第30話 これは これは これは 15 石森章太郎『水色のリボン』

文字数 1,574文字


 2023年12月12日(火)
 風呂上がりにリビングへ行き、テレビをつけると『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)で漫画の鑑定をやっていたんだ。
 石森章太郎 単行本第2作『水色のリボン』A5版上製 貸本・カバなし。





 古書店のネットオークションで、熱くなり「60万円」で落札。希望価格「77万」。
 鑑定士・長島昭利の鑑定結果は「35万円」。残念!!!
 キツイよな。
 でも、「60万円」で手に入れた輝かしい瞬間の喜びを味わったんだから、それだけでもいいよな。おまけにテレビに出演して、普通ではなかなか見ることができない世界を体験することも出来たし、面白い感情旅行だったと思うな。

 鑑定士・長島昭利の言葉。
「石ノ森章太郎初期の非常に珍しい本。「サイボーグ009」や「仮面ライダー」など少年もののイメージが強いが、デビュー当時は少女雑誌「少女クラブ」を中心に活躍していた。珍しい理由はP.108とP.109が逆に印刷されている。そのため回収となったので現存する数が極端に少ない。カバーがついていないのでこの値段。カバーがあれば50万円以上」
「ページの108と109が反対に印刷されたので回収。そのため現存している本が少ない。」とのことなんだけど、出品者は気が付いていなかったようだ。

 ネットで『水色のリボン』を検索して、復刻版が出ていたことを知った。
 石ノ森章太郎生誕80周年プレミアムBOX 『水色のリボン』
 復刊ドットコム・わかば書房 、2018年 、112p・190p 、A4変形(BOX)
 限定150部発行 定価5万円(本体) 





古書店で8万円で売っていた。
神田神保町の神田古書センター『夢野書店』 


 でさ、いろいろ検索を続けて、こんなものを見つけてしまった。
 ていうか、ぼくが知らなかっただけなんだけどね。

【石ノ森章太郎デジタル大全】講談社(2014/10/31発売)がヒットした。
 システムはわからないけど、「440円(税込)」で読めるみたいだ。





≪貧乏な家に育ったるみ子を、ある日本当の父親と名乗る人が迎えに来ました。
 育ての父は、事情があって金持ちの娘を預かったのだと話しますが、本当は人さらいがるみ子をこの家に隠したのでした。
 ニセの父親のきつい仕打ちから逃げ出す途中、崖から落ちたところをある家の使用人に助けられますが……。
 わかば書房発行の単行本版と、「少女クラブ」誌連載版の両方を収録!≫
 ファンや研究者にとっては、ありがたい時代になったな。

 安くていいなと思って、さらに検索していくと、
『プレイコミック』特集なんかもあったゾ~。

 石森章太郎読切劇場 (石ノ森章太郎デジタル大全) Kindle版





 『プレイコミック』で1969年~70年に連載された短編の数々。
 部屋に突如現われた女性との性的妄想を描いた『海の部屋』、思春期の性的トラウマを癒すSF『だまし絵』、トキワ荘時代の自伝を思わせる衝撃作『鋏』、シュールなギャグ『JAM SAUSAGE』や、石ノ森の才能が溢れるホラー短編『怪談雪女郎』『カラーン・コローン』『遠い日の紅』、『旅鴉』『灯台』『歯車』『衛』の11編。
 記憶に残る秀作が勢揃い。
 本の長さ 314ページ

<この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。>

 もうこうなると「本」ではないよな。
 新しい名称が必要だ。

「ちょっと、●●の本を貸して」
 じゃなくて、
「ちょっと、●●の本のデーターを貸して」
 になるもんな。

 あれっ?
 電子図書って、貸したりできるのかな?

 わからないけど、便利になっているみたいだから使ってみたいな。


 これは これは これは 16 に続く。

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