第140話 権威と伝統

文字数 505文字

 個人的には権威とか伝統ってまず疑ってかかるものだと思ってきた。ただ、そうとばかりも言えないなあ、と思う節があったので以下に記したい。
今日、ザスパクサツの開幕戦を観戦してきた。ザスパのJ2昇格の立役者ともいうべき主要選手が抜け、この2年間ザスパ草津の顔ともいうべき存在であった布監督が去ってしまった今、ザスパのアイデンティティーとは何だろう?我々サポは何をもってザスパクサツと呼んでいるのだろう?と、なんだか哲学的な問いを抱いてしまった。バルサだったらヨハンクライフに始まる華麗なパスサッカー、マンUだったらアレクス・サー・ファーガソン監督が20年以上勤めあげたことで築いた強固な体制、矢板中央なら組織的守備それぞれに選手や監督が代わっても「不変のアイデンティティー」がある。悲しいかな、「それ」がまだザスパには無いのだ。伝統とか権威って一朝一夕にはできないものなのだ。だから敬意が払われるのだ。馬鹿にはできないなあ、と思ってしまった次第だ。ザスパのアイデンティティーって何だろう?今後そのコア(核)になるのは?奥野監督?それとも大前選手?はたまた「からっ風」?まだまだ始まったばかりだ。次節がんばれザスパ草津
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