第169話 末永くファンでいます

文字数 981文字

 自動しおりにはかなりの数の作品がある。ざっと800作品。読んですぐにやめたものもあるが。間違えて自分の作品を開いてしまったものも残してある。
 数十万字の作品もあるから、この1年半でかなり読んでいる。
 でも、記憶にないものも多い。思い出せないものも。NOVEL DAYSに来て最初の頃は、すぐに星を付けていた。それさえ思い出せない。

 鮮明に覚えているものもある。何度も読み返した。NOVEI DAYSに来てよかったな、と思うのはAさんの作品に出会えたこと。

 前回の『写真で一篇』のコンテストにAさんが投稿した。作者お気に入りにしてあるので夜メールが来た。4回読んだ。
 今回の作品はハッピーエンド。
 Aさんの小説に出てくる女性の描写、話す口調が好き。
 Aさんの作品を理解するのは私だけ……なんて思っていたら、ほどなく星がついていた。それも私より前に。そのあとにも。
 嬉しいような……自分だけのものにしておきたいような。

 前々回の『三題噺』では、Aさんは、私の1番好きな作品を改稿していたが、星はつかなかった。あんな傑作をわからないなんて……

 どこに住んでいるどんな方かもわからないが、見守っているつもりになっている。でも、こんな年寄りに執着されたら怖いだろうな。

 もうひとり、しゃべログのファンになった方が投稿していた。その方のしゃべログは、それはもう面白くて、乱暴だけど読むのが楽しみだった。でも、しゃべログが……たどり着けない。携帯がバージョンアップされたら画面から消えた。(歳だから付いていけない。一生懸命付いていこうとはしてるが)

 その方が投稿した。久々に見たペンネームは嬉しかった。内容は……テンポがいい。一気に読ませる。すごいな。星が付いた。ファンレター拒否していなければ貰えてたかも。

 贔屓の作者さんが評価されると嬉しい。
 好きな無名(?)だった作者さんが、だんだん認められて、有名(?)になりファンレターをもらうようになる。星もたくさんついていく。
 それも敬遠されていた長編だと、なお嬉しい。

 嬉しいような寂しいような。
 私はファンレターは出さないけれど、末長くファンでいます。

 NOVEL DAYSに来て1番最初にお気に入りにした作品、作者。Hさんのその作品は今では削除されてしまっている。もうひとつの作品は続編を待っている。ずっと待っています。



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