第122話 一人前の

文字数 480文字

今日は驚いた。
ちょっと前まではピカピカの1年生だった~ちゃんが
「『君の膵臓を食べたい』読んだことある?」
なんて聞いてくるんだもの。
正直言ってハセッチは『君の膵臓を食べたい』は読んだことがない。
と言うかそういうのはあんまり読まない。
でも内容はだいたい知っているよ。
こんな切ない内容の本を
小学2年生になったばかりの~ちゃんが知っているなんて
ハセッチちょっとびっくりだ!
ハセッチが小2の頃と言えば
「~君がハナクソ食った!」
とか
「~君が学校のトイレでうんこした!」
とか
そんな事ばかりしゃべっていた気がする。
~ちゃんは大人だなあと思って、
「~ちゃんは大人だなあ。一人前のレディーなんだね。たいしたもんだね。」
と言うと
「そうだよ。」
だって。
これからは一人前のレディーとして接しなければ。
でも困ったな。
ハセッチそういうの苦手なんだよな。
なんせハセッチなんか今でもたまにハナクソ食べるしね(笑)。
そのハセッチが言うのもなんだけど
大人になるのはゆっくりでいいよ。
いっぱい遊んで
ちょっと勉強して
いっぱい笑って
ちょっと泣いて
それに堂々とハナクソほじれるのも
今のうちだけだから(笑)。

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