第10話 ノンフィクション

文字数 594文字

 1月に2作品を投稿した。もう、頭の中はがらんどう。もう、何も浮かんでこない。あとは読んでいただくのを待つだけ。たったひとりでいい。全話読んでいただけたら本望。
 そして、本懐を遂げた。20万字の長編を最終話まで読んでくださる方が……なぜか、最終話が1、5倍も多いが。

 《エッセイ賞》のコンテスト……自分には無縁だ。ノンフィクションは無縁だ。しかし……
 材料はある。日頃感じていることがいくつも。ためしに書き始めた。介護の作品は結構ある。問題は山積みだ。自分の家族には話すが、人目に触れたら……人物を特定されたら……まさか、読まれはすまい。関係者には。
 仮名にするがもし読まれたら、おとがめが?
 名前は考えた。木の名前。これは気に入った。私の登場人物の名前の付け方は実に安易。今までの作品の人物の名前も……気がつかれているだろうか? 治、文、靖、辰雄、賢治……

 ネットで検索。あいうえお順の木の名から抜き出す。イチイさん、コデマリさん、ネコヤナギさん……入居者とスタッフの性別を変える。家族を変える。娘を息子に
 けっして面白おかしく書いたわけではない。真剣に向き合っているつもりだ。
 しかし、ジャンルを健康・医療にしたら読まれない。読まれないのにランキングは上位だ。競争相手が少ない……全部で75作品しかない。浅はかなことを考えた。読んでくれない。読まれない日が続く。ジャンルを変えよう。

 
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み