第11話 登場人物

文字数 713文字

 登場人物の名前、安易に決めすぎていないか? でも考えると時間かかるし、面倒くさい。だからってバレバレかな? でも全部じゃないです。

 治、靖、(あや)、春樹、康二、辰雄、賢治、島崎、三島……

 美登利は『たけくらべ』の美登利。

 ロカさん……でわかる人いるかな? 尊敬します。 
 
 働いてる施設に入居しているSさん、脳梗塞を起こし車椅子生活になったが、言葉に不自由はない。鬱とは違うのだろうがネガティブだ。何を聞いても反応がない。食べたいものはない。やりたいことはない。
「どうでもいいよ。お迎え待ってるの!」

 某大学芸術学部の脚本家コースを出ているそうだ。
「今、三国志のドラマ観てるの。誰だっけ? ほら、劉備と、張飛と……?」
「関羽だろ」
 文学と映画には詳しい。

 ロカさんはこの方をモデルにした。了解していただいた。
「どうでもいいよ」
と。Sさんの話したこと、つぶやいたこと、雰囲気も……

「ああ、おなかすいちゃった」
「俗っぽいな」

 徳冨蘆花(ろか)のことも知っていた。
 徳冨蘆花です。不如帰(ホトトギス)の。伊香保温泉に行ったときに資料館に行きました。それまでは知らなかった。

 話を聞くとSさんは中学、高校とも私の先輩だった。近くに住んでいたのだ。
 土手でよく遊んだな……あそこのお寺、なんだっけ?

 あそこの釣具屋の娘……
 中学校では……私は釣具屋の娘さんと同窓。小学校では同じクラスだった。土手でリレーの練習をした。かわいい人だった。
 引退したあと、釣具屋に寄った時に彼女に会った。覚えていてくれて少し話した。その後、彼女は役者に……亡くなって10年が過ぎた。

 中学は北野さんの母校でもある。なんとSさんは同学年だそうだ。
 
 

 

 



 
 
 
 
 
 
 



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