新連載猫漫画の中の獣医の言葉

文字数 1,000文字

エピソード名に「の」が多い。
「て に を は」の使い方って、結構な難易度ではあるまいか。
「て に を は」の中に「の」は入っていないけどにゃ。

それだけ難しいんですよ、日本語って。
 
さて、そんな日本語を使いこなして数年の内に何冊ものエッセイを出し、小説までこさえた妖精さんによる猫エッセイ漫画。
獣医さんが、良いこと言っているんですよ。

 
 「助ける」と「救う」は違う
 
って。

人間で言うなら、最低限度の生活を(対応職員の匙加減で)本当にギリギリまで手続きをさせない制度か、生活は保障して働いて自活できるまで面倒をみるか的な。
「助ける」は、「治療したら元の場所に戻す」と言う内容だったので、ご飯すら与えることも想定していない、ただ一時的に命を取り留める程度のニュアンスっぽいから、生活保護よりハードです多分。
まあ、猫に人権はありようがないもんにゃ。

「救う」なら、「最期まで面倒をみる」。

 

コロナ禍で安直に動物を飼い始めた全ての人に言ってやりたい言葉ですね。
ステイホームで飼い始めたけど、在宅時間が減って持て余すだの、思ったより~だの、我儘で他者のやることに酷く不寛容な輩が命を軽んじる。
そう言う考えの人が、ペットショップで十万以上する生物を簡単に買える程余裕がある。
人間って、心が汚い方が、金を稼げるのかもしれませんね、平気で他者を蹴落として、他者を傷つけているのすら気付かない人が、金銭的には恵まれる的な。

生きている以上、出すものは出すし、何かも壊すし、ろくに考えない&調べない金で命を買った人は知識もないから対応も出来ないしで、そんな軽い考えの奴に金で迎え入れられた生き物は不幸だろうにゃ。
寂しさを埋める為に飼い始め、健康管理は一切せず、食べものさえろくに与えず、ただただ独占欲だけはある手合いがより厄介ですけどね。
元気なうちに捨てられたら捨てられたで、新たな生活があるかも知れないが、独占欲だけは高いカスが所有権をやたら主張すると、もう、ね。
対人間の子供でもそうだよにゃ。
食事をさせずに痩せさせ、病院にも連れてはいかず、かと言って行政が介入すれば親権を盾にする。
そして、亡くなる子供。
軽い刑罰。
 
こんなにも人間の子供の命が軽い国で、動物の命まで保証させるかと言えば……
ないよね!
 
こども庁とか、具体的にどう「こども」かって話なんですが。
国の何かをひっくり返した方が良い頃合いに差し掛かったのかもにゃ。
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登場人物紹介

作者の化身
 毒親育ち故にひねている

イマジニャリーフレンド
 ツッコミ担当

モブ

何にでもなれる黒い人

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