第７２話　コメントのやり取り

　眠れない夜に携帯を開く。いけないとわかっていても開いて眺めてしまう。ランキングページをめくる。眠気がやってきてミスタッチ。開かれた作品を見る。開いたからには少し読む。それが、ますます眠れない夜になってしまうときがある。
　
　トツトツとした語り。エッセイなのか？　詩のような……語り手は、ばあさんのときも息子のときも。１話が短いのに、なんとも魅力的。活動報告はない。ファンレターも拒否ですか？
　
　ファンレター拒否の方は以前にいた。男性で活動報告は長いものを定期的に載せていて、それがとても面白かった。コメントしたら返事をくださった。何気なく私の作品を読んでくださって、
『○○さんの(登場人物)の過去を書いてみたら？ 』
と勧めてくださった。恥ずかしいような嬉しいような……
　何度かのやりとりは楽しかった。その方の作品から、その地名、近いです、と言ったら、
　個人情報はだめですよ、とアドバイスを。

　異性とのやりとりはワクワクする。歳をとっても。夫がいても携帯見てばかり、そのうち、何か言われるな……
　うるさがられないように。深入りしないように(?)

　ときどき、ルール無視を指摘したくなってしまう。面白いのに、何話も読んでも気になるのよ……