第185話 温暖化のあとには
文字数 2,553文字
✳︎猛暑日
暑い日が続く。
ウォーキングもできない。
先日の朝、目が覚め携帯を見たら外気温は28度。しばらく歩いていないので、よし、っと思いすぐに実行した。
いつもの川沿いのコース、爽快だったのは途中まで。正面から太陽が照らす。空腹だ。最近は、夕食の時間が早いので、12時間食べていない。
あ、やばい。貧血かも……。1時間コースのちょうど半分。
自販機を見つけ飲料を買い飲む。こういうとき、公園は遠い。なんとかたどり着き、ベンチはないので、木の下にべたりと座った。
夫は早朝のバイト。
少し休み歩いた。
家々の外壁が白くて眩しい。
また公園で休み、4回木の根っこにしゃがみ、ようやく戻れた。
もう行かない。
孫たちも夏休み、外には出られない。
夕方、6時過ぎにようやく公園に連れていくという。日中はひたすら家の中だ。
暴れる。戸建てだからいいが、集合住宅なら苦情がくる。
このままいくと気温はどこまで上昇してしまうのだろうか?
現状でも熱中症患者が増えているが、将来的にはどうなってしまうのだろうか?
孫たちが生きているかもしれない100年後は?
✳︎最高気温
平均気温の上昇については、今世紀末の予測として1.5℃~4.8℃上昇と国連筋が発表しているが、最高気温については触れていない。
私たちの子孫が生きていくためには、最高気温がどうなるのかが問題なのではないか?
様々な論文や地球十億年史から推測される最高気温は、
2億5千年前のペルム紀(生物絶滅) 65℃
1億年前の白亜紀(恐竜の時代) 60℃
260万年前に現在の氷河時代(北極と南極に氷がある時代)に入ってからは、12万年前のエーミアン間氷期で55℃
6千年前の縄文時代 50℃。
ホモサピエンス(人類)が出現したのは20万年前。したがって、最高でも55℃で、人類は生き延びることができた。
https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/088d0b8c80d30a4a8a5d55ef2743afd6.html
もはや、突拍子もない温度ではないのかも?
今年の7月には、スペインで44.5度。
ギリシャで45.7度。
中国で52.2度。
そしてアメリカ、デスバレー(死の谷と名付けられた)で最高気温54℃を出している。
(1913年7月10日には56.7℃という世界気象機関(WMO)が認定する「世界最高気温」が記録されている)
✳︎氷河期が来る
以前『デイ・アフター・トゥモロー』という映画を観た。(2004年製作)
地球温暖化により、南極大陸の棚氷 が融け始めた。
棚氷の調査中にその光景を見た気象学者は、それが将来的に氷河期を引き起こす可能性を考え、危機を訴えたが、実感のなさから、相手にされなかった。
しかし、その数日後から世界各地で異常気象が頻発し始めた。
東京ではハンドボールサイズの巨大な雹 が降り注ぎ、ロサンゼルスは巨大な竜巻によって壊滅し、イギリスではスーパー・フリーズ現象によってオイルが凍結してイギリス軍のヘリコプターが墜落した。
ニューヨークには豪雨と巨大な高潮が押し寄せた。
そして、将来的に起こるはずだった氷河期が現代に到来するのであった……
映画を見てから、温暖化、異常気象の後には氷河期が……と脳に刷り込まれていた。(なぜかは理解できなかったが)
異常気象は年々現実のものになってきている。
線状降水帯、森林火災、雹も降る。
が……氷河期は?
この映画の興行収入は全世界では5億4,400万ドルに達した。
映画制作に伴って排出したと考えられる二酸化炭素を吸収させるために、植林を行う資金として20万ドルを拠出した。
二酸化炭素……嫌われもの。
しかし、人類が二酸化炭素を増加させてこなかったら?
氷河期に突入していたのかもしれない?
✳︎ 熱塩循環(おもに中深層、数百メートル以深で起こる地球規模の海洋循環)
氷が解ける。解ける。(氷は溶けるとは書かない)
氷床融解や、気温の上昇に伴う海水の膨張により、この100年の間に海面が19センチ上昇した。
(海が温暖化によって暖められることで体積が膨れ上がる。水は熱せられると膨らむ特性があり、海水温が上がることで、海洋内部が膨らんで水位が上がり、海面上昇につながる。 例えば水深500mで2℃上がると水位が25cm上昇する)
さらに、現在は、1990年代のころと比較して6倍のスピードで、氷床の融解が進んでいるという。
このペースで氷が解け続ければ、海水面は劇的に上昇し、今世紀末までに1メートル程度上がるのではないか、と推測されている。
ちなみに、海水準が1メートル上がると、東京では江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域で、海水の侵入などの影響が起こる。
また、大阪でも、北西部から堺市までの海岸線のほぼ全域が水没するということで、私たちの生活にも大きな変化がもたらされると考えられる。
https://data.wingarc.com/global-warming-and-ice-29112/amp
氷山が解ける映像を観ると、氷河期が来る! と思ってしまう。
2004年公開の映画『デイ・アフター・トゥモロー』では、熱塩循環がほぼ一晩で止まり、ヨーロッパと北米が氷河期と化した。
人々は街中で凍え死に、ヘリコプターは墜落、巨大な津波がニューヨークを飲み込んだ。
もちろん、映画の中で起こった現象は科学的に正確ではなく、大げさに描かれているが、大西洋の循環が止まるという考えは、まったくありえないわけでもない。
だが当分の間は、まず起こらないだろう。
が、氷床が解けて大量の真水が海水に混ざると……
熱塩循環が弱まり、北半球ではより極端な気候となる可能性がある。
https://www.businessinsider.jp/post-199692
氷山は海水が凍っていると思っていたけど、真水なのですね。元々は雪が圧縮されたもの。
流氷は海面が凍ったもの。凍ったり解けたりを繰り返し、徐々に凍るため、氷の内部は純度の高い水となっています。
だからウィスキーの中に入れることができるのです。
(氷山、氷河、流氷、ややこしい)
暑い日が続く。
ウォーキングもできない。
先日の朝、目が覚め携帯を見たら外気温は28度。しばらく歩いていないので、よし、っと思いすぐに実行した。
いつもの川沿いのコース、爽快だったのは途中まで。正面から太陽が照らす。空腹だ。最近は、夕食の時間が早いので、12時間食べていない。
あ、やばい。貧血かも……。1時間コースのちょうど半分。
自販機を見つけ飲料を買い飲む。こういうとき、公園は遠い。なんとかたどり着き、ベンチはないので、木の下にべたりと座った。
夫は早朝のバイト。
少し休み歩いた。
家々の外壁が白くて眩しい。
また公園で休み、4回木の根っこにしゃがみ、ようやく戻れた。
もう行かない。
孫たちも夏休み、外には出られない。
夕方、6時過ぎにようやく公園に連れていくという。日中はひたすら家の中だ。
暴れる。戸建てだからいいが、集合住宅なら苦情がくる。
このままいくと気温はどこまで上昇してしまうのだろうか?
現状でも熱中症患者が増えているが、将来的にはどうなってしまうのだろうか?
孫たちが生きているかもしれない100年後は?
✳︎最高気温
平均気温の上昇については、今世紀末の予測として1.5℃~4.8℃上昇と国連筋が発表しているが、最高気温については触れていない。
私たちの子孫が生きていくためには、最高気温がどうなるのかが問題なのではないか?
様々な論文や地球十億年史から推測される最高気温は、
2億5千年前のペルム紀(生物絶滅) 65℃
1億年前の白亜紀(恐竜の時代) 60℃
260万年前に現在の氷河時代(北極と南極に氷がある時代)に入ってからは、12万年前のエーミアン間氷期で55℃
6千年前の縄文時代 50℃。
ホモサピエンス(人類)が出現したのは20万年前。したがって、最高でも55℃で、人類は生き延びることができた。
https://novel.daysneo.com/sp/works/episode/088d0b8c80d30a4a8a5d55ef2743afd6.html
もはや、突拍子もない温度ではないのかも?
今年の7月には、スペインで44.5度。
ギリシャで45.7度。
中国で52.2度。
そしてアメリカ、デスバレー(死の谷と名付けられた)で最高気温54℃を出している。
(1913年7月10日には56.7℃という世界気象機関(WMO)が認定する「世界最高気温」が記録されている)
✳︎氷河期が来る
以前『デイ・アフター・トゥモロー』という映画を観た。(2004年製作)
地球温暖化により、南極大陸の
棚氷の調査中にその光景を見た気象学者は、それが将来的に氷河期を引き起こす可能性を考え、危機を訴えたが、実感のなさから、相手にされなかった。
しかし、その数日後から世界各地で異常気象が頻発し始めた。
東京ではハンドボールサイズの巨大な
ニューヨークには豪雨と巨大な高潮が押し寄せた。
そして、将来的に起こるはずだった氷河期が現代に到来するのであった……
映画を見てから、温暖化、異常気象の後には氷河期が……と脳に刷り込まれていた。(なぜかは理解できなかったが)
異常気象は年々現実のものになってきている。
線状降水帯、森林火災、雹も降る。
が……氷河期は?
この映画の興行収入は全世界では5億4,400万ドルに達した。
映画制作に伴って排出したと考えられる二酸化炭素を吸収させるために、植林を行う資金として20万ドルを拠出した。
二酸化炭素……嫌われもの。
しかし、人類が二酸化炭素を増加させてこなかったら?
氷河期に突入していたのかもしれない?
✳︎ 熱塩循環(おもに中深層、数百メートル以深で起こる地球規模の海洋循環)
氷が解ける。解ける。(氷は溶けるとは書かない)
氷床融解や、気温の上昇に伴う海水の膨張により、この100年の間に海面が19センチ上昇した。
(海が温暖化によって暖められることで体積が膨れ上がる。水は熱せられると膨らむ特性があり、海水温が上がることで、海洋内部が膨らんで水位が上がり、海面上昇につながる。 例えば水深500mで2℃上がると水位が25cm上昇する)
さらに、現在は、1990年代のころと比較して6倍のスピードで、氷床の融解が進んでいるという。
このペースで氷が解け続ければ、海水面は劇的に上昇し、今世紀末までに1メートル程度上がるのではないか、と推測されている。
ちなみに、海水準が1メートル上がると、東京では江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域で、海水の侵入などの影響が起こる。
また、大阪でも、北西部から堺市までの海岸線のほぼ全域が水没するということで、私たちの生活にも大きな変化がもたらされると考えられる。
https://data.wingarc.com/global-warming-and-ice-29112/amp
氷山が解ける映像を観ると、氷河期が来る! と思ってしまう。
2004年公開の映画『デイ・アフター・トゥモロー』では、熱塩循環がほぼ一晩で止まり、ヨーロッパと北米が氷河期と化した。
人々は街中で凍え死に、ヘリコプターは墜落、巨大な津波がニューヨークを飲み込んだ。
もちろん、映画の中で起こった現象は科学的に正確ではなく、大げさに描かれているが、大西洋の循環が止まるという考えは、まったくありえないわけでもない。
だが当分の間は、まず起こらないだろう。
が、氷床が解けて大量の真水が海水に混ざると……
熱塩循環が弱まり、北半球ではより極端な気候となる可能性がある。
https://www.businessinsider.jp/post-199692
氷山は海水が凍っていると思っていたけど、真水なのですね。元々は雪が圧縮されたもの。
流氷は海面が凍ったもの。凍ったり解けたりを繰り返し、徐々に凍るため、氷の内部は純度の高い水となっています。
だからウィスキーの中に入れることができるのです。
(氷山、氷河、流氷、ややこしい)
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