第9話 スープ、ケーキ等

文字数 990文字

 『義母』の得意な鶏のスープ。ポトフの牛肉を鷄手羽先に変えた。私も犬が生きている時にはよく作った。手羽先をハサミで切って与えると喜んで食べていた。しかし便が固くなる。続けるとコロコロに。
 今では鶏モモ肉2枚に、野菜は玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、カブを皮付きのまま丸ごと。キャベツはくし切り。味付けはコンソメと塩胡椒。ハサミで切って器に入れて粒マスタードをたっぷり。
 これは絶品だ。特に翌日と翌々日は。
 ダイエットしなきゃ……と思うと夜はこの具沢山スープとサラダ。サラダは昆布茶と酢、少量のオリーブオイル、塩胡椒で味をつける。市販のドレッシングはあまり使わない。イタリアンの料理本のサラダはビネガーとオリーブオイルに塩胡椒を適量、と。分量は書いてない。なんとかなる。おいしいです。

『おまえは冷蔵庫にあるもので料理をした。ろくなものはない。ラーメンくらいしか作らないのだから。玉ねぎを刻み長い時間炒めていた。炒めながらオレに米をとがせた。とぎ方を教えた。オレが炊いたご飯があんなにうまいなんて。硬くなったパンと、古い粉チーズで作ったオニオンスープ。オムレツに、キャベツとにんじんだけのサラダ。ドレッシングなんて買ってない。おまえは魔法のように味付けをした。古い昆布茶と酢と、健康のために飲んでるオリーブオイルで』


 ウィークエンドシトロン。ケーキとカフェの専門学校に通っていた女性にいただいた。フランスの伝統菓子で、たっぷりのレモンアイシングでコーティングされたバターケーキ。
 ケーキ作り歴40年以上だが、初めて聞く名前だった。気に入るとすぐに作る。
 大切な人と一緒に過ごす週末に食べるお菓子……流行るかも。

 コロナ禍で免疫力つけなきゃ……と、らっきょう漬けに、ニンニク漬け。保存瓶をやたら買って漬けた。手作りらっきょうのおいしいこと。塩、甘酢、醤油の3種類。鳥取砂丘のらっきょうを取り寄せ10キロ。今年は20キロ。

 酒は外食の時、梅酒ソーダを1杯だけ。夫が缶の小さな梅酒を時々買ってきてくれる。去年は梅の時期に梅酒を作ってしまった。飲まないのに。半年して味見したら……缶とは比べものにならないくらい芳醇。それからは毎日飲むように。ほんの少しだけれど。凝りました。イチゴ酒、ビワ酒、プラム、リンゴ、キュゥイ、杏。次から次に。友達にもわける。おいしかった、と何度も言われ、またお裾分け。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み