第224話 〇〇時代から好きでした

文字数 701文字

「『〇〇時代から好きでした。』
っていうある現代美術家のキャッチコピーがあるんだけど
この〇〇に何が入るかわかる?」
こんな質問を授業の合間にしたことがある。
 多くが「青春時代」とか「中学時代」と答える中でただ一人

「戦国時代!」

と答えた子がいた。
「んなわけねーだろ!」
とほかの生徒からブーイングを浴びていたが、
実は一番的を射ていたのはこの答え。 
正解は「江戸時代から好きでした。」
(『この人ゴミを押しわけて、早く来やがれ、王子さま』イチハラヒロコより)

 これが「中学時代」とか「青春時代」だとありきたりだが、
「江戸時代」からというところがこのキャッチコピーの面白み。
「一体どんだけ好きなんだよ!」
と突っ込みが生じるわけだ。

 さて何の話かというと「AI」人工知能だ。
 今、人工知能が面白い。
自動車運転の人工知能とか、
調理の人工知能とか、
囲碁の人工知能とか、
兵器に使われる人工知能とか、
詳しいことはわからないがとにかくすごい。
いろんな人工知能があっていい?
(兵器?)本当にいいのか?
と思うのだが、
もし私が人工知能を創れるなら

「江戸時代から好きでした。」

くらいのジョークを言えるのを創りたい。
非常に高度なコミュニケイションだと思う。
普通「江戸」という発想は普通出てこない。
いわゆる大喜利的なもの
(文脈【常識】を踏まえた上での意図的なずらし)
をディープラーニング?することで、
できるようになるのだろうか?
とにかく
「安土桃山時代から好きでした。」
とか言われたら、
相手が人工知能でもちょっと心をくすぐられる。
このようにユーモアにあふれた人工知能が欲しい!
創れるものなら創りたい! 
毎日が楽しくなること間違いなしだ(笑)

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