真琴4〈7月25日(日)①〉

文字数 277文字

 真琴四、七月二十五日(日)


  一

 これは一種の詐欺ではないのか、と思う。
 保健室の一件以来、それまで以上に避けていたが、ある日奇妙な一言がその人の口から発せられた。
「七月二十六日、花火に行く。お前も来い」
てやんでぃ。冗談じゃない。何でよりによってこんな怖い兄ちゃんと花火に行かなきゃなんねぇってんでぃ。暗闇に乗じて殺られっちまう。
「十八時五十分、○○神社前だ。いいか?」
てやんでぃ。冗談じゃない。そこでついでに供養もしようってのか? 行くもんかってんでぃ。
「お前と同じクラスの水島ってやつも来るんだが」
てやん・・・・・・。


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登場人物紹介

草進真琴(そうしんまこと)

高一女子。モットーは「私はただの高校生。それ以上でもそれ以下でもない」

6月10日生まれ、A型。


作画、いく。

火州飛鳥(ひしゅうあすか)

女嫌いの高三。美形。

9月2日生まれ、B型。


作画、いく。

鈴汝雅(すずなみやび)

男嫌いの高二。美人。

3月3日生まれ、O型。


作画、いく。

水島聖(みずしまひじり)

病んだ高一。思い込みが激しい。

6月27日生まれ、A型。


作画、いく。

鮫島勤(さめじまつとむ)

高三。飛鳥の友人。

2月2日生まれ、AB型。


作画、いく。

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