第214話 ゴウマン

文字数 1,044文字

クレイジーケンバンド(横山剣)の名曲『タイガー&ドラゴン』に次のくだりがある。

「俺の俺の、俺の話を聞けー
2分だけでもいい~
お前だけに本当の事を話すから♪」

凄くいい。好きだ。共感する。
言い換えると私にも言いたいこと、伝えたいことが山ほどある!
一体何から切り出したらいいのかわからないが・・・

There are many things that I would
Like to say to you
But I don't know how
(Oasis Wonderwallより)

現在、愛読しているJazzを題材にした漫画『Blue Giant2巻』(石塚真一先生)にも次のようなシーンがある。

由井(主人公・宮本大のサックスの師匠)
世界一のjazzプレイヤーになりたいという大に対して
「~や、だから・・・世界一とか、なんでお前が言えんのよ?」

大「オレ・・・湧いてくるんです。」

由井「湧く?何が・・・?」

大「音にしたい気持ちとか感情とか・・・どんどん。
出したい音なら、いくらでも湧いてくるんですよ。」

由井「つまり・・・お前の感情をみんなに聴いてほしいと・・・」

大「・・・まあ、できればみんなに(照れ)・・・」

由井「お前は・・・なんてゴウマンな奴なんだ・・・」

大「やや・・・・僕は・・・・」
由井「バカヤロー」

この由井のもとで修業を積んで大は仙台から東京へ、ついでドイツ・ハンブルクへと活動拠点を広げることになる。(2017年7月現在)

そうなのだ。傲慢なのだ。何かを表現するという行為は傲慢そのものの行為なのだ。自分の感情を、思想を聞け!読め!と言うのだから。
(そこ!正座しろ!正座!とは言わないまでも(笑))
その意味で私自自身もやはり傲慢な人間なのかもしれない。でも傲慢でも何でもいいから嘘偽りのない正直な感情が人の心をつき動かすのではないだろうか?その意味で表現者という人種は決して媚びてはならないと思うのだ。腹の底から絞り出すような感情が人の心を揺さぶるのだと思うからだ。
さて私がUPしてきた文章が30近くになってアクセス数は1000を超えようとしている。アクセス数がどこまで信頼に値するものかは、わからない。だが一つの目安にはなるとは思う。これを機に英訳、中国語訳を始めた。この二つの言語に翻訳する事で、より多くの人に私の文章に触れてもらう機会ができると思うからだ。
私は宮本大とは違って「形ある何か」になりたいわけではいが
傲慢でも何でもいい。「届けこの想い(笑)!」という気分なのだ!


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