カバー下 広尾にて（２）
文字数 424文字
紗助君。
たまには外に出てみようか？ ボディガードで赤モスとか呼ぶからさあ。
ひいい、ゆるしてください。
……。
落窪さん、良い知恵がありませんかね？
ぐひっ、私では無理ですね。手助けが必要です。でも相生さんだと、
“……。
……。
……。”
“ひいい、何を考えている？”
清見さんだと、
“伊良賀。私のアイコンを見てみろ。改稿前はどんなシリアスなシーンだろうとこれ一択だったのだぞ。
それに比べればお前はまだ頑張れる。お前はまだ若い。私も力になるから、これからは、正論、正論、きつめの正論”
“ひいい、ゆるしてください。”
つまり残りの二人で試してみるのですね。でも隼斗君は義務教育。ならば、
紗助君、お久しぶりです。分からないと思うけど、私は睦沢陸です。シルクイエローです。
外見と心は女ですけど、体はまだ男のままです、うふふ。
ひいいいい、誰か助けて！
悪化したじゃないですか。
そうですね、ぐひひ。
気長に回復を待ちましょう、ぐひひひ。
そろそろ怒涛の第三部ですね、ぐひひひひ。
