁の色が変わると、次の巻は必ず遅れている。

 こうして何度も続くと、偶然ではないよな。

 はたして第八巻に諏訪・楠は戻ってくるのか?
 そして、装丁の色はどうなのか?

 気になるよね。   
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