第76話 短くても
文字数 1,194文字
1862年に『レ・ミゼラブル』を出版したヴィクトル・ユーゴーは、疲れを癒やすためか海外旅行へと旅立ちます。しかし一流の小説家といえども本の売れ行きは気になるもの。海外から出版社に宛てて彼は手紙を送るのでした。
出版社に届いた手紙を開いてみると、便箋の真ん中に
「?」
とだけ書かれていました。ユーゴーの伝えたかったことを瞬時に読み取った出版社は、同じく便箋の真ん中に
「!」
とだけ書いて返信をしたのです。
たった一文字の中に、「本の売れ行きはどうだい?」「順調に売れています!」といった会話がなされていたのです。(ネタになる面白い雑学より抜粋)
**
NOVEL DAYSでは、何文字から、という規定がありませんね。1文字からでもいいのでしょうか?
『小説家になろう』
種別:『短編』、『連載』
本文:『200 ~ 70,000文字以内』
『カクヨム』
種別:『なし』
(ただし検索設定によると、短編~2万文字、中編2万文字~8万文字、長編8万文字~)
本文:『1~ 不明』
『アルファポリス』
種別:『ショートショート』、『短編』、『長編』
本文:『1~ 100,000文字以内』
『小説家になろう』では、本文が1文字だと『200文字以上必要』であるため、「文字数(空白・改行含まない):1字 文字数が足りません」……と警告が表示されるそうです。
**
衝撃の三文字小説『オレオ』がカクヨムに投稿されたのは、2016年3月6日でした。その後間もなくして、にわかに脚光を浴びるようになり、2016年3月12日時点では、カクヨムのSFランキング3位、2016年3月15日時点では、同2位に浮上しています。
最低文字数制限が一文字以上というカクヨム仕様の欠陥を突かれて、本文に「オレオ」とだけ書かれた小説がついにランキング一位になってしまったようです。
つまり、『本文が3文字』でも……『短編小説』なのです。
(衝撃の3文字小説オレオの謎、を参考にさせていただきました)
NOVEL DAYSは1文字でも保存できる。さすがに投稿する勇気はない。0文字では保存できない。無文字の小説は無理か……
ジョン・ケージの『4分33秒』という曲がある。
1952年に作曲した曲で、ケージの作品の中で最も知られており、音楽に対するケージの思想が最も簡潔に表現された作品でもある。
楽譜では4分33秒という演奏時間が決められているが、演奏者が出す音響の指示がない。そのため演奏者は音を出さず、聴衆はその場に起きる音を聴くことになる。演奏者がコントロールをして生み出す音はないが、演奏場所の内外で偶然に起きる音、聴衆自身が立てる音などの意図しない音は存在する。沈黙とは無音ではなくて「意図しない音が起きている状態」であり、楽音と非楽音には違いがないというケージの主張が表れている。
聴いたことはないが……演奏(?)のあと、拍手するのかしら?
出版社に届いた手紙を開いてみると、便箋の真ん中に
「?」
とだけ書かれていました。ユーゴーの伝えたかったことを瞬時に読み取った出版社は、同じく便箋の真ん中に
「!」
とだけ書いて返信をしたのです。
たった一文字の中に、「本の売れ行きはどうだい?」「順調に売れています!」といった会話がなされていたのです。(ネタになる面白い雑学より抜粋)
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NOVEL DAYSでは、何文字から、という規定がありませんね。1文字からでもいいのでしょうか?
『小説家になろう』
種別:『短編』、『連載』
本文:『200 ~ 70,000文字以内』
『カクヨム』
種別:『なし』
(ただし検索設定によると、短編~2万文字、中編2万文字~8万文字、長編8万文字~)
本文:『1~ 不明』
『アルファポリス』
種別:『ショートショート』、『短編』、『長編』
本文:『1~ 100,000文字以内』
『小説家になろう』では、本文が1文字だと『200文字以上必要』であるため、「文字数(空白・改行含まない):1字 文字数が足りません」……と警告が表示されるそうです。
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衝撃の三文字小説『オレオ』がカクヨムに投稿されたのは、2016年3月6日でした。その後間もなくして、にわかに脚光を浴びるようになり、2016年3月12日時点では、カクヨムのSFランキング3位、2016年3月15日時点では、同2位に浮上しています。
最低文字数制限が一文字以上というカクヨム仕様の欠陥を突かれて、本文に「オレオ」とだけ書かれた小説がついにランキング一位になってしまったようです。
つまり、『本文が3文字』でも……『短編小説』なのです。
(衝撃の3文字小説オレオの謎、を参考にさせていただきました)
NOVEL DAYSは1文字でも保存できる。さすがに投稿する勇気はない。0文字では保存できない。無文字の小説は無理か……
ジョン・ケージの『4分33秒』という曲がある。
1952年に作曲した曲で、ケージの作品の中で最も知られており、音楽に対するケージの思想が最も簡潔に表現された作品でもある。
楽譜では4分33秒という演奏時間が決められているが、演奏者が出す音響の指示がない。そのため演奏者は音を出さず、聴衆はその場に起きる音を聴くことになる。演奏者がコントロールをして生み出す音はないが、演奏場所の内外で偶然に起きる音、聴衆自身が立てる音などの意図しない音は存在する。沈黙とは無音ではなくて「意図しない音が起きている状態」であり、楽音と非楽音には違いがないというケージの主張が表れている。
聴いたことはないが……演奏(?)のあと、拍手するのかしら?
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