第136話 どうでもいい話

文字数 519文字

 どうでもいい話だが、奥田民生さんの代表曲『さすらい』が好きだ。特に
「~雲の形を真に受けてしまった♪」
という歌詞に魅かれる。なんと素敵な歌詞ではありませんか?
「あの雲、わたがしみたいだね!」「恐竜にも見えるよ。」
なんて言葉を交わした頃が私にもあった。
雲のカタチが何かに見えてしまって、そしてそれを自分事として捉えてしまって・・・。
石川啄木の「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」ではないが、心まで空にもってかれそうになる。
先日、職場の窓からふと空を見上げると小学校の上に雲がたなびいて見えた。
「悪くないな。人影見当たらぬ終列車、一人飛び乗っちまおうかな?」
(『さすらい』の歌詞より)」
などと、思った。まだ少し寒い3月の空でした。

さすらおう この世界中を
転がり続けて歌うよ
旅路の歌を
まわりはさすらわぬ人ばっか
少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を真に受けてしまった
さすらいの旅の途中で
会いたくなったら歌うよ
昔の歌を

人影見当たらぬ
終列車一人飛び乗った
海の波の続きを見ていたらこうなった
胸の隙間に
入り込まれてしまった
誰のための道しるべなんだった
それをもしも
無視したらどうなった
さすらいもしないで
このまま死なねぞ
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