夜行性の大蛇は、昼間そんなに動かない

文字数 659文字

大学時代の話ですが、そういや掃除したっけなって。
大蛇の居る飼育部屋を、デッキブラシでゴシゴシしたっけなって。
動物園の裏側を映した番組だと、客側に出ている昼に動物の寝床を掃除しているイメージ。

大型獣を飼育している動物園なら、そうでしょう。
だが、研修所だから。
一般公開もしているけど研究所だから。
猛毒を持つ上に素早いブラックマンバだってバックヤードから扉一枚だから、何かするなら、全てドアから離れている時にするしかなかった。

(今はどうなっているか知らない)

素早い相手なのに、ドアから離れているかどうかだけが基準ってどうなの。
まあ、私の理解があらぬ方向にいっているだけかも知れませんが。
通ったの十日だけだし。
 
しかし、夜行性の大蛇は、丸まったまま動かなかった。
動かなかったので、ブラシで汚れた部分をお掃除。
毛が抜けることもないし、出すものも大して出さないから掃除もそんなに必要ないのが蛇。
ご飯も週一位だから、出すものも少ない。
省エネルギー、そんなに動かない生き物です。
まあ、服に付く毛をばら撒いて、毛玉を吐く子も居る猫に比べれば、掃除頻度は少なそうだよにゃ。
爬虫類は、大も小もまとめて出すから余計に楽。
 
だからって、安直に飼い始めるもんじゃないですが。
蛇に限らず。
それな。
コロナ禍で飼い始めて捨てるやつ、二度と命を買えない位に困窮してしまえ。
コロナ禍で経済的に苦しむ方が居る中で、最期まで面倒をみもしない生物に何十万も出す。
その金で、一体どれだけの腹を満たせたと言うのだろうか。
この不公平さ、
 
 世界は残酷だ
 

って言いたい。
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登場人物紹介

作者の化身
 毒親育ち故にひねている

イマジニャリーフレンド
 ツッコミ担当

モブ

何にでもなれる黒い人

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