第214話-古の森の仲間たち(忘れっぽいわたしのための覚え書き)2

文字数 1,978文字

 おかげさまで『古の森にいらっしゃい、おチビちゃん竜がまってるよ!』も200話を超えました。相変わらず忘れっぽいわたしなので、いつの間にかお話の中のみんなのお名前が変わっていたり、目の色や髪の色があやふやになってきたり。そんなことが前にも増して度々あります。
 それじゃあ、みんなもおちおちお話に登場できません。『せっかく200話超えたのだし、ここにも覚え書きを残しておいたら?』としっかり者のブランに言われて、なるほど、なるほど!と書き残しておくことにしました。初めの覚え書きは、99話部分の『古の森の仲間たち(忘れっぽいわたしのための覚え書き)』にあります。
 2の方には、100話目以降からこれまでに登場した人や生き物たちを中心に載せてあります。
 では、お時間があればお付き合いください。



◆◇◆◇◆◇◆

『大好きなのって隠してるんだ!?の巻』から登場する人、生き物。
●ナゴーンの皆さん
*美の探求者ホーク伯爵=実はナゴーンでのオタクの走りという評価も。
*ラマディーとアーマル=ホーク伯爵領の劇場付の一座の芸人。姉のアーマルが無実の罪で捕らえられたことで、弟ラマディーが竜の鱗を求めてバルデーシュへ飛び出すことになった。若いけれど修行に熱心な姉弟。
*アマダ女王=アマダはナゴーンの言葉で「海からの贈り物」という意味。若くして夫を亡くし国のために奮闘するがんばり屋さん。
*メル王女=良い子を演じ続けて壊れる寸前の、頑張りすぎちゃうお姉ちゃん。
*ポル王子=幼児言葉が抜けきらない、あざと可愛い男の子。出会った人や竜や魔獣をとりこにする?

*キン・ギン・ドン=花のニクマーントリオ。ホーク伯爵の希望によりバルデーシュの有名工房でつくられた純金、純銀、銅製のニクマーン像。本人(?)たちの希望で今は王宮で過ごしている。いつの日かノーランドに行って可愛らしいニクマーン達とお知り合いになるのが夢。

*モモーラ・ドーファ・モーファ・ブルーノ=ニクマーンこけし。それぞれ、カモミラ王女、ドーテさん、モーデさん、ゲルードが小さい頃から可愛がっている。モモーラには、スズロ王子の所有するフブロという婚約ニクマーンこけしがいる。

◆◇◆◇◆◇◆

『迷ってばかりで進めないんだ!?の巻』から登場する人、生き物。
●エステン国の皆さん
*アズール王子=登場時は陰のある悩める王子様だった。ものつくり大国エステンの跡取り王子。ドワーフと人間の間に産まれたため、ドワーフっぽくないことが悩みだった。今はエステンとバルデーシュの文化、技術交流に力を注いでいる。ついでにグラシーナさんとの交流にも積極的に力を注いでいる。

*ロド王=エステンの王様。ものつくりがとっても得意で器用な、いかにもドワーフ!な王様。口下手なため、一人息子のアズールと意思疎通がなかなか上手くいかないのが悩みの種だった。亡くなったローザさんとは国を越えた大恋愛の末に結ばれた。

*キーちゃん=エステンの森に棲むコーモリ。アズール王子のことが大好き。王子のことを心配して森を出てバルデーシュまでついて行くという大胆な面もある。『小さな体に大きな愛』のアズール王子ファンクラブ第一号。

◆◇◆◇◆◇◆

『黄金の落ち葉を手に入れるんだ!の巻』から登場する人、生き物。
*ダンゴローさん=ダンゴロムシ妖精の勇者。ダンゴロムシ妖精は、とっても臆病で滅多なことでは人前に出てこないことから、幻の妖精と呼ばれている。フカフカ谷にある栗コケのロールケーキは甘くてフワフワ。でもダンゴロムシさんたちにとって一番のご馳走は、やはり落ち葉だったりする。

*カーラス=バルデーシュだけでなく、あちこちで生息するカラスにそっくりな黒い鳥たち。光りモノが大好きで、見つけると巣に持ち帰ってしまう。ただし、最近はカミナリ玉集めが一番人気。少しでも多く集めようと、群れで南の砦の上をグルグルと旋回していて兵士さんたちを驚かせたりしている。

*デサン=バルデーシュ国お抱えの宮廷画家。もとは貧しい酪農家の生まれだったが、牛や馬の絵を落書きしていたところを当時の有名な画家の目に留まり、絵の道へ進むことに。モッチの厳しい審美眼を意識することで、新たな境地を切り開くことになった。妖精さんたちからの人気No.1画家として後世に名を残す。

◆◇◆◇◆◇◆

●その他、時々登場する妖精や生き物の皆さん
*ポポン・フーリシュ=タンポポの妖精。『キラキラ王子に会いに行くんだ!の巻』から登場。スズロ王子がまだ少年だった頃、一番のお気に入りと言われてから、ずっと王子をそばで支えてきた。普段は王子の肩に座っている。見える人にしか見えない存在。

*古の森の湖に棲むお魚さんたち。ほぼ毎日のように黒ドラちゃんと一緒に泳いでいる。そのせいか、とても強い魔力を帯びている。湖の底には主がいるとかいないとか……











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登場人物紹介

●黒ドラちゃん

古の森の大きな大きな大きな木の根元にある洞に棲んでいる、古竜の子ども。

可愛いものが大好きで、一番の親友はウサギのドンちゃん。

全身をつややかな黒いうろこで覆われている。

瞳は鮮やかで優しい若葉色。

今度の生では生まれて三年目、

●ドンちゃん

「雪をお口に入れるんだ!」から登場。

黒ドラちゃんの一番の親友。

初めて黒ドラちゃんと出会ったときは、まだ仔ウサギだった。

古の森の可愛い系のお友だち。

茶色のふわふわの毛、優しい茶色の瞳。

現在のアイコンの姿には納得できていないとか……

●モッチ

「おとなになるって、かゆいんだ!」から本格的に登場。

古の森にだけ棲むというクマン魔蜂さん。その中でも特に大きくて力持ちで、冒険心も豊富。特技は特大はちみつ玉作り。


●ブラン

「雪をお口に入れるんだ!」から登場。

北の山に棲む輝竜。白銀に輝く美しい竜。瞳は古の森の湖と同じエメラルド色。年齢は120~130歳くらい、人間の姿は16~18歳くらい。

黒ドラちゃんの事を番認定しているものの、愛の道のりは遠く険しい。

魔術師が魔法を使う際に必要になる、魔石を作り出す力があり、国で重要視されているため、普段は国外へは出られない。魔石については、バルデーシュ国の代々の王と、なにやら契約をしているようす。その辺の事情はまだ明らかにはされていない……作者が人間を描くのが苦手なため、容姿については想像力の翼を広げてください。

●ゲルード

「雪をお口に入れるんだ!」から登場。

ゲルード=一応国一番の魔術師。

サラッサラの長く美しい金髪に透き通った青い目。見た目だけならスズロ王子と互角。けれどスズロ王子と魔術の事で頭の中がいっぱいの残念な存在。いつかイラスト化しようと思ってはいるが、ブランが描けないのと同じ理由でアイコンは……想像力の翼を鍛えてください。

●スズロ王子、20歳。バルデーシュの第一王子。

ゲルードとは幼馴染。金のクルクルっ毛、透き通った水色の瞳。妖精からも愛される、色んな意味で光り輝く王子様。

●マグノラさん

「おとなになるって、かゆいんだ!」から本格的に登場。

古の森近くにある、白いお花の森に棲む華竜。花を咲かせる植物や、そこからの実りを見守る存在。人間や動物も同じく、子どもを身ごもるものの守り竜と言われている。年齢は580歳くらいで、赤茶色の大きな体。ガラガラ声だが、基本的に穏やかで優しく面倒見が良い。

ブランが生意気盛りの頃、お灸をすえたことあり。


●ラウザー

「貝をお耳にあてるんだ!」から本格的に登場。

バルデーシュ国の南の方に広がる砂漠に棲んでいた陽竜。ブランより少し遅れて誕生、115~125歳くらい。人間の姿では16~18歳くらい。とにかく明るくて良い奴。体も鮮やかな橙色。ただし、その性質から棲んでいる場所に雨が降らなくなり砂漠化しやすい。お天気竜、お祭り竜などと人間からは呼ばれている。村の女の子に失恋して孤独感から魔力のゆらぎを起こし、がけっぷちの受験生ロータを呼び寄せることになった。

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