第359話 王様のレストラン

文字数 932文字

 今日、仕事の帰り道の車中でランダム再生をしていたyoutubeMusicから平井堅さんの楽曲『プレシャス ジャンク』が流れて来た。久しぶりに耳にしたその楽曲に、私はドラマ『王様のレストラン』を思い出していた。(この楽曲はドラマのエンディング曲だった)

 とあるフレンチレストラン「ベルエキップ」で何となく働いていた若者たちの前に、揺るがぬ情熱と厳しいプロとしての生きざまを持つ一人の男、千石武が現れる。千石は今でこそ給食センターで働いているものの、頑固で厳格、プライドも高く、一時はその名を響かせたこともある優秀なギャルソンだった。千石に触発された若者たちの奮闘する様子が、シニカルで痛快な人情味いっぱいの人間ドラマとして展開されるのだが・・・。

 ドラマ『王様のレストラン』の最終話で千石は言う。「要するにここは一流を気取っているだけの一流とは程遠い、最低の店です。最低の・・・。いや、がしかし、最低ではあるが・・・素晴らしい!!!」

 私はこの度ある塾に勤めることとなったわけだが、どうせ働くなら一流の塾で、もっとも何をもって一流とするのか?規模か?それとも知る人ぞ知る隠れ家的な塾か?それはにわかには解らない。でも、少なくとも松本幸四郎さん演じる千石に「素晴らしい!!!」と言ってもらえるような塾で働きたい。それはこのドラマ『王様のレストラン』から鑑みるに、仲間を愛し、お客様を愛し、そして自分を愛す、つまり自分の仕事に誇りを持つという事に他ならないのだろう。

 その日私は塾の教務室を1人で掃除した。もしかするとそんな思いを込めて私は自分の職場を掃除してきたのかもしれない。「誰からも何にも言われなかったら少し寂しいな。」と思っていたところある同僚の先生から「有難うございました。」とお礼を言ってもらえた。「見ていてくれる人は見ていてくれるもんだ。」と、嬉しかった。

 さて、一流の?塾を目指す私の、我々の冒険は始まったばかりだ。もし、この文章をお読みになった方々の中に北関東在住の十代で、塾選びに困っている方が、もしおられたなら、是非、我々の塾の資料請求してみてはいかがでしょう?この塾を選んでよかった!と言っていただけるよう、職員一同精いっぱい頑張る所存です!
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