第104話 眠れない男

文字数 463文字

 以下は私の独断と偏見に基づく文章である。
 世の中には2種類の男がいる。女だってそうかもしれないが、そこまで踏み込むと面倒なので、男についてのみ触れておく。
 もう一度述べる。世の中には2種類の男がいる。それは、よく眠る男と眠れない男だ。
一社会人として頼りになるのは前者である。睡眠が記憶を定着させるというのは有名な説だし、よく眠った方が気力も体力も回復できる。いわゆる仕事のできる男と言うのが前者である。
 これに対し、話していて面白いのは圧倒的に後者である。着眼点、切り口、論理構成どれをとっても「眠れない男」の方が面白い。一体何に起因するのか?一言で言ってしまうと「眠れない男」の方が考えているからだと思う。眠れずに悶々と考える時間、それが話を面白くしているのだろう。心配性なのか何なのか解らない。ただ、眠れない男の方が話が面白いのは事実だ。
 双方とも具体例を挙げて論じたいところだが、センシティブな内容なのでここでは控えておく。
 私?私はと言うともちろん後者である。そしてこの文章を綴っているのも眠れぬ深夜3時過ぎなのだ。
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