其の百 24区戦線 開始
文字数 1,198文字
せんせー、昼からの授業はやっぱりキツイですわー。
あと3コマあるから、背伸びして受けて頂戴。堺キンノスケ君。
先生!!大昔に大量絶滅が2回あったなんてマジすか!?
2回じゃなくて5回ね。授業はちゃんと受けるように。泉ソウマ君
………先生。
煙草は卒業したら死ぬほど吸いなさい。川原ケンジ君
せんせぃーー、どうしてそんな体型できてんですかーー何カップですかーーー
セクハラですよ。有喜ミナコさん。
最近は事件事故ばっかで、なんだかとても怖いです…
大丈夫ですよ。もうすぐそんな事件もなくなります。諫早ナナさん。
そうそんな事件はもう無くなる。
歓喜の歌って知ってます?
あれって用は成功することも友人も恋人も得られなかった負け犬は、一人で死ねってことよね。
それは道理ではあるけど、私にとって悲しいことではなかったわ。
だって
身体を見せれば誰だって釣られてくる。【女】って生まれたのってサイッコウよね。
「ねぇそうは思わないかしら?三島刑事?」
屋上で鉄柵にもたれながら、がっちりと銃を構えた三島刑事に目をやった。
「それは、弱い人間に生まれなくて良かったってこと?」
「そう聞こえなかった?
ふふ、ぺルムとサンジョウは手ごわかったでしょ。でも殺してくれて助かったわ♡あいつら言う事聞かないんだもの。死んでくれて肩の荷が下りた。」
「………。
文化祭のときいっしょにラーメンを食べたわよね。」
三島は引き金に指をおく。
「あのときの食器から指紋を採取したの。その結果から、、こうなってるんだけどね。」
「あーあのときね。
ふふふふ、やっぱりあのときの白い犬、犬神だったんだ。あったときから吐き気のする気配を感じたもの。」
「冷夏事件もあなたが……っ!」
「ご名答。
女刑事さん、ようやくたどり着いたわね。11区の戦いから日も経ってないのに怪我だらけの体で、尊敬しちゃう♡」
ピタリと震えが止まる。
「やる気?賢くないわよ。」
「ええ。
あなたがね!!!!!」
パンっとあたりを響かせるような高音が包み込んだ。
(銃弾が飛んでこない?空砲?)
うっすらと宮城は目を開ける。
目の前にいた三島はそこにいなかった。
そして宮城を飲み込むように、屋上が崩壊し、巨大なくちばしと蒼い瞳が突き上げるように差し込まれた。
「はっ!!この巨大なカラス、超鳥か!!」
そのまま彼女を突き刺すように胴体にめがけて、くちばしがめり込んでくる。
「左様!!お初に目にかかるな!!!」
彼女は間一髪、腕でガードしたもののその鋭さに、骨が削られ神経が撫でられるのを感じた。
「ッ――ふふふふ、あっっハハハハハハはハハハハハハ!!!!!!
吉田の言う通り来たわね!!!!いいわ皆殺しにしてあげる!!!!!!!!
力を寄こせ!!!!
そう。冷夏事件だとか獣事件だとか、そんなおもちゃみたいな事件はなくなるよ 。
女教師の両腕に白い冷気が漂い始めた―――。
あと3コマあるから、背伸びして受けて頂戴。堺キンノスケ君。
先生!!大昔に大量絶滅が2回あったなんてマジすか!?
2回じゃなくて5回ね。授業はちゃんと受けるように。泉ソウマ君
………先生。
煙草は卒業したら死ぬほど吸いなさい。川原ケンジ君
せんせぃーー、どうしてそんな体型できてんですかーー何カップですかーーー
セクハラですよ。有喜ミナコさん。
最近は事件事故ばっかで、なんだかとても怖いです…
大丈夫ですよ。もうすぐそんな事件もなくなります。諫早ナナさん。
そうそんな事件はもう無くなる。
歓喜の歌って知ってます?
あれって用は成功することも友人も恋人も得られなかった負け犬は、一人で死ねってことよね。
それは道理ではあるけど、私にとって悲しいことではなかったわ。
だって
女
に生まれたんだもの。弱い男になることはないわ。身体を見せれば誰だって釣られてくる。【女】って生まれたのってサイッコウよね。
「ねぇそうは思わないかしら?三島刑事?」
屋上で鉄柵にもたれながら、がっちりと銃を構えた三島刑事に目をやった。
「それは、弱い人間に生まれなくて良かったってこと?」
「そう聞こえなかった?
ふふ、ぺルムとサンジョウは手ごわかったでしょ。でも殺してくれて助かったわ♡あいつら言う事聞かないんだもの。死んでくれて肩の荷が下りた。」
「………。
文化祭のときいっしょにラーメンを食べたわよね。」
三島は引き金に指をおく。
「あのときの食器から指紋を採取したの。その結果から、、こうなってるんだけどね。」
「あーあのときね。
ふふふふ、やっぱりあのときの白い犬、犬神だったんだ。あったときから吐き気のする気配を感じたもの。」
「冷夏事件もあなたが……っ!」
「ご名答。
女刑事さん、ようやくたどり着いたわね。11区の戦いから日も経ってないのに怪我だらけの体で、尊敬しちゃう♡」
ピタリと震えが止まる。
「やる気?賢くないわよ。」
「ええ。
あなたがね!!!!!」
パンっとあたりを響かせるような高音が包み込んだ。
(銃弾が飛んでこない?空砲?)
うっすらと宮城は目を開ける。
目の前にいた三島はそこにいなかった。
そして宮城を飲み込むように、屋上が崩壊し、巨大なくちばしと蒼い瞳が突き上げるように差し込まれた。
「はっ!!この巨大なカラス、超鳥か!!」
そのまま彼女を突き刺すように胴体にめがけて、くちばしがめり込んでくる。
「左様!!お初に目にかかるな!!!」
彼女は間一髪、腕でガードしたもののその鋭さに、骨が削られ神経が撫でられるのを感じた。
「ッ――ふふふふ、あっっハハハハハハはハハハハハハ!!!!!!
吉田の言う通り来たわね!!!!いいわ皆殺しにしてあげる!!!!!!!!
力を寄こせ!!!!
オルドビス
!!!!」そう。冷夏事件だとか獣事件だとか、そんなおもちゃみたいな事件はなくなるよ 。
女教師の両腕に白い冷気が漂い始めた―――。