第302話 初夢

文字数 951文字

 昨日、1月1日から2日にかけてみた夢に故安倍元総理が出てきた。夢の中で私は自分の夢を疑った。何故こんなに偉い方、しかも故人が夢の中に出てくるのだ?と。皆さんも笑うかもしれない。なぜおまえごときの夢に安倍元総理が出てくるのだと。夢を通じて意思疎通できるというのは私の持論だし、意思疎通とまではいかなくとも、そこに何かしらの縁があるから夢で邂逅できるのだと私は思っている。それにしても何故安倍元総理が?しかも彼は故人だ!一体何故?

 そういえば以前このブログで「美しい国」よりも「優しい国」くらいでいいのではないか?と言う趣旨の文章を書いたことがあった。まさかそれ!?と思って、夢の中で困ってしまった。「でもやはり、「優しい国」くらいでちょうどいいのではないですか?」と問うたら、安倍元総理は朗らかな顔で微笑んでおられた。それを感じて私は「政治的信条は別としてやはり大きな方だったのだなあ。」と納得した。そうしたら夢から覚めた。

 以前から私はこの国の事を結構悪く書いてきた。曰く、出る杭打つ、足の引っ張り合い等々に見られる同調圧力の強さ。合理的判断よりも、感情の調和を重んじる国民性、個人の未確立等々。でもそれらはいわゆる愛情の裏返しと言うやつで、私は私なりにこの国に対して愛情とまではいかなくても愛着を抱いていたのかもしれない。本当に1ミリグラムの愛着も抱いていないなら、そんなこと書かなければよいのだ。本当にどうでもよければ切り捨てればよい。それだけなのだ。だからと言ってこの国の在り様をベストだとは決して思わないが・・・。

 安倍元総理と夢で逢ってそんなことを思った。2023年私の人生にとって初夢に安倍元総理が出てきたことにはどんな意味があるのだろう?何を言っているだのこいつは?と思う方もいるかもしれないが、ほんとに夢に出て来られたのだから仕方ない。私だって例えばローラの様な美女に夢に出てきてもらって「いいことあるかもよ!」とか言ってほしかった(笑)。

 そんなわけで、いったいどんなわけなのか私にも解りかねますが、とにかく2023年あけましておめでとうございます。本年もお付き合いのほど、よろしくお願いします。

                          
2023年1月4日   長谷川 漣


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