カリタ○の事件から明日で二年

文字数 948文字

S潮文庫がノンフィクションフェアをやっている令和三年の五月。
育ちに恵まれないでもがき苦しんで、その苦しみに気付かれないまま落ちるところまで落ちる。
そんな恵まれない育ちの人間に救いなどない。
ここはK談社が金を出している所……
既にオルタネー○ネタ出しちゃったし、事件を語るのにノンフィクションフェアは便利。
セレブの通う青○っぽいアオハル的な作品より、ずっと脳に浸みこんでいく「親ガチャ大ハズレ系」ノンフィクション作品。
親ガチャ大ハズレ系て。
親ガチャに外れた二人が夫婦になり。
産んだ方は逃げ出し。
種付けした方は「自分なりに」世話をした。
 
しかし、その世話は小学校で飼育している動物の方がマシなレベル。
閉じ込めてはおくものの食事は不十分。
掃除もしない。
叱責はする。
 
結果的に子供は亡くなる。
それが大ハズレでなければ、何が大ハズレか。
学校で飼育している動物の方がマシって、相当なレベルのネグレクトだよにゃ。
だから、事件として騒がれたんじゃないですか。
そして、新たに子供を閉じ込めた事件が発覚。
こちらは、子供が生きている内に救いの手が差し伸べられたものの、心の傷は簡単には治らない。
体の方も、狭い押し入れに二人で居たから背中が曲がっていたそうです。
何故、人間はこうも自分の子供に残虐な行為を出来るのか?
子供の為に苦しまず
互いに愛無き夫婦は
 
 最早
 人間では
 ない

子供の命を奪うような奴から、人権を奪えたら……なんてのはフィクションでしか出来ないことですが。
国によっては、刑期長いんですけどね。

この国は子供の命が奪われても、奪った側はゲッロゲロに軽い罪で済むから。
弱者に辛く、強者は権力で守られる、それがこの国。

そうして進んだ少子化が、簡単に止まる筈も無く。
LGBTQ+を否定する前にやることあるだろ。
こんな子供の命が軽い国で。
子供より高齢者なこの国で。
少子化が簡単に止まる訳が無かった。
要請ばっかりで、子供にすら支援をしない行政と強行される五輪。
もうアカン。
そうでなくとも、無理に子供の数だけ増やしても、育児関連のサポートがゴミな国じゃ限度あるよね。
恵まれない子供が命を落としても、議員は心が痛まないもんね。
だから、こんなに国は歪んじゃったのかな?
知らんけど。
知らんけどって、ある意味最強の投げ技だよにゃ……
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登場人物紹介

作者の化身
 毒親育ち故にひねている

イマジニャリーフレンド
 ツッコミ担当

モブ

何にでもなれる黒い人

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