第18話 これは これは これは 3 貸本漫画の原画 2
文字数 1,747文字
2023・11・1(水) 午後11時30分。
山田さんが、古本屋の目録で手に入れた貸本漫画の原画を改めて見る。
合計17枚の画像。
そのうち一枚がピントがズレているから16枚だ。
<順に撮ったのですが、どうも順不同の画像のようですね。
浦山さんならお解りになると思いますので、よろしくチェックお願いします。>
画像は撮影時のナンバリングのままで、メールに書いてある順番通りならわかるのだが、「順不同」とある。
おそらく山田さんは、ぼくの目が不自由なことを忘れているんだろうな。
まあ、拡大をすればなんとかわかるとは思うんだけど、これでは作者当てクイズだよな。
漫画家の名前は知ってはいるものの、貸本時代の絵柄を覚えているかは自信がない。
しかし、おめおめと引き下がることはしたくない。
闘志を胸に潜めて、漫画原画を一枚いちまい拡大してゆく。
山田さんのメールを分析すると、
(1)江波譲二 『影』45号
(2)影丸譲也 『影』45号
(3)梅本さちお 『オッス‼︎』31号
(4)バロン吉元 『鉄火野郎』の11巻『虎と竜』
(5)さいとうたかを 『台風五郎』の12巻 『眠けざまし』段コマ。
(6)さいとうたかを 『台風五郎』15巻 『死神狩り』段コマ。
(7)古賀しんさく(新一) 『新吾シリーズ』の9巻『狂犬狩り』
(8)山本まさはる 2巻『尻から一番』段コマ。
(9)山本まさはる 3巻『温泉騒動…』段コマ。
(10)山本まさはる 7巻『目撃者・ガン太…』段コマ。
(11)山本まさはる 10巻『権兵衛死すとも…』段コマ。
(12)表紙画像
(1)原画と掲載誌の画像が3組あったので、14枚、
(12)表紙画像が2枚あったので、合計16枚となり、ピタリと合った。
まず、一番わかりやすい山本まさはるから片付けていくことにする。
<山本まさはるシリーズ2巻『尻から一番』、3巻『温泉騒動…』、7巻『目撃者・ガン太…』、10巻『権兵衛死すとも…』の各段コマ。プラス表紙画像です。>
*山本 まさはる、単行本4冊の表紙。
『山本 まさはる』 1941年生まれ。大阪府出身。
夫人は漫画家の矢代まさこ。姉は漫画家の新城さちこ。
1958年、『魔像3号』掲載(日の丸文庫)「遺恨一太刀」にてデビュー。
その後、日の丸文庫を中心に多くの作品を発表した。1964年からひばり書房に活動場所を移したが、貸本漫画の衰退と共に徐々に発表作品数が減少、一般漫画誌に転向するも、散発的にしか作品を発表しなくなった。
代表作に『ガン太郎日記』『中村君』シリーズ『探偵屋NO.1』
山本まさはるシリーズ(ひばり書房)が全40巻あると知って驚いたんだけど、おそらく全巻を読破していると思う。
矢代まさこが奥さんだったのか。
こうやって、『ウィキペディア』等で、作者に関して知らなかったことがわかっることも、大きな楽しみなんだよな。
少年物語の王道をいく作品が多かったことを覚えている。
つまり、清く正しく明朗ってことだ。
山本 まさはるの漫画には楽しませてもらったんだけど、みやはら啓一みたいに、感情を揺り動かされたというような記憶がないんだよなぁ。
巻数まではわからないので、並べるだけで許してもらうことにするよ。
次は<古賀しんさく(新一)の『新吾シリーズ』の9巻『狂犬狩り』の一ページ。>
『古賀 新一(こが・しんいち)』古賀 しんさく名義による作品もある。
1936年~2018年。福岡県出身。
主にホラー漫画を執筆する。代表作は『エコエコアザラク』
タイトルが『狂犬狩り』だったので、犬の足跡みたいなものが描かれているので選んだんだ。
『エコエコアザラク』とは絵がずいぶん違っているよな。
これは、違うかもしれないと、画像を最大限に拡大すると、犬の足跡だと思った黒い模様は、海を表現しているみたいなんだ。
ヤバイ!
気が付くと、朝になってしまっていた。
楽しいと時間が経つのが、速い、速い、速い。
続きは、明日というよりは、今日の午後からにすることにしよう。
これは これは これは 4 に続く。
山田さんが、古本屋の目録で手に入れた貸本漫画の原画を改めて見る。
合計17枚の画像。
そのうち一枚がピントがズレているから16枚だ。
<順に撮ったのですが、どうも順不同の画像のようですね。
浦山さんならお解りになると思いますので、よろしくチェックお願いします。>
画像は撮影時のナンバリングのままで、メールに書いてある順番通りならわかるのだが、「順不同」とある。
おそらく山田さんは、ぼくの目が不自由なことを忘れているんだろうな。
まあ、拡大をすればなんとかわかるとは思うんだけど、これでは作者当てクイズだよな。
漫画家の名前は知ってはいるものの、貸本時代の絵柄を覚えているかは自信がない。
しかし、おめおめと引き下がることはしたくない。
闘志を胸に潜めて、漫画原画を一枚いちまい拡大してゆく。
山田さんのメールを分析すると、
(1)江波譲二 『影』45号
(2)影丸譲也 『影』45号
(3)梅本さちお 『オッス‼︎』31号
(4)バロン吉元 『鉄火野郎』の11巻『虎と竜』
(5)さいとうたかを 『台風五郎』の12巻 『眠けざまし』段コマ。
(6)さいとうたかを 『台風五郎』15巻 『死神狩り』段コマ。
(7)古賀しんさく(新一) 『新吾シリーズ』の9巻『狂犬狩り』
(8)山本まさはる 2巻『尻から一番』段コマ。
(9)山本まさはる 3巻『温泉騒動…』段コマ。
(10)山本まさはる 7巻『目撃者・ガン太…』段コマ。
(11)山本まさはる 10巻『権兵衛死すとも…』段コマ。
(12)表紙画像
(1)原画と掲載誌の画像が3組あったので、14枚、
(12)表紙画像が2枚あったので、合計16枚となり、ピタリと合った。
まず、一番わかりやすい山本まさはるから片付けていくことにする。
<山本まさはるシリーズ2巻『尻から一番』、3巻『温泉騒動…』、7巻『目撃者・ガン太…』、10巻『権兵衛死すとも…』の各段コマ。プラス表紙画像です。>
*山本 まさはる、単行本4冊の表紙。
『山本 まさはる』 1941年生まれ。大阪府出身。
夫人は漫画家の矢代まさこ。姉は漫画家の新城さちこ。
1958年、『魔像3号』掲載(日の丸文庫)「遺恨一太刀」にてデビュー。
その後、日の丸文庫を中心に多くの作品を発表した。1964年からひばり書房に活動場所を移したが、貸本漫画の衰退と共に徐々に発表作品数が減少、一般漫画誌に転向するも、散発的にしか作品を発表しなくなった。
代表作に『ガン太郎日記』『中村君』シリーズ『探偵屋NO.1』
山本まさはるシリーズ(ひばり書房)が全40巻あると知って驚いたんだけど、おそらく全巻を読破していると思う。
矢代まさこが奥さんだったのか。
こうやって、『ウィキペディア』等で、作者に関して知らなかったことがわかっることも、大きな楽しみなんだよな。
少年物語の王道をいく作品が多かったことを覚えている。
つまり、清く正しく明朗ってことだ。
山本 まさはるの漫画には楽しませてもらったんだけど、みやはら啓一みたいに、感情を揺り動かされたというような記憶がないんだよなぁ。
巻数まではわからないので、並べるだけで許してもらうことにするよ。
次は<古賀しんさく(新一)の『新吾シリーズ』の9巻『狂犬狩り』の一ページ。>
『古賀 新一(こが・しんいち)』古賀 しんさく名義による作品もある。
1936年~2018年。福岡県出身。
主にホラー漫画を執筆する。代表作は『エコエコアザラク』
タイトルが『狂犬狩り』だったので、犬の足跡みたいなものが描かれているので選んだんだ。
『エコエコアザラク』とは絵がずいぶん違っているよな。
これは、違うかもしれないと、画像を最大限に拡大すると、犬の足跡だと思った黒い模様は、海を表現しているみたいなんだ。
ヤバイ!
気が付くと、朝になってしまっていた。
楽しいと時間が経つのが、速い、速い、速い。
続きは、明日というよりは、今日の午後からにすることにしよう。
これは これは これは 4 に続く。