第365話 なぜ世界史はつまらないのか?

文字数 824文字

2024年3月29日 春期講習 世界史 1日目   文責:長谷川

Q:なぜ世界史はつまらないのか?
A:①“暗記”だから

~切り口を変えてみよう~

例えば、中国史は歴代王朝の名称を順序通りに暗記する必要がある。
それは、もし、もし、かめよ♪ 等のリズムとメロディーで可能だ。
でもそれではあまりにもツマラナイ!
そこで、今日は切り口を変えてみよう!

中国は19世紀まで王朝こそ変われど、ずっと “専制国家”であり続けた。
よって、皇帝個人の人間性により、その国家の命運は左右されてきたといえる。

名君がずっと続けば何も言う事はない(専制国家で良ければの話だが・・・)
でも無論そうではなかった。

暴君、暗君が出ることで、その王朝が短命に終わった例も多々ある。
どんなボンクラの皇帝が出ようが
国家がその命数を永らえるために、何をどうすれば良いか?
それを歴代の中国王朝は模索してきたともいえる。

そこで今日は、
あなたが創始者だとして、千年でも万年でも続く専制国家を自由にデザインしてみよう!

国家を運営するわけだから当然“お金”つまり税がいる。どれくらい、どうやって集めるか?
人材の確保は?
国防は?
皇帝の暴走を止める仕組みは?
私(長谷川)は都度ヒントを出します。

時間は20~30分

その後、中国歴代王朝がどのように国家運営の仕組み整備してきたか?解説します。
では、頑張って考えよう!
以上は、私が勤め先で春期講習の70分×3回の授業で使用するつもりだった第1回目の授業案だ。

「なぜ世界史がつまらないのか」

を考えることで、逆に世界史の面白さを伝えようというコンセプトのもと作成した。対象は高校三年生。ある程度世界史の授業を受けてきたことが前提だ。

この後、エクセルで作ったん歴代王朝とその制度を表にしたものを生徒に提示する。自分では無い知恵を絞って作ったつもりなのだが・・・。

ここ数週間、こんなことを考えて来たという事で興味がおありの方はご覧ください。ちなみに著作権は放棄しておりません。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み