第188話 露出度

文字数 1,283文字

 ゴルフのレッスンに行き、目を疑った。あちら側の『100を切るコース』の、女性が…‥若くはない、50代後半くらいの女性が、パープルのタイツ? レギンス? 
 上は白の半袖のTシャツ。生地は薄そう。長さは……お尻は隠れない。それが……ズボン穿いてくるの忘れた? と思ってしまった。下半身そのままに出るタイツかレギンス、色はパープル。真後ろは男性……目の保養になるか、目が腐るか?
 ゴルフの腕はいいのだろう。ラウンドではどんな格好で?

 女子プロゴルフ、人気です。きれいでスタイルもいい。名前も今風。華がある。
 ミニスカートでボールを拾う。なぜそんなミニでやるの? メーカーの要望? 
 
 でも、ゴルフ用のミニスカートにはインナーがついている。中に短パンを穿き、その上にスカートを着ているので、下着が見える心配はない。

 そういえば、ずいぶん前に流行ったボーリングも、女子プロボウラーはほとんどがミニスカートで人気があった。

 最近、知ったのは超ミニスカートで弾く中国人女性ピアニスト、ユジャ・ワン。
 ピアノの腕はすごい。超ミニスカートでのお辞儀が見事。スカートはそれほど上がっていないのでは?
 もうひとり、グルジアの女性ピアニスト、カーシャ・ブニアティシヴィリ。こちらは胸元がギリギリまで下げられているドレス。ボリュームのある谷間が丸見え。

 いつのまにこうなっていたのか? 最近YouTubeを観るようになりびっくりした。ピアノ演奏を検索すれば、出てくる回数も多いふたり。 

 あとは女性のピアノ系YouTuber。コスプレに過度の露出。これが、再生回数が多いのだ。

✳︎✳︎ 

お客さんはほとんど男性だそうです。若者からお年寄りまで、とにかく男性。そしてその多くが演奏中は快眠されていたそうですが、彼女が新しいドレスで出てくると(数回の衣装替えがあるのだそう!)、一気に目が覚めて割れんばかりの拍手で迎える。演奏自体はいたってまじめなもので、プログラムだってかなりのボリュームと難易度を要求するもの。しかしお客さんの多くは、彼女がガンガンとハンマークラビアを弾いている間はぐっすりと眠り、衣装替えの時に盛り上がる。

彼女に対抗するように出てきたグルジアの女性ピアニスト、カーシャ・ブニアティシヴィリ。こちらは脚ではなく、胸部を強調。くねくねは一切ないユジャワンと比べて、こちらは更に胸部を強調したくねくね付き。技術的なことだけに注目すれば、ユジャワンには全く及ばないと私は思うのですが、こちらもアメリカでは大人気。つくづく単純でわかりやすいアメリカ人。

音楽家。ミュージシャン。

何で魅せる?

もちろん耳で勝負、音そして音楽で魅せるべき!と思うのですが、やっぱり視覚的な効果もあるにこしたことはないのでしょうか?

視覚的効果を加えてスターダムを駆け上がるのも一つの手だとは思いますが、年齢を重ねて見せられる物がなくなったらどうするんだろうか。


https://ameblo.jp/rbsct/entry-12362957046.htmlより引用しました。

 音楽は芸術。コンサートはビジネス。
 
 
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