第161話 ゴルフのあとの衝撃

文字数 1,362文字

 その日はゴルフ場にいた。丘陵コース。気温31度。10時過ぎのスタート。作ったばかりのサングラスをかける。遮光してくれる。誤魔化される。カンカン照りなのに薄曇り。気持ちは暑くない。風も気持ち良い。おまけにいつもはダメなスタートなのに……良かったのだ。(いつもは1ホール目は倍以上叩く)
 1日前のレッスンでは大きく崩れた。悪い癖が突如出てきてシャンクシャンク。こうなると自分で矯正できない。終いに打つのが怖くなる。だから今回のラウンドも「あーあ」となると思ったのだ。誰かが、練習は嘘をつかない、と言ったそうだが、私のゴルフはその日の運。一晩寝れば変わるのだ。

 レッスン始めて、早や2年。いい加減、まともなプレイをしてみたい。行くのが楽しくなりたい。後続のギャラリーに、「見て見て、私のドライバー」と心の中で言ってみたいが……最後の組であることを祈る。
 それが……数ホールはよかったのだ。スコアは……置いといて、部分部分、ドライバー、ウッド、ウッドでグリーン近くまで。飛距離はないがランが出た。転がり跳ねた。だからラウンドは面白い。

 前半は気分良く終了。いつもの5分の1くらいしか歩いてない。走ってない。後ろがしばらくいなかった。だから気が楽……ところが追いつかれた。レギュラーティーより後ろから打つ爺さん3人組。このコースには年金超えと言われるホールがあるが、(超えられるうちは年金をもらってはいけない)軽く超えた爺さんたち。何十年やっているのだろう?
 待たせてごめんなさい。でも、上から見えたでしょ? 下手なばあさんがロングパット入れたとこ、ただの1度きりだけど。

 昼は牛丼、動いたあとのご飯はおいしい。いつもは平らげるのに全部食べられなかった。今、少しダイエットしている。ゴルフウエアがキツくなってきた。サイズを上げたくないから、夕飯を減らしていたのだ。効果があったみたい。ポロシャツの腹部はいくらかマシになったし、胃が小さくなったかも。ダイエットがうまくいっていると嬉しい。

 午後は……暑くてばてた。お茶ばかり飲み、体中に氷嚢攻め。暑さで体力を消耗する。後続組はいなかった。爺さんたちは食堂にもいなかった。年齢、体力を考慮してハーフで帰ったか? まさか、早朝スループレイの後、追加だったり? 
 
 どんどんスコアが酷くなる。パターも行ったり来たり。いやになる。前半良かったから、もうどうでもよくなる……
 夫が、猫背になってる、と指摘してくれた。知らず知らず狂っていくフォーム。
 直したらなんと……飛んだ飛んだ。疲れていたが嬉しくて、気を取り直して頑張った。終わりよければすべてよし。

 打ち終わり、携帯を見たらニュースが。ラウンド途中の山稜コースは電波が届いていなかった。選挙の前々日に起きた事件。
 一昨年コロナ禍での批判は凄まじかった。Yahooのコメントには夫妻に対する怒りの声が。そんなコメントに感化され、私も怒り心頭。

 88話に投稿していた。

『豪快な美容師さんは、私が安倍政権に怒りまくったときに言った。
「いいじゃん、殺されないだけ、マシ」
「!」
 確かに、よその国のように殺されたりはしないが……?』

 まさか安倍さんが殺されるとは……
 
 投稿する場合、政治、宗教、皇室のことはやめたほうがいいと、読んだことがある。


 










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