最後の防衛

文字数 5,222文字

 5.

 永遠の平和に取り憑かれたコルにとって、一瞬の平和のために休戦に同意させられるなど屈辱以外の何ものでもなかった。単に屈辱的であるのみならず、狂気とさえ思われた。狂ってる!
 署名から十分後には、コルは休戦をぶち壊すための活動を開始した。ほうぼうの拠点に部下を送り、また自らも駆けずり回って命令した。攻撃し、奪い、離脱せよ!
 街路には落書きが溢れた。

『終末がやってきた』
『裁きは近い』
地球人()に立ち返れ』

 署名から二十四時間と経たぬうちに、市街の各所で休戦は衣服の虫食いのように綻び始めた。街路を通行する市民は、突如として弓矢の雨と血飛沫の雨の中に立たされた。
 報復の予兆はいたるところに現れた。かつて月環同盟下にあった商会の役員や、クーデター後に姿を消した軍人の家族の家、商店、それらの窓の鎧戸は外側から破壊され、戸口には不吉の印のように赤い塗料がぶちまけられた。それによって、市民たちは自らが攻撃対象とされていることを思い知らされた。
 市民たちは、自主的に自宅近辺の道路を封鎖し始めた。住宅の裏口には釘が打ち付けられ、小道という小道、路地という路地の入り口には樽やテーブルの類が積み上げられた。日輪連盟の兵士たちには、それを除去するよう命令は下されなかった。星獣兵器の通行に支障がないからである。
 都解放軍のアセル・ロアング中佐は戦いの端緒となった保安局本部に乗り込み、雪の舞い込む屋内に居並ぶ後継軍の亡骸、無気力な様子で弩の手入れをするリグリー、身を寄せ合って丸くなる生存者たちの前でコルの胸倉を掴んだ。
「貴様が休戦を反故(ほご)にすれば、何千という市民が巻き込まれることになるのだぞ。わかっているのか」
 連盟が印をつけた報復予定者の中には、アセルの妻子も含まれていた。
「何千だと?」コルは尊大で思い上がった態度を崩さず、アセルの手首を掴んだ。「永遠の平和には、都の全ての命を捧げる価値がある」
 アセルは、この男の顔面をかち割ってザクロのようにしてやろうかと考えた。
 そこへ、開かれたままの扉からリャン・ミルトが現れた。
「ロアング中佐、至急の報告があります」
「至急だと?」胸倉を掴んだまま顔を向ける。「私は今、休戦維持のための最大限の努力をしているのだ。それよりも重要なことかね?」
 即答。
「重要です」
 アセルは半ば突き放すようにコルを解放すると、苛立たしげに靴を慣らしてミルトと共に廊下に出た。
「何が起きた」
 窓の外はいつ明けるとも知れぬ夜で、雪雲が広がり、雲一面が天球儀の光を吸い込んで淡く光っていた。照明がなくともミルトの苦渋に満ちた表情がはっきり見えるほど明るかった。
「最前線でレライヤ城塞が陥落し、日輪連盟の星獣部隊が崩壊しました」
「それで?」
「月環同盟軍は星獣兵器の弱点を掴んでいる。連盟は既に最前線から星獣兵器を引き上げ、都内部に運搬を開始しています。市内の紛争に転用する心算と考えられます」
 アセルは歯噛みした。星獣兵器の弱点、それがわかれば――。
 都の誰も、日輪連盟の兵士たちでさえ、自分たちの前に星獣兵器の暴威が立ちはだかるとはまだ誰も思っていなかった。当然、ハルジェニク・アーチャーもその一人だった。
 王立芸術学院を中心に据え、様々な分野の芸術家志望者が集まる地区。その片隅の画材屋に、マントのフードとマフラーで顔を隠し、エルーシヤの鞄から抜いた数枚の貨幣を懐に収めたハルジェニクが入っていった。大人三人が定員という狭い売り場は天井高くまで絵の具の粉を納めた瓶が積み上げられ、カウンターに店員の姿はなく、ハルジェニクは呼び鈴を取ると、それを乱暴に振り回した。
「ドロウィン! ドロウィン!」
 カウンター奥のカーテンの向こうで人の気配がする。
「出てこい!」
 すぐに、エプロンをかけ、長髪を一つ結びにして無精髭を生やした画家崩れの男が姿を現した。気怠げな若い店主は、ハルジェニクを一目見るや硬直し、バックヤードまで後ずさった。
 ハルジェニクは大股で歩み寄ると、カウンターを通り抜け、店主の胸倉を掴む。
 それから、顔面に強烈な頭突きを食らわせた。
「てめぇ、あのときはよくも俺を殺し屋に売ってくれたな」
「ハル、ハルジェ、お前生きて――」
「ああ、俺だ。本物のな? 思い知らせてやろうか?」
 再度頭突き。店主の顔面が鼻血で汚れた。膝から崩れ落ちそうになる店主を強引に引っ張り上げる。
「あっ、あの、やめてくれ。仕方なかったんだ。俺だって死にたくなかったし、家でお袋が病気で」
「俺はてめぇの言い訳を聞きに来たんじゃない」
 店主の背中を戸棚に押し付けて手を離すと、その怯え切った顔面に口を寄せ、囁いた。
「緑だ」
「はっ?」
「緑の顔料を全種類、全量俺に寄越せ。在庫もだ。なに、ただとは言わねぇよ」
 店主の手に銀貨を握らせる。そして、持ち込んだずた袋のなかに勝手に緑の顔料の小瓶を投げ込み始めると、店主も放心状態で要求された品物をカウンターに並べ始めた。
 三袋半がいっぱいになると、怯え切った店主は震えながら両手を組んだ。
「額は足りないがどうでもいい。用件はこれだけか? だったら許してくれ。できることはした。頼む」
 それを聞き、ハルジェニクは足を上げて相手の腹を蹴りつけると、相手の上半身を無理に仰け反らせる形でカウンターに押し付けた。
「俺がここに来たことは誰にも言うな」
 脂汗を流しながら店主は必死に頷いた。
「言ったらまずお前の妹を殺す。それから病気のお袋と親父を殺す。お前の猫も殺す。最後にお前を殺す。わかったな」
「わかった、言わない。言わない」
 ハルジェニクは重くなった四つのずた袋を提げて雪降る夜の大通に飛び出した。空いている馬車を捕まえて、アイオラたちの拠点となっている修道院のある地区まで走らせた。馬車をおりると、尾行を警戒して無駄に動き回り、人のいない路地でかつらを被り、付け髭をして、ようやく修道院に戻った。
 修道院の地下室ではヨリスが一人、待機していた。無言のヨリスの前でハルジェニクはふざけた髭とかつらを取り、樽の上に乱暴にずた袋を置いた。中の小瓶が触れ合って音を立てた。
 ハルジェニクの顔は蒸気し、息は荒く、興奮した白いもやが口から吐き出されては消えていった。
「都の門を内側から開くのはお前の役目だろう」
 ヨリスはなおも黙っている。呼気すら感じられない。サーベルの柄に両手を置いて木箱に座り込んだまま、ハルジェニクに目で問いかけている。で、何をするつもりだ?
「なのにお前は何もしようとしない。そのときになったらどうするつもりだ? 門に詰める連盟の兵士を一人残らず血祭りにあげるつもりか? ああ、そのつもりなんだろうな。できると思ってやがる」
 捲し立てながら、古いテーブルに小瓶を乱雑に並べた。濃い緑から淡い緑まで。全て緑。
 ようやくヨリスが口に出して尋ねた。
「何をするつもりだ」
 ヨリスが喋ったっことで、ハルジェニクはほとんど安堵していた。よかった、こいつは人間だった。星獣のような殺戮兵器ではなかった。ヨリスのような人間を見ていると、ハルジェニクは人間というものがわからなくなる。
「……ありったけの空き瓶を」
 ハルジェニクは答えていった。
「これから砒素を抽出する」

 ※

 レライヤ城砦陥落の報が入るや、エーリカはコブレン自警団団長グザリア・フーケ、及び自警団に同行する北方領からの客人パンジェニー・ロクシを執務室に呼び出した。
「シルヴェリアはレライヤ城砦を超えた先の山道で、リージェス・アークライト少尉が隠匿した聖遺物『月』を掘り起こすつもりでいると、連絡員より情報が入っております」
 不意に同僚の名前を聞かされて、パンジェニーが身じろぎする。
「そこでです、ロクシ少尉、あなたには口実をつけてその場に同行し、月の掘り起こしによって何が起きるかを見届けていただきたいのです」
「はっ。ですが、口実とは、どのような?」
 もっともな疑問だった。
「それについて、これから協議したいと思いますの」
 エーリカの差し金として現場に送りこめば、シルヴェリアは追い返すだろう。斬り伏せられかねない。かといって、

その場に居合わせるなどという都合のいい話は通用するまい。
「まず、ロクシ少尉を誰の名によってその場に送り込むかについて幾つかの案がございますが――」
 そのとき扉が叩かれた。
「エーリカ様」
 許可を待たずしてララセルが入室する。着膨れしており、心なしか顔が青い。
「どうしましたか? ララセル」
「エーリカ様、お知らせしたいことがございます。どうか二人きりで」
 エーリカはグザリアとパンジェニーに目を戻すと、軽く一礼した。
「お呼び出ししておきながら、話の途中で席を外していただきます非礼に心からお詫び申し上げますわ。場が整いましたら、再度お越しいただけますかしら」
「構いません」
 と、グザリア。
「オーサー師の旅の支度は進んでおりますか?」
「既に都を発っております」
「それは結構。では、また後ほど」
 二人が出ていくと、立ち上がったエーリカと真正面から向かい合い、瞳をひたと見据えてララセルは口を開いた。
「エーリカ様、どうか落ち着いて聞いてください」
「なんですこと?」
「先のレライヤ城砦の戦いにて、グロリアナ領主ゼラ・セレテス子爵が戦死されました」
 エーリカは微笑みながら、ララセルの目をじっと見つめ返していた。
 その一言の中で、最初に反応したのはゼラ・セレテス子爵という単語だった。愛するゼラ! 赤髪の、気が強い、質実剛健というセレテス家の家風をそのまま体現したような男。いくらか歳が離れているし、家格も違いすぎるが、そのようなことはどうにでもなると思っていた。一目惚れだった。十四の春の、幼い恋だった。
 結局エーリカは、望まぬ男と結ばれることになった。トリエスタ伯。浅ましい顔つきのユンエー・オロー。その顔が脳裏に浮かぶ。オローの顔は、少しずつ崩れて勝ち誇った笑みに変わる。
 恋敵が永遠に消えたのだから。
 ゼラが死んだ。
 死んだ。
 視界が暗転し、両膝に痛みが走った。床に膝をついたのだ。
「エーリカ様!」
 ララセルが眼前に膝をつき、エーリカの両肩を掴んで揺さぶる。その痛みで少しずつ視界が戻ってきた。
「エーリカ様、しっかりなさってください!」
「……よくぞ」
 絨毯の真紅の色彩が見えてくるまで瞬きを繰り返す。
「よくぞそれを私に伝える気になりましたわね」
「あなたなら事実を受け入れられると信じてのことです」
 喉の奥に苦みを感じた。体がゆっくり左右に揺れているようで、目眩がし、吐き気を感じる。
「エーリカ様」
 ララセルが、背中に腕を回してエーリカを抱いた。その肩に顎を乗せることで、エーリカはなんとか平衡感覚を取り戻した。
「あなたにはこのララセルが、ハーティ大尉がついております」
 目を覚ませ。ララセルの声はそう促していた。しっかりしろ。
「手を貸してくださる?」
 ララセルの助けを借りてソファに体を沈めると、エーリカは目を閉じて、左腕を瞼に当てた。目眩が落ち着くまで待つつもりだったが、落ち着きそうもないと悟ると、腕を下ろして尋ねた。
「どのような最期でしたの?」
「はっ。セレテス子爵はソレリア民兵団を率いて月環同盟軍右翼の守備につき、星獣兵器を森へ誘い込もうとする他の部隊を守り、亡くなられたと」
「ソレリア民兵団は?」
「全滅しました」
「人によって? 星獣兵器によって?」
 ララセルは言葉を詰まらせながら答えた。
「星獣兵器によってです」
「そう」エーリカは下唇を噛む。「星獣兵器、ね」
 沈黙。
 エーリカは意味もなく目尻に指を当てると、次に、汚れてもいない口の端にも指を当てた。
「私は最初からあれが気に入らなかった。一目見たときから」
「はい、エーリカ様。同感にございます」
 エーリカは足を上げ、テーブルを蹴った。
「クソが!」
 ガシャン! ティーカップがソーサーからずれ、中の紅茶がこぼれた。
「星獣兵器、星獣兵器! 皆殺しにしてやる!」
 いいや、と、もう一度テーブルを蹴る。
「……いいえ、あれに命はない。壊してやる。全部」
「あなたのお心のままに」
 エーリカの右足に手を触れ、床に下ろさせながら、ララセルは自らを落ち着かせるための声音で語りかけた。
「必要なことは全て、このララセルにお命じください」
「では、テーブルを拭き、パンジェニー・ロクシをこの場に呼びなさい」
「はっ?」
「すぐに」
 ララセルが廊下に控える侍従を呼び、テーブルを拭かせる。目の前にあるその動きを見もせず、爛々(らんらん)と目を光らせて、エーリカは拳を握りしめた。
 パンジェニー・ロクシを必ず月環同盟の最前線部隊と接触させる。小細工はいらない。エーリカの名によって彼女を送り出す。月環同盟と接触させ、星獣兵器の弱点を必ず握らせる。
 その程度のこともできない無能なら、身一つで総督府から追い出してくれよう。


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登場人物紹介

◆ミスリル・フーケ

◆25歳/男性

◆所属:コブレン自警団


『暗殺者を狩る暗殺者』の育成機関、コブレン自警団の団長の一番弟子。正義感が強く、好戦的で熱血だけど気分屋なのでいきなり冷める。自分のことを暗殺者だと思ってるわりに騒々しい。11歳のときに実の母親との間にできた娘が「いないつってんだろっ!!」いません(忖度)。

画像は「このカス野郎をどう始末してやろうか」と思案しているときの顔。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 2作目『鳥籠ノ国』

 外伝『失語の鳥』

◆アエリエ・フーケ

◆27歳/女性

◆所属:コブレン自警団


もとは豪商の娘だったがいろいろあって10歳で浮浪児となり、コブレン自警団に保護された。

女性ながら大鎌をはじめとする長柄武器の扱いに長け、ミスリルの行くところにはどこにでもついて回って敵の生首を刎ね飛ばす。恐い。ちょっと恐い。笑顔がちょっと恐い。足許にひれ伏すと踏んでくれる。マゾは急げ!


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 2作目『鳥籠ノ国』

 外伝『失語の鳥』

◆マリステス・オーサー

◆25歳/男性

◆所属:コブレン自警団


通称テス。鳥好きで頭が緑とかいう実に安直な理由で『真鴨』とか『鴨』とか呼ばれている。

自閉傾向が顕著に強く、表情の変化の乏しさと相俟って「何を考えているのかわからない」という印象を与えがちだが、感じる力も考える力も強いほう。

コミュ障の自覚があるため、コミュ力の高い兄弟子のトビィに対してとても屈託している(嫌ってるわけではない(むしろ大好き(面倒くさいタイプ)))。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 2作目『鳥籠ノ国』

 外伝『失語の鳥』

◆アザリアス・オーサー

◆27歳/男性

◆所属:コブレン自警団


通称アズ。自警団の武術師範の一人であるオーサー師の一番弟子。30歳以下の自警団主力戦闘員の中では第一位の戦闘能力を持つ。

戦いになると実に容赦ないが、素の性格はシャイで温厚。天然だけど人から天然って言われると傷つく(繊細)。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 外伝『使者と死者の迷宮』

◆トビアス・オーサー

◆27歳/男性

◆所属:コブレン自警団


通称トビィ。アズの双子の兄弟。長柄武器を得意とするほか、犬を訓練する技能を持つ。陽気でとっても優しくて、子供と動物が大好きな親しみやすいお兄さんだよ! たまに笑いながら人殺しちゃうけど……。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 外伝『使者と死者の迷宮』

◆レミ・イスタル

◆25歳/女性

◆所属:コブレン自警団


イスタル師の二番弟子。朝寝坊クイーン。三人一組が基本となる重要な仕事ではアズ&トビィと組むことが多く、この二人と一緒にいる日は朝自分から起きてこない。

生真面目かつ強気にふるまっている反動か、妹のようにかわいがってくれる人の前では子供のように無邪気な態度になる。かと思えば妙に機嫌が悪いときもある。特に朝。朝。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

 外伝『使者と死者の迷宮』

◆リレーネ・リリクレスト

◆17歳/女性

◆所属:北方領リリクレスト公爵家


北方領リリクレスト家の公女だが、他家に嫁がせるためのお飾りとして育てられた。でも根が逞しいので環境への適応力が高い。


リリクレスト家は惑星アースフィアが移住可能な環境になる遥か以前から続く古い家であり、その血筋は地球における最初の10体の言語生命体試作品にまで遡るとされている。

それゆえ言語生命体の神である地球人からさえも重んじられ、宇宙戦争が行われた時代に授与された宝冠が数千年ものあいだ家宝として受け継がれてきたがリレーネが6歳のときに壊しちゃった。昔お転婆だったから壊しちゃった。

6歳だけどさすがにこれはヤバイと思って庭に埋めてしまった。

家じゅう大騒ぎになってたけど無駄に意志が固いので沈黙を守り抜いた。

ときおり思い出して寝れなくなる。

たぶん今も埋まっている。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆リージェス・アークライト

◆22歳/男性

◆所属:北方領陸軍


北方領陸軍で最もぼっち飯が似合う男と恐れられる若き護衛武官。階級は少尉。士官学生時代は優等生だった。毎日ぼっち飯だったけど。

なんだかんだでお人好しなので、試験の前にノートを貸してくれと泣き付かれて貸したら試験が終わるまで返ってこなかったりしたタイプ。怒っていいと思う。


巻き込まれ型の不幸体質なので登場するたびにひどい目に遭う。

仮にもシリーズ第1作目のメインヒーローが何故このような扱いをされるのかと思うと不憫で笑いが止まらない。

ごめん間違えた。

涙が止まらない。


とってつけたように言うけどリレーネ付きの護衛である。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

(過去作での名はリージェス・メリルクロウ)

◆パンジェニー・ロクシ

◆22歳/女性

◆所属:北方領陸軍


北方領の護衛武官。試験が終わるまでリージェスにノートを返さなかった犯人。

本編ではリレーネとリージェスが南西領に潜入するのに協力したが、コブレンの手前ではぐれたらしい。過去作を読まれた方のうちの実に99%以上が忘却の彼方へと葬り去ったであろう、シリーズ一作目からのリベンジャー。それでは一言意気込みをどうぞ。

「パンジーって呼んでよ(血涙)」


◆初登場回:8章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

◆リアンセ・ホーリーバーチ

◆24歳/女性

◆所属:南西領陸軍(解放軍)


陸軍情報部の間諜。間諜は単独での潜入が必要となる任務が多いため、油断を誘うべく実年齢より幼く見える格好を普段からしている。上腕二頭筋とかムキムキだけど。任務のためだけでなく、本人もかわいい服や小物が大好きである。背筋とかゴリゴリだけど。その甲斐あってか潜入や工作の成功率が非常に高く、情報部内ですら(服の上からの)外見に騙される者が一定数いる。腹筋とかバキバキだけど。

でもそれは、強くなければ生き残れないことをよく知っているからこそ。毒舌だったり辛辣なところがあるけれど、姉と妹のことは大好きな三姉妹の次女。

シリーズ1作目からいるけど登場するたびに箍が外れていく。


◆初登場回:4章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆シルヴェリア・ダーシェルナキ

◆20歳/女性

◆所属:南西領陸軍(解放軍)


南西領総督シグレイの長子。自分の軍隊が欲しくて18歳のお誕生日に少将の官位を買ってしまった(買ってしまった)。

買官によって権威を得た者に武官たちが向ける目は冷ややかなものだが、シルヴェリアは卓抜した手腕によってたちまち最悪の評価を覆した。

ただし露出の多い服装で人前に出たり、高貴な身分の人間が口にすべきでない単語や言いまわしを使いこなしたり、好色が過ぎて男女問わず手を出したりと問題行動が多い。


弟妹が5人いるのだが、2歳年下の妹エーリカには嫌われている。

もともとプライドが高いエーリカのコンプレックスを刺激しがちなうえ、10歳の頃にエーリカが丁寧に作った押し花を目の前でムッシャムッシャバリボリと貪り食ってからは蛇蝎の如く嫌われている。

何故そんなことをしたのか全くわからない点もまた嫌われている。

しかも父シグレイがその件でシルヴェリアを叱責しなかったので必要以上に嫌われている。

まあとにかく嫌われている。

結論:全部パパが悪い。


◆初登場回:4章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆フェン・アルドロス

◆37歳/女性

◆所属:南西領陸軍(解放軍)


シルヴェリアの副官。美少年のような色香を漂わせる37歳独身美熟女というちょっとどういう層を狙っているのかよくわからない逸材。お遊びの度が過ぎ、陸軍司令部で17股をかけていたことがばれて無事職場の人間関係を崩壊させる。

前線送りとなった先で出会ったシルヴェリアとはすぐに意気投合し、同性の愛人の座を獲得した。

しかしながら誰にでも見境なくちょっかいを出すわけではなく、性的合意があっても未熟過ぎたり責任能力のない相手には一切手出ししない。当たり前のことなんだけど……。

シオネビュラ神官団のメイファ・アルドロスの実の姉。


◆初登場回:4章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆マグダリス・ヨリス

◆35歳/男性

◆所属:南西領陸軍(解放軍)


歩兵精鋭部隊を指揮する大隊長だったが、編成中だった親衛連隊内の一個大隊を鍛えるべくシルヴェリアに抜擢されていた。階級は少佐。陸軍内においては『歩く殺戮装置』とか『三つ編み三十代』とか陰口を叩かれる。

高潔さと冷酷さを併せ持ち、他人に厳しいが自分に対してはもっと厳しいので立場の弱い者たちからは愛されている。

ときに行動が大胆なだけでなく、天才的な剣の腕を持つため恐い人だと思われることもしばしば。大丈夫。恐くない。たまに一人で百人殺しちゃうだけだ。よくあるよくある。


◆初登場回:5章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ヴァンスベール・リンセル

◆20歳/男性

◆所属:南西領陸軍


通称ヴァン。前線部隊に配属されたばかりの士官学校の新卒。リンセル家は海軍士官を多く輩出する家柄だが、本人曰く「伯父さんが恐いから陸軍に来た」。でも本当は船酔いするからである。実は馬にも酔う。

一見してそんなに強そうには見えないけれど実力派のダークホース。士官学校の剣術の成績は一、二を争うレベルだった。なお座学に関しては下から一、二を争うレベルだった模様。


◆初登場回:12章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆プリシラ・ホーリーバーチ

◆20歳/女性

◆所属:南西領陸軍


通称プリス。ロザリア、リアンセに続くホーリーバーチ家三姉妹の三女。お姉ちゃんたちが大好きで、リアンセが父親を見限って西方領を出奔するとき一緒に家を出てしまった。

11歳で家をでた娘を心配して母親は父に内緒で送金してくれたのだが、そのお金で「神学校に通う」と嘘をついて陸軍士官学校を卒業。

性格は明るく大胆で、良くも悪くも自分に正直。

陸軍広報部徴募部隊所属。ヴァンとは士官学校の同期の間柄。


◆初登場回:12章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆アイオラ・コティー

◆26歳/女性

◆所属:南西領陸軍(解放軍)


南西領陸軍の歩兵部隊指揮官で、階級は中尉。弓術・馬術に秀でるほか、詩人の才をも併せ持つ画伯。特に男性同士の濃厚な接触の模様を描いた画を得意とし、それらの作品は女性士官たちの間でひっそりと流通している。

反乱によって中隊を追われたのちは手許にある過去作と新作を火にくべてから都解放軍に合流。「いつどこで討ち死にしようともこれで私の秘密は守られる」と思ったようだが、まさかこんなところでバラされているとは夢にも思うまい。


◆初登場回:20章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ララセル・ハーティ

◆24歳/女性

◆所属:南西領陸軍


エーリカの専属護衛で、侍従長を兼任する。階級は大尉。クールビューティーなので周囲から勝手に有能そうだと期待されるけど、何かが人よりずば抜けているわけではないので結局勝手にがっかりされる。

冷たい印象の見た目に反して性格は至って素朴で素直。「あっち向いてホイ→」ってやったら全く何の疑問も抱かずに顔を「→」ってやっちゃうくらい素直。褒められて伸びるタイプだと思う。かわいがってあげて……カワイガッテアゲテ……カッ…………カワイガッ…テ…………………………カ……………ゲテ……………………。


◆初登場回:21章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆エーリカ・ダーシェルナキ

◆18歳/女性

◆所属:南西領ダーシェルナキ公爵家


ダーシェルナキ家の第二子。こじらせてるシスコン。

グロリアナ領主ゼラ・セレテスに言い寄って困らせているけど自分は四十手前のトリエスタ伯に言い寄られて困っている。

それではトリエスタ伯に一言

「死にさらせですわ!」

口汚ぇですわ。

そして怖くて誰も指摘しないんだけどインテリアの趣味が悪い。


◆初登場回:10章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ミサヤ・クサナギ

◆31歳/女性

◆所属:ソラート神官団


ソラート神官団二位神官将補。農民の出だが村をあげての推挙と資金援助を得て高位聖職者になる夢を叶えた地元大好きお姉さん。それでは南東領ソラート地方のいいところを語っていただきましょう。



「ソラートの富の源は潤沢な湧き水にある。平原を裂いて流れる水と温暖な気候は滋味豊かな作物を育て、その地方の最も貧しい村の民ですら、まず飢え渇くということがない。澄んだ空気と穏やかな野山に囲まれた環境が人を朗らかにすることから療養地としての人気も高い。かくいう私の夫も、喘息の治療のため幼少期に都から移り住んだ口だ。田舎にありがちな排他的な空気もソラートにはなく、そのため移り住む者がもたらす知識や技術が容易に根付き、その地をさらに住みよい場所にするのだ。無論、これほど恵まれた土地であるから、無闇に野山を切り開いたり、または武力で支配しようとする者たちも多くいた。一つはっきり断っておきたいのだが、住民が温和であることは、侵入者や圧政者への従順とは結びつかない。歴代の……(※これがあと30分続く)


◆初登場回:15章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆ゾレア

◆14歳/女性

◆所属:ソラート神官団


ソラート神官団の従軍歌流民。浮世離れしたミステリアスな少女(※ぼーっとしているだけだ)。


歌流民とは、野山に身を置く流浪の民。大陸中に散らばる彼らは共通する生活様式を持っており、すなわち氏族の歌い手は、歌うときしか声を出さない。

ゾレアの氏族は戦時に歌を売るのみでなく、平時にキノコや薬草を原料とする丸薬を作っていた。歌流民の神秘の力で病が癒されるという思い込みによって服用者の本来の自然治癒力を引き出し、さも薬が効いているかのように見せかけるただの黒い粒である。人体って不思議。

ソラートの住人たちは知っているので買わない。「本体価格よりレジにて20%オフ」とか言われても買わない。


◆初登場回:15章

◆シリーズの他の登場作品

 なし

◆エルーシヤ

◆17歳/女性

◆所属:-


ゾレアと同じく歌流民の少女であり、歌うときにしか声を出さない。その生活で得た不思議な感性を有しておれど、中身は普通の女の子。田舎暮らしが嫌になって逃げてきてしまった。今は陸軍広報部のプリシラ・ホーリーバーチ少尉と行動を共にしている。


都の星獣祭で配られる胡桃の護符は、北ルナリアやグロリアナの山塊を塒とする彼女の氏族が歌によって清めながら作るものだ。胡桃の可食部はクッキーにしてグロリアナの周辺で売られる。商品名は「グロリアナに行ってきましたクッキー」とかだろうか。知らんけど。


ちなみに「エルーシヤ」は歌流民の中でありふれた女性名であり、『失語の鳥』の番外編に出てくるエルーシヤとは完全に別人。


◆初登場回:12章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆マナ

◆14歳(※肉体年齢)/女性

◆所属:-


旅の途中でミスリルが出会う謎めいた少女。自称ミスリルの娘。もし本当に娘だったらミスリルが11歳のときの子になるのだが、当然ながら彼に心当たりはない。心当たりどころか女性と手を繋いで街を歩いたことすらない。

14歳という年齢は推定であり自称。なお生まれてきたとき既に14歳だった。


◆初登場回:6章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆シンクルス・ライトアロー

◆25歳/男性

◆所属:ヨリスタルジェニカ神官団


ヨリスタルジェニカ神官団正位神官将。政争によって傾きかけた西方領の名家の嫡男で、家の再興のために父親によって南西領に送り込まれた。古風な喋り方が特徴だが、ここだけの話普通に喋ろうと思えば喋れる。


過集中と注意力散漫を繰り返す。黙ってさえいればとても美形なのにいらんことまでよく喋る。実家は太いが傾きかけている。頭が良くて弁も立つけどこれっぽっちも自重できない。

そんな残念なタイプの天才だが、物事は前向きに考えよう。

普段はあちらこちらに興味の対象が移ろうが、並外れた集中力を発揮した際の成果は素晴らしい。近寄りがたいほどの美形だが、中身は気さくで親しみやすい。実家も傾きかけたとはいえまだ太い。自然に振る舞うだけで目立ってしまうのは自信家で聡明だからである。

残念なタイプの天才なのではない。

天才なタイプの残念なのだ。


◆初登場回:5章

◆シリーズの他の登場作品

   1作目『壊れた太陽の王国』

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ロザリア・ライトアロー

◆25歳/女性

◆所属:ヨリスタルジェニカ神官団


正位神官将夫人。シンクルスの妻であり、リアンセとプリスの姉。西方領出身。

シンクルスと初めて顔を合わせたのは三歳のときで、このとき既にライトアロー家とホーリーバーチ家の第一子同士として結ばれることが決まっていた。

親同士が決めた結婚とはいえ、成長に従い二人は自然に惹かれあうようになった。

政治的なごたごたから逃れるべく、ロザリアとシンクルスは南西領の神学校に入り直すことが決まり家を出る。同じ時期に、リアンセは父親の当主としての資質に疑問を抱き出奔。

家族喧嘩の最中に妹のリアンセ(脳筋)がカッとなって父親の頭を壺でぶん殴り、心配して見に来たシンクルスが我慢できずに腹を抱えて笑うのを見て以来「実はこの人ちょっとバカなんじゃないか」と思っている。


◆初登場回:5章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

◆レグロ・ヒューム

◆34歳/男性

◆所属:シオネビュラ神官団


シオネビュラ神官団二位神官将。

独特の個性と落ち着きなさゆえに生家では「将来の見込みなし」と冷遇されていたが、実際大人になったら兄弟の中で一番有能だったというオチがつく。たぶんヒューム家はもう終わっとる。

他のことはともかく仕事はできるというタイプ。

何故かしら自分のことを美男子だと思っている(根拠不明)。


◆初登場回:7章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆メイファ・アルドロス

◆32歳/女性

◆所属:シオネビュラ神官団


シオネビュラ神官団二位神官将補を務めるクレイジー長広舌。南西領陸軍のフェン・アルドロスの妹。

アルドロス家の後継がフェンとメイファしかいない事実からお察しいただける通り、もうアルドロス家も終わっとる。

人間としての中身に関しては姉より多少マシなレベル。

甲冑の上から乳首の位置を当てる能力を持っている。


◆初登場回:1章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ニコシア・コールディー

◆29歳/女性

◆所属:シオネビュラ神官団


シオネビュラ神官団三位神官将。真面目で責任感が強い性格。二位神官将に対する態度が横柄だが、これでもかつては敬意を払っていた。

出身もシオネビュラ西部で、居城である西神殿の近くに妹夫婦が住んでいる。市内巡行の際など幼い姪が「おばさまー!」と手を振ってくる。

「お姉さまと呼べ」と思っている。


◆初登場回:7章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ミオン・ジェイル

◆25歳/男性

◆所属:シオネビュラ神官団


シオネビュラ神官団三位神官将補。神学校卒業から僅か一年で現在の地位に抜擢された経歴を持つ。振る舞いは優等生然としているが口が悪い。

ジェイル家は家格が低く、神学校には長男である兄しか通えないはずだったが、武芸と学問の両方で兄より優れていることを証明し、進学の権利を勝ち取った。この生い立ちゆえに成果主義者である。

現在の地位を得てから両親は掌を返してちやほやしだしたが、家督を継ぐ気はない。ジェイル家も終わっとる。


◆初登場回:7章

◆シリーズの他の登場作品

   2作目『鳥籠ノ国』

◆ゼラ・セレテス

◆25歳/男性

◆所属:ソレリア民兵団


グロリアナ領主にしてソレリア民兵団代表。セレテス家は吹けば飛ぶような底辺領主(((失礼)))ながら、質実剛健を旨とする家風によってグロリアナ領を堅実に治めてきた。

セレテス流炎剣術の継承者。一子相伝なので、ゼラが死んだら剣術も絶える。


性格はやや強情で、数年前に自分で育てた野菜を上流貴族の客に供したところ「痩せた土で育った貧乏くさい味」と馬鹿にされ、「嫌なら召し上がらなくて結構でございます」と言って皿を下げ父親にこっぴどく怒られた。

以来、気にいらない客に対しては問答無用で畑を手伝わせている。


◆初登場回:3章

◆シリーズの他の登場作品

   なし

付録◆アースフィア世界の度量衡


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◇長さの単位


基本単位はセスタセリオン。地域や職業によってセスタ尺とセリオン尺が使い分けられる。


1セスタ=2.5㎝

1セリオン=7.5㎝

1リセスタ(1リセリオン)=1/10セスタ(1/10セリオン)

1ニ―セスタ(1二―セリオン)=100セスタ(100セリオン)

1デセスタ(1デセリオン)=100ニーセスタ(100ニ―セリオン)

1クレッセスタ(1クレッセリオン)=10デセスタ(10デセリオン)


言語生命体たちが地球で創造主たちと暮らしていた時代、言語生命体の独立をかけた戦に異を唱え、地球人信仰を保つよう呼びかけた姉弟がいた。

姉の名はセスタ。弟の名はセリオン。

二人は同胞によって捕らえられ、両手をすりおろす拷問にかけられた。

救出されたとき、セスタの手首の関節より先の長さは2.5㎝、セリオンは7.5㎝しか残っていなかったと伝えられる。


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◇重さの単位


基本単位はケララ

ケララは麦をさす言葉だが、教会の伝統において典礼及び典礼聖歌を意味することもある。


1ケララ=2.5g

1リケララ=1/10ケララ

1ニーケララ=100ケララ

1デケララ=100ニーケララ

1クレスケララ=10デケララ


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◇体積の単位


基本体積はダータ。野蜜の意であり、血液ないし精液を暗喩する。


1ダータ=25ml

リダータ=1/10ダータ

ニーダータ=100ダータ

デダータ=100ニーダータ

クレスダータ=10デダータ

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