網戸を開けた途端に入る虫

文字数 641文字

ママンと一緒のお歌のノリで、網戸を開けた途端に入る虫」
 
久しぶりに晴れた日に
久しぶりに開けた網戸
 
洗濯物を干そうとして
網戸を開けたその瞬間
 
部屋に入る 虫 虫 虫
 
どうしてどうして
待ち構えていたの?
 
飛んで火にいる夏の虫
だけど、明るいのは朝の空
 
室内よりずっとずっと
明るい明るい朝の空
 
なんでどうして
部屋に入るの?
蝉爆弾と、どっちがより嫌なのか。
どっちも良い気分ではないよ!
 
入った虫は、何を思ってか左腕に止まったので、右手ではたいて追い出しました。
脚の長い、アメンボみたいな虫でした。
近くに川も池もないのにアメンボみたいな虫。
アメンボは飛ぶから、ありえない話ではない。
ついでに歌おう、ママンと一緒風味で「扇風機を仕舞うと暑さがぶり返すのなんで?」
 
最近ずっと気温が十月
暑くなる予報の日でも
 
結果的には気温が十月
 
もうすっかり秋なのかな?
季節はもう秋なのかな?
 
そう思って扇風機
綺麗に拭いて仕舞ったよ
 
収納の奥の奥
来年までさようなら
 
なのに次の日もう暑い
仕舞った次の日もう暑い
 
仕舞わない時は十月で
仕舞った途端に八月に
 
運の悪さを嘆いても
気温は暑くて大変だ
 
梅雨の毛布もそうだけど
仕舞った途端に裏切る気温
 
天気予報を信じた時点で負け説。
特に週間予報は信じるだけ無駄な気がします。
試験は難しい割に予報を外してもお咎めなし。
良く分からない仕事、気象予報士……
それでも、台風予報は気を付けないと駄目。
降らない予報の日に土砂降りなのとは訳が違う。
台風来る来る詐欺だけは、嬉しい詐欺です。
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登場人物紹介

作者の化身
 毒親育ち故にひねている

イマジニャリーフレンド
 ツッコミ担当

モブ

何にでもなれる黒い人

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