chapitre177. 消失

文字数 5,835文字

 ――創都三四五年1月29日 午前7時58分
 ――新都ラピス

 幻像(ファントム)が消えた。

 シェルの腕のなかで、エリザの身体から今度こそ完全に力が抜ける。灰色の瞳は半開きのまま光を失って、唇は微動だにしなかった。腹部を鉄骨に貫かれ、蜂蜜色だった髪を鮮血に染めた凄惨な死体が、瓦礫の合間に崩れ落ちる。

「あ――あぁぁ……」

 口元を抑えて、シェルは膝を付く。

 ほんの数分前まで大切な友人であり、同時に、懐かしい思い出の人であったはずの彼女の身体。華奢で虚弱ではあったものの、何ら不自由なく歩き、笑っていたはずの身体から、どんどん体温が失われていく。

「エリザ……」

 彼女の死体の前で、シェルは頭を垂れた。

「これで、良かったんでしょうか……?」

 返事はない。
 永遠に、ない。

 まだ人間の形を保っているけれど、もう()()は、虚空に話しかけているのと同じことなのだ。分かっていながら堪えきれなくて、砂埃と血の臭いの中で、シェルは冷たくなっていく彼女の指を握りしめていた。

 不意に、耳元に雑音が響く。

 うっすらと目を開ける。すると、地面に落ちていた無線機のスピーカーから、ノイズ混じりのざらついた言葉が聞こえてきた。

『――聞こえ――るか』

 知らない声だ。

『こちらはMDPの者――だ。そちらから発信された救助要請を――受信――した。この通信が聞こえ――か? 応答し――くれ』
「ああ……」

 地面に倒れ伏したまま、シェルは無線機をぼんやりと見つめる。そういえば確かに、地上に助けを求めたところだった。だけど、エリザが死んでしまった今、助けを求める意味はない。だって――ここに残っているのは瓦礫と死体だけで。助けるような価値があるものは、全て失われてしまった。

 失われてしまった――
 本当に?

「あ……」

 そこで愛しい人の声を思い出して、シェルはゆっくりと瞬きをした。

「そっか、そうだ……約束、した」

 地上を目指すことを、シェルは彼女と約束したのだ。約束を交わした相手は、今はもう隣にいないけれど、だからといって不履行が許されるわけでもない。シェルは血で汚れたコンクリートに手を付いて立ち上がり、無線機のマイクを引き寄せた。

 そのときだった。

 突然、ノイズの音量が上がる。

『な――なんだ!?
「……え?」

 同時にスピーカーの向こうで、通信の相手が突然焦ったような声を上げた。シェルは不測の事態に戸惑いつつも、マイクのスイッチを入れて向こうに話しかける。

「あ、あの――大丈夫ですか」
小型航空機(メテオール)の……け、計器の表示が――おかしい』
「表示?」

 眉をひそめて、相手の言葉を繰り返す。それから、小型航空機(メテオール)の浮かんでいるであろう空の方角を、シェルは何の気なしに見上げた。 

 空が白い。

 太陽光の白でも、雲の乳白色でもない。不透明で一様な白色。天球そのものが最大明度の白に光り、何もかも飲み込むような異様な光が全方位に広がっていた。

 驚きに目を見開いたシェルの耳に、きぃんと耳鳴りが響いた。次の瞬間に、神経ごと絞られたような凄まじい頭痛に襲われ、シェルはこめかみに爪を立てて膝を付く。天球の白が、視界から侵食して意識を塗りつぶしていった。

 ***

「どこだ――どこ、どこに――どこに行った、エリザ……!」

 荒れ狂う、感情の嵐。

 巨大な怒りと激情の渦が、真っ白い光球の形を為して、早朝の新都ラピスを隅々まで覆い尽くした。思い思いに夜明けを迎えていたラピス市民たちは、突然の事態に抗う術もないまま意識を焼き尽くされ、ある者はその場に倒れ伏せ、ある者は小型航空機(メテオール)の操縦席で崩れ落ちる。

 五十万の脳をひとつひとつ探して回ったのに、彼女の意識はどこにも見つからない。ビヨンドあるいはD・フライヤと呼ばれた超越者は、無数の腕を全方位に伸ばすが、あの蜂蜜色の髪も華奢な体躯も、自分が与えた虹色の双眸も、研ぎ澄まされた美しい祈りも――なにひとつ指に触れなかった。

「なぜ……なぜ、どこにもいない!」

 超越者は吠える。

 四世紀もの間、待ち望んだ瞬間がついに訪れるはずだった。太陽系第三惑星の、とある大陸の西端近く、雪に閉ざされた街の古びた教会で見つけた、この宇宙のどんな物質より美しい少女。その姿形こそ幼い子供の姿をしているが、ひたむきで汚れを知らない祈りは、鋭いパルスとなって超越者を貫いた。

 彼女――エリザを手に入れたい。

 無垢な少女のまま奪ってしまうこともできた。だが、彼女の祈りはまだまだ成長の余地を残していると思えた。ちょうど当時の文明社会は滅びの危機に瀕しており、エリザには遠く及ばないにせよ、世界のあらゆる場所から美しい祈りが発せられていた。

 彼女はこの世界で生きるべきだ。

 超越者はそう考えた。

 滅び行く世界の多彩な絶望のなかで、エリザの祈りはより一層磨きが掛かるだろう。幸も不幸も含めたあらゆる感情を知って、ときには笑わせて、色々なことを考えさせて、最後には全てを奪うのだ。

 人として生きること。
 人を越えて生きること。

 そのどちらも彼女に与えた。

 エリザがこの世界に生を受けてから四世紀後の文明、新都ラピスと名付けられた新しい街に彼女を送り込んだのも、七つに分岐した世界の全てに彼女を配置したのも、その一環に他ならないはずだった。分岐した世界のひとつ、ラ・ロシェル語圏に辿りついたエリザが、現地の男と恋に落ちたのは予想外だったが――それはそれで、彼女に未知の感情をもたらし、エリザの祈りに奥行きを与えた。また、自身の血を引いた娘という存在に向けるまなざしも、同様に未知のものであり、彼女の祈りはさらに洗練された。

 全て、思うままに進んでいるはずだった。

 なのに。
 ――なのに!

 四世紀の時をかけて美しく織りなされた祈りを、ついに手に入れようと思った瞬間、エリザの姿がかき消えた。

「どこに――どこに、逃げた」

 どれだけ逸脱しても人間である以上、五次元宇宙を見渡す超越者の目から逃れられるわけがない。ないのだ。ないのに、どこを探しても、見つかるのは彼女の記憶ばかり。かつて存在した彼女の欠片ばかりで、今まさに思考して未来を生み出そうとしている、あの祈りがどこにも見つからない。

 超越者が幻像世界で白い腕をひときわ大きく震えさせた、そのときだった。

「……逃げたんじゃ、ないよ」

 誰かの声がした。

「いないんだよ、もう――どこにも」
「――はぁ?」

 超越者は振り返る。

 オレンジ色の髪をなびかせた青年が、白い幻像世界に浮かび上がり、超越者に向けて銃を構えていた。

「だから……こんな真似は止めて」

 シェルは言う。

「そうやってきみが、ラピス市民の意識を乗っ取るせいで、こちらに弊害が出る。だけど――どれだけ探したところで、エリザはもういないんだ。もう死んだんだ。だから、この幻像(ファントム)を収めてほしい」
「は?」

 混じりけのない幻像世界へ突然やってきた異分子に、そして彼の語った内容に、超越者は困惑する。

「そんな……そんな、わけがないだろう――誰だよ、お前は……ぼくに分からないことが、どうしてお前に分かる」
「分かるよ」

 シェルは視線をまっすぐ据えたまま、頷いてみせる。

「ぼくがエリザを殺したからだ。きみに奪わせる前に、彼女がまだ人であるうちに、頭ごと撃ち抜いた」

 超越者は、一瞬だけ沈黙する。

 そして彼は叫んだ。

 幻像世界ごと揺らすような鳴動に、シェルは今にも吹き飛ばされそうになる。目も開けていられないほどの逆風の中で、必死に「だから」と声を張った。

「もう探さないで。ぼくらの世界を壊さないで!」
「違う、うるさい、止めろ、ぼくはそんな未来を求めていない! こんな、こんな結末が欲しかったわけじゃない――ぼくは……ぼくは彼女が欲しかっただけだ!」
「きみがエリザを愛していたのは知ってる、でも! もう探しても意味がないんだ」
「黙れ……!」

 低く押し殺した声が言う。

 次の瞬間、白い腕が凄まじい速度で飛んできて、シェルの首を締め上げた。苦痛に歯を食いしばりながら、シェルは銃を構え直して腕に発砲するが、まるで効いていない。息を切らすように蠢いていた腕たちが、首を抑えつけられたシェルの周囲にゆっくりと這って近づいた。

「……お、お前が」

 その指はわなわなと震えていた。

 幻像世界が空間ごと歪んで、シェルを全方位から睨みつける。

「お前が……エリザを――殺した? ぼくの愛した人を、あれだけ時間を掛けて手に入れた彼女を、ただの人間ごときが?」
「そうだよ」

 意味がないと分かりつつ、シェルは超越者に銃を構える。再び引き金を引いて撃つが、銃弾は白い腕をすり抜けて彼方へ飛んでいった。

「ビヨンド。ぼくは、きみのことは殺せないみたいだ」

 首をぎりぎりと締め上げられながら、シェルは超越者を睨む。

「だけど、エリザは人間だ」
「あ――あぁぁああ! うるさい!」

 咆哮とともに、締め上げる力が増した。喉元でバキッと言う音が鳴り、首の角度を保っていられなくなる。斜めに傾いた視界で、それでもシェルは目を見開いていた。

「きみがどれだけ彼女を逸脱させようが、エリザは人だった。人だから、人として死んでいったんだ」
「違う、違うだろう……()()()()()か聞いてるんじゃない! ()()()()()――と言っているんだ!」
「その理由も同じだ」

 シェルは、エリザという存在を思い出す。

 図書館で本を読み、幼い娘に微笑みかける口元を。地下深くで眠り続ける彼女の、痩せた指先を。彼女の伴侶について語る、悲しげでありながら愛しそうなまなざしを。彼女は夫と友人と娘と、そしてこの世界を愛したごく普通の女性であり、それ以上の何者でもなかった。

「エリザが、人間だからだ」

 シェルが答えると、首元を掴んでいた手から力が抜けた。シェルは支えを失って、無数の腕の絡み合うなかに崩れ落ちる。腕たちはしばらく無秩序にざわめいていたが、不意に壊れたように笑い始めた。

「あ――ははは、そうだ、簡単だ……」

 世界が鳴動する。

「……もう一度、やり直そう」

 超越者の虚ろな呟きとともに、世界が収縮し始めた。宇宙の外縁よりさらに遠方、ヴォイドの遙か向こうまで広がっていた最前線(フォアフロント)が、ゆっくりと――とはいえ光速を何千倍も越えた速度で狭まっていき、あっという間に銀河系へ迫っていく。

「なに……?」

 かつて経験したことのない息苦しさを感じて、シェルは声を上げた。

「何を、しようと……してるの」
「フォアフロントを……世界を消すんだ。やり直すんだよ……ぼくが彼女を見つけた、あの四世紀前の冬から」
「でも――ビヨンド」

 泣いている腕たちに、シェルは力尽きそうになりながら語りかけた。

「ぼくらのいる、この世界だって、きみの守りたかったものじゃないのか。きみは文明を愛していたんじゃないのか」
「彼女のいない世界になんて……意味が、ないんだよ。エリザの記憶から彼女を作り直して、もう一度……今度は確実に手に入れる」
「だけど……」

 シェルは銃の引き金から指を外して、震えている腕のひとつに触れる。

「エリザがきみを拒絶した事実は、たとえ時間を遡ったって消せない」

 どうしようもなく失われたものを、それでも欲しいと願う姿勢に、どこか自分と通じ合うものを感じた。ありとあらゆるものは時間とともに失われて、そのうえ何かを失ったからと言って、対価を手に入れられるとも限らない。対価無しに何かを手に入れることは叶わないのに、価値あるものが失われるときは一方的なのだ。

 でも、だからこそ。

「そこに在るものを否定しても、意味がないんだ。時間を遡って取り戻そうとしたって、大切なもののレプリカに、意味はなかったんだよ……ビヨンド」

 有形無形を問わず、あらゆるものは失われる。存在は非存在の余事象であり、時間とともにいずれ反転する。だけど、それがかつて存在し、そして失われたという事実だけは、絶対に消すことができない。

 なかったことにはできないのだ。

「だから……お願いだ」

 シェルは幻像(ファントム)のなかに手を伸ばす。

「手に入らないものを求めて、ぼくらの世界を消さないで。この世界には価値があるんだ。みんな、それぞれに選び取って、希望を握りしめて、今日の朝までやってきたんだ」
「じゃあ……」

 それまで静かにすすり泣いていた超越者が、不意にシェルに視線を向けた。

「せめて、きみを頂戴よ」
「――え」

 シェルはひとつ瞬きをする。

 同時に、下向きの加速度を感じる。幻像世界が消失して、シェルはラ・ロシェル直下の穴の底に帰ってきた。砂塵を吸い込んでしまい、咳をしながら立ち上がると、どこからともなく声が轟いた。

「きみが彼女を殺したというのなら――それが、きみの祈りだと言うならば!」

 身体がぐらりと揺れる。

 足下に目を移したシェルは、そこで初めて、自分が立っている床も崩れ始めていることに気がついた。強度限界に到達した床が傾き、無数の瓦礫となってシェルの身体を飲み込む。

「きみの、その心を!」

 崩れたコンクリートと共に、真っ暗な場所に落ちていく。

 受け身を取る余裕もなく、固い床に身体を強かに打ち付ける。全身を揺さぶる衝撃に意識が朦朧とした、そのときだった。

「だ――誰だ!」

 超越者が、驚いたように叫ぶ声。

「邪魔をするな」
「シェル、逃げて!」

 頭のなかに直接響いた声に、シェルははっと目を見開く。膝を付いて立ち上がり、ハイバネイト・シティの暗い通路を走る。その床も崩れ、また下の階層に身体を叩きつけられながらも、シェルは再び立ち上がって走った。

「シェル!」

 エリザに似た声が言う。

「奪わせないために、閉じ込めるのよ、貴方自身を! D・フライヤの手が届かないくらい、心の奥のさらに奥まで!」

 また落下する。

 金属の床に背中を叩きつけ、一瞬だが息が止まる。暗闇を掴み、痛みを抑えつけて、僅かに明るいほうへ走る。転がり込んだ部屋で、偶然にも指先に触れた()()の正体に気がついて、シェルははっと目を見開く。

 ラベルの貼られた、細い注射器。

 シェルはほとんど迷わず、首の後ろにそれを刺す。

 自分という存在が一点に圧縮されていくのが分かった。超越者の声も、エリザに似た誰かの声も、全ての感覚が遠ざかる。やがて、シェルはシェル自身を知覚しなくなり、ただ虚ろな双眸で、崩れかけた天井を見上げた。

 どれくらい経っただろうか。

 ロボットアームが力尽きたシェルの身体を抱え上げ、どこかへ運んでいった。


 Ⅸ ラピシアの夜明け 了
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登場人物紹介

リュンヌ・バレンシア(ルナ)……「ラピスの再生論」の主人公。統一機関の研修生。事なかれ主義で厭世的、消極的でごく少数の人間としか関わりを持とうとしないが物語の中で次第に変化していく。本を読むのが好きで、抜群の記憶力がある。長い三つ編みと月を象ったイヤリングが特徴。名前の後につく「バレンシア」は、ラピス七都のひとつであるバレンシアで幼少期を送ったことを意味する。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

ソレイユ・バレンシア(ソル)……統一機関の研修生。リュンヌ(ルナ)の相方で幼馴染。ルナとは対照的に社交的で、どんな相手とも親しくなることができ、人間関係を大切にする。利他的で、時折、身の危険を顧みない行動を取る。明るいオレンジの髪と太陽を象ったイヤリングが特徴。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

カノン・スーチェン……統一機関の研修生で軍部所属。与えられた自分の「役割」に忠実であり、向学心も高いが、人に話しかけるときの態度から誤解されがち。登場時は19歳、身長187cm。chapitre1から登場。

アルシュ・ラ・ロシェル……統一機関の研修生で政治部所属。リュンヌの友人で同室のルームメイト。気が弱く様々なことで悩みがちだが、優しい性格と芯の強さを兼ね備えている。登場時は19歳、身長164cm。chapitre3から登場。

ティア・フィラデルフィア……とある朝、突然統一機関のカフェテリアに現れた謎の少年。ラピスの名簿に記録されておらず、人々の話す言葉を理解できない。登場時は10歳前後、身長130cm程度。chapitre1から登場。

サジェス・ヴォルシスキー……かつて統一機関の幹部候補生だったが、今の立場は不明。リュンヌたちの前に現れたときはゼロという名で呼ばれていた。赤いバンダナで首元を隠している。登場時は21歳、身長172cm。chapitre11から登場。

ラム・サン・パウロ……統一機関の研修生を管理する立場。かつて幹部候補生だったが現在は研修生の指導にあたっており、厳格だが褒めるときは褒める指導者。登場時は44歳、身長167cm。chapitre3から登場。

エリザ……かつてラ・ロシェルにいた女性。素性は不明だが「役割のない世界」からやってきたという。リュンヌと話すのを好み、よく図書館で彼女と語らっていた。笑顔が印象的。登場時は32歳、身長155cm。chapitre9から登場。

カシェ・ハイデラバード……統一機関政治部所属の重役幹部。有能で敏腕と噂されるがその姿を知る者は多くない。見る者を威圧する空気をまとっている。ラムとは古い知り合い。登場時は44歳、身長169cm。chapitre12から登場。

リヤン・バレンシア……バレンシア第43宿舎の住人。宿舎の中で最年少。年上に囲まれているためか無邪気な性格。登場時は17歳、身長152cm。chapitre31から登場。

アンクル・バレンシア……バレンシア第43宿舎の宿長。道具の制作や修繕を自分の「役割」に持つ、穏やかな雰囲気の青年。宿舎の平穏な生活を愛する。登場時は21歳、身長168cm。chapitre33から登場。

サテリット・バレンシア……第43宿舎の副宿長。アンクルの相方。バレンシア公立図書館の司書をしている。とある理由により左足が不自由。あまり表に現れないが好奇心旺盛。登場時は21歳、身長155cm。chapitre33から登場。

シャルル・バレンシア……第43宿舎の住人。普段はリヤンと共に農業に従事し、宿舎では毎食の調理を主に担当する料理長。感情豊かな性格であり守るべきもののために奔走する。登場時は21歳、身長176cm。chapitre33から登場。

リゼ・バレンシア……かつて第43宿舎に住んでいた少年。登場時は16歳、身長161cm。chapitre35から登場。

フルル・スーチェン……MDP総責任者の護衛及び身の回りの世話を担当する少女。統一機関の軍部出身。気が強いが優しく、MDP総責任者に強い信頼を寄せている。登場時は17歳、身長165cm。chapitre39から登場。

リジェラ……ラ・ロシェルで発見されたハイバネイターズの一味。登場時は22歳、身長157cm。chapitre54から登場。

アックス・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。温厚で怒らない性格だが、それゆえ周囲に振り回されがち。登場時は20歳、身長185cm。chapitre54から登場。

ロマン・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。気難しく直情的だが、自分のことを認めてくれた相手には素直に接する。登場時は15歳、身長165cm。chapitre54から登場。

ルージュ・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。本音を包み隠す性格。面白そうなことには自分から向かっていく。登場時は16歳、身長149cm。chapitre54から登場。

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