第163話 民主主義とは・・・

文字数 761文字

 私が幼少のみぎり、お泊り保育なる行事があった。町内3~4つの幼稚園が合同で、大きな寺に一泊するというものだ。何のための行事か未だに解らないのだが・・・。とにかくそんな行事があった。さて問題は一泊した朝に起きた。園児たちが朝の洗面所で喧嘩しているのだ。その理由は以下である。
A幼稚園の園児たちは「朝起きたらすぐ歯磨きするんだ」との事
B幼稚園の園児たちは「朝ご飯を食べた後、歯磨きするんだ」との事
 そこでAとBの園児たちが言い争っているのである。その根拠は「先生(自分たちの)が言ってたから!」との事。C幼稚園生だった私は「どっちでもいいや。どーせ歯磨きぐらい。誰に迷惑かけるでもなし。」と結局、歯を磨かなかったのを憶えている。
 さてそれから40年。その頃、歯を磨かなかったつけが今表れている。歯は一生もの。歯を磨こう!という話ではない。ある小説よれば、その小説に描かれる民主主義国家の国是は「自由・自主・自律・自尊」だそうだ。自由・自主・自律・自尊・・・どうやら先の話で言えば、民主主義とはとてもとても幼稚園児には無理な代物だ。みないい大人?にならないと。いや、待てよ、ほんとにそうか!そもそもいい大人ってなんだ?大人になればみんな「自由・自主・自律・自尊」ができるのか?んなことないだろ!先の例で言ったら結局はその《気質》によるんじゃないのか?・・・おっと今核爆弾級の地雷を踏んでしまったかもしれない。《事の本質》って奴を突き止めてしまったのかもしれない。クワバラクワバラ(笑)。
さてこの文章をお読みの皆さん!あなたはいい大人ですか?民主主義にふさわしいくらいの。その前に、そもそもいい大人って何でしょう?御一考ください。ちなみに選挙行きましたか?私は行きました。

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