カバー下 かぐや姫伝説~八街市
文字数 987文字
……。
二度も続けて倒れたんだから、しばらく休まないと無理だよ
……。
あっ、すごい砂塵を確認。布理冥尊の襲撃かも。我々も地上任務に切り替えるべきでは?
……。
あっ、怪しい物体を発見。モニターに表示しますが敵戦闘員が隠れているかも。
みんな出撃準備して
あれはボッチだ。ピーナツ畑に出没する謎の存在なだけだ。どっちにしろEランクな我々はお呼びではない
ツーツー
『こちら雪月花です。任務完了しました。本来ですと離脱解散できますが、それだと弱小存在になったあなたたちの数少ない任務を奪ってしまいますです。なのですぐに迎えに来ていただけませんか』
『……私たちはAランクです。あなたたちがどのランクになったか知らないですけど、今後は任務中は敬語を使うことを勧めます。ふだんは構いませんわ、ほほほ。そこまで私たちは弱者に厳しくございません』
『
ジジイ! 深雪に何を言いやがる! 降りてこい!
深雪に土下座しろ!』
(ヤマユレッドが裏切り、モネログリーンが廃人同様になり、他のメンバーもレベルが……。それなのに、
雪月花は人の心がないのか?)
土下座は、いまの世では推奨されていない。ましてや強制するのはもはやドキュンだけだ。やはりあの高校に通う低能は、そのレベルだったな、ははは。
全速で上昇する。成層圏を越える
せいや!
十三夜、十三夜、十三夜、十三夜、十三夜!!!
……。
強烈なエナジー反応が本機に向かっています。一直線に五個。
ヒイイ…はるか上空で光学迷彩をほどこしてあるのに、なぜに狙える?
見間違えた罰として、いまから一緒に公園を散歩しなさい!
ずっと手をつないでだからね!
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