揺れる初秋/地上

文字数 5,772文字

 葬送の朝。

 揺れる舟の上、棺のとなり。蹲るようにして、女性が座っている。

 花冠を被った彼女に向かって、アルシュは一歩、また一歩と歩を進める。あと数歩の位置まで近づくと、こちらに気がついたらしい、青色の瞳がわずかにこちらを見た。目が合った瞬間に膝が崩れ落ちそうになるのを必死に堪えて、アルシュは作法通りに布の包みを差し出す。

 死者への供物と見せかけて、中身は着替えと保存食だ。

 ラ・ロシェルの伝統的な葬儀――葬送では、死者を納めた棺と、生前に死者と親しかった者をともに小舟に乗せる。この付添人は最後の友人(デルニエ・アミ)と呼ばれ、生と死の狭間に立って、死者を外界に送り届ける使節と解釈されている。釘を用いずに接着剤だけで作られた舟は、下流に向かううちに自壊し、棺を水底に沈める。もちろん最後の友人(デルニエ・アミ)は、棺もろとも水中に放り出される前に舟を下りるのだが、親しい相手を喪った付添人は、彼ないし彼女とともに死を選ぶことも少なくなかった。

 ――逆を言うと。

 棺とともに川に流された最後の友人(デルニエ・アミ)がラ・ロシェルに戻らなかった場合、それは「棺に眠る友人とともに死を選んだ」と解釈される。命を投げ出すほどの哀しみが本物かどうか、それを暴こうとする人間などいるはずもないため、真偽はどうあれ――最後の友人(デルニエ・アミ)としてラ・ロシェルを出れば、そのまま帰ってこないことが可能だった。

 そして、今日、最後の友人(デルニエ・アミ)を務める彼女――リュンヌは、如何なる事情によってか、塔の上に閉じ込められていた。狭い場所に囚われて動けなかった彼女を救うために用意された逃げ道が、この小舟だったのだ。

 だからって、と腹の底で呟いて、参列に戻ったアルシュは歯を食いしばった。

 リュンヌをラ・ロシェルから逃がすために、その相方(パサジェ)だったソレイユを殺すなんて。いや、殺したのなら、それでもまだ理解できた。自分勝手な人間の凶行だと、物事を簡単に捉えることができたのに、まさか、自分で毒薬を飲んで死ぬなんて。ほんの数時間前、未明の空を背景に生きていた彼が、今はもう呼吸一つしない物体に果ててしまったなんて。

 信じたくない、とかではない。

 信じられない――のでもない。もはや現実は明らかだ。現に葬送の小舟は拵えられて、体温の失せた身体は花とともに棺に詰められた。そして今、厳かな音楽とともに、小舟を括りつけていたロープが外される。支えを失った舟はゆるやかに動き出し、ちょうど人が歩くのと同じくらいの速度で下流に流れていった。

 舟が遠ざかっていく。

 彼女のシルエットも遠ざかる。喧噪に背中を向け、振り返ることすらしない。まるで世界を自分ひとりに閉ざしてしまったようだ。ラ・ロシェルや、そこに残るアルシュのことなんて気にも留めない、拒絶だけが形作った背中。否――この葬送はすべて、彼女が逃げるための茶番なのだから、彼女は振り返ってはいけないのだ。振り返ってしまえば、全部が水泡に帰してしまう。

 だから、せめて――どうか生き延びて。

 アルシュは祈った。一方で、暗い思いが渦巻くのは、もう止めようがなかった。

 ――私は。

 半月前の葬送を思い出して、アルシュは歯を食いしばる。あの日、アルシュは死した相方(パサジェ)の隣に腰を下ろし、最後の友人(デルニエ・アミ)としてラ・ロシェルを出た。本当なら棺とともに沈んでしまいたかったアルシュを繋ぎとめたのは、リュンヌを助けなければ、という使命感だった。

 その結末が、これなのか。

 ――私は、貴女のために舟を下りた。

 アルシュは下流に目を凝らし、友人の姿を睨みつけた。

 ――貴女が助けてって言うから下りたのに。貴女は助かったかもしれないけど、この結末をどう思ってるの。相方(パサジェ)を亡くした私の前で、相方(パサジェ)を死なせてこの街を出るなんて、そんな最低な話ってあると思う?

 ほとんど呪詛のような言葉が胸から迸り、涙に変わる。頬を伝って止めどなく落ちていく。周囲の参列者からは、死者を悼んで流している涙と思われただろう。その想像が真実ではないことを、アルシュと――ラ・ロシェルでもう一人だけが知っていた。

 ***

 葬送が終わった午後、講義はなかった。

 アルシュたち研修生に休講の理由は告げられなかったが、誰かに言われるまでもなく、アルシュは真相を知っていた。昨日まで研修生たちの統括役だったラムという男が、葬送で流された彼、ソレイユを殺したと疑われ、軍部で取り調べを受けているためだ。

 彼は実際には毒薬を飲んで死んだので、ラムに掛けられた疑いは濡れ衣だ。

 ただ立証は出来ないだろう。あの時ラムは麻酔銃のようなものを持っていた。他ならぬアルシュ自身が撃たれて昏倒したので間違いない。続いて撃たれたソレイユが死んだとなれば、一発目には麻酔薬を潜ませていたが、二発目には致死性の毒を盛っていた、と考えるのが自然だろう。死体を検分すればその限りではないが、生憎、彼はすでに流された後だ。

 唯一――アルシュなら、ラムの無罪は証明できずとも、黒幕を糾弾するくらいのことはできるのだが。

 とん、カツン――と、不規則な足音がこちらに近づいてきて、無人の講義室で座り込んでいたアルシュは顔を上げる。泣き疲れた脳が揺さぶられてぐらりと眩暈がした。そして足音の主を見定めた瞬間、卒倒しそうなほど血の気が引く。

 真っ青な顔でアルシュは彼を睨む。

「……今更、何の用なの」
「釘を刺しに来た」

 杖を突いた大柄な男――カノンは素知らぬ顔で言った。それから少し声を潜め、

「――あんたが変に動くと台無しなんでね」
「あ……貴方って、本当っ……」

 顔の血管が膨れ上がったのが自分でも分かった。罵倒が口を突いて出そうになったが、どんな酷い言葉を使っても、今の憤りを吐き出せる気がしなかった。

 何を隠そう、一連の計画を組んだのはカノンだ。アルシュが相方(パサジェ)を喪い、最後の友人(デルニエ・アミ)として舟から戻ったばかりであることを知っていたのに……あるいは、だからこそ閃いたのか。ソレイユに毒薬を渡し、最良のタイミングを見計らって軍部の仲間を率い、大勢の前でラムに罪を着せる。いっそ笑えるほど見事な手際で、きわめて非道な計画を完遂した。

 怒りで早くなる呼吸を、必死に抑えつける。襟元を掴んで締め上げたい衝動を堪えて、アルシュは彼の高い背を睨め上げた。

「……こんなやり方して、嬉しいの。貴方」
「嬉しいかどうかなんて基準が、そもそも無意味だね。別に、俺はムシュ・ラムに勝ちたかったわけでも、楯突きたかった訳でもない――」
「――ただ、リュンヌに恩を売るためにやった」

 低い声でアルシュは遮る。

「そうでしょ。だからあんな酷い真似ができたんだ。私の知っているリュンヌなら、友達を死なせて助かったところで、貴方に感謝なんてしないと思うけどね」
「さあねぇ……まあ、助かって欲しかったのは確かだ。そこは俺もあんたも変わりない」
「一緒にしないでよっ……」

 震える声を振り絞って、アルシュは講義室の机に両肘を突く。はは、とカノンが低い笑いを吐き出したのが聞こえた。なぜここで笑えるのか、意味が分からない。悪夢のような相手だ、と思った。同時に、どうして自分はこんな男に助けを求めたのだろう、という自己嫌悪すら湧いてくる。

「……帰って」

 顔を上げる気力などないまま、アルシュは言った。

「釘なんて刺さなくたって、もう、何もしない。大体……貴方のことを告発して、ムシュ・ラムの罪を(そそ)いだって……それで何が変わるの。何も変わらないよ……」

 だって、と呟いて、アルシュは遠ざかっていく小舟のシルエットを思い出した。

「舟は……もう、出ちゃったんだから」
「そうだね」

 平淡な相槌が応える。

「ソレイユ・バレンシアは死んだ。俺でも、彼でも、あの子でも、好きに恨めば良い。命を命と取り替えたことを非道と憤るなら、それも好きにすれば良い。ただ、あんたが真実と思っているそれを広めたところで、好転することは何一つ存在しない」

 学術的文書でも読み上げるような口調でカノンは言った。

「それを伝えに来た」
「馬鹿じゃないの。そんなことを言いに、わざわざ来たんだ……?」

 精一杯の嘲りを込めてアルシュが言うと、カノンは「じゃあ」と簡素な挨拶をして、講義室を出て行った。

 ***
 
 その日以来、アルシュがカノンと会うことはなかった。

 二人はともに統一機関の研修生であり、しかも同期である。蛇蝎のごとく嫌おうが、講義や訓練、あるいは集会や日常生活で否応なしに顔を合わせる――はずが、その常識は現実とならなかった。ソレイユの葬送と前後して、あらゆる日常が崩れ始めたのだ。

 最初の異変は、講義が休みにばかりなることだった。

 研修生たちの本分は、新都ラピスを統治する官吏になるべく勉学と鍛錬に励むことだ。日々のスケジュールは朝から晩まで隙間なく詰められていた。夕食の後に多少の自由時間こそ与えられてはいたが、名目はあくまでも「疲労を回復させ心身を養う時間」であり、講義と訓練こそが研修生の中心に据えられていた。

 だが。

 朝、いつも通りに目を覚まして、空になった隣のベッドを一瞥してから身支度をする。朝食を食べてから講義室に行くと、今日もまた自習の張り紙ばかりが残されている。講義がなく、監視の目もないとなると、大人しく自習をする研修生の方が少数派だった。ラ・ロシェルの街に遊びに行ったり、あるいは途方に暮れて統一機関の廊下で屯したり、何が起きたのかと噂をしたり。

 ……何か、おかしい。

 秋風の吹き込む窓際でノートを捲りながら、アルシュはため息を吐いた。

 大人たちが何かを隠しているのが分かる。その証拠に、研修生が過ごすより下の、統一機関職員が仕事をしているフロアからは、毎日のように言い争う声が聞こえてくる。いつも粛々と仕事をこなしていた彼らから怒号が発せられるなんて、想像したこともなかった。

 何が起きたのかは分からない。

 けれど――研修生たちに構っている余裕がなくなるだけの何かが起きたようだ、というのは辛うじて分かる。アルシュたち研修生は、将来のために教育を投資されている立場だ。未来のことを憂うほど余裕がなくなり、いま目の前にある問題を解決することに全てのリソースを奪われている。どうも、それが現状のようだ。

 また息を吐いて、アルシュはノートを閉じる。

 書かれている文字列が、まったく頭に入ってこない。言い訳めいてしまうが、こんな状況で勉強のみに励めという方が無理な話だった。脳が働いてくれないまま、秒針が休み時間まで進むのを待っているのは、あまりにも退屈すぎた。

「……街の様子でも見に行こう」

 荷物をまとめ、アルシュは無人の講義室を出る。自習を命じた張り紙が、開け放した窓から入ってくる風に捲られて、頼りなくぺらりと揺れた。

 手すりを掴み、とぼとぼと階段を下りる。研修生たちの居住区である高層階と地表を結ぶ階段はひどく長い。ひとつ隣の建物に移動するだけでも、十数分かけて階段を上り下りする必要がある。鳥のように空が飛べたら早いのだが、翼を持たないアルシュたちにとって、高さというのは絶対的な壁だった。

 青い天窓を見上げて、ふとアルシュは、天を翻るシルエットを思い出す。

 ――伝令鳥(ポルティ)

 特定の場所を行ったり来たりできるよう躾けられた鳥のことだ。手紙を脚に括りつければ、古典的な情報交換の手段として使えるため、運び手(ポルティ)と呼ばれている。これを使えば塔の上に閉じ込められたリュンヌと連絡を取れる、そう閃いたときは自分がなにか賢い人間にでもなった気がしたが、今となっては苦い思いしか抱けなかった。

「……甘かったな、本当」

 唇を噛んで、呟く。

 ひとつふたつのアイデアを持っていたくらいでは、このラピスを統べる統一機関に、真っ向から対抗できるわけがなかった。アルシュは個人で、向こうは組織なのだ。圧倒的な不均衡のなかで足掻くなら、カノンがやったように、組織の枠組みに追従しつつ裏を抜けるくらいしか方法はなかった。

 だから結局のところ、カノンの案が局所的には最適解だった。

 きっと、そうなのだろう。あれが限界だったのだろう。無力な研修生のアルシュが、統一機関の暗い思惑に対して成せることなど、たかが知れていたということ。幾重にも自分の無力さを噛みしめ、アルシュは重々しいため息とともに、日陰の踊り場を折り返す。

 下りの一段を踏み出したときだった。

「――上に戻れと言っている!」

 険しい声が飛んできて、まさに階段を下っていたアルシュはびくりと肩を跳ねさせる。その声は、しかし、アルシュを咎めたものではなかった。ひとつ下のフロアと階段室を隔てる扉が半分ほど開いていて、そこで言い争っている一団があったのだ。

「ここは立入禁止だ」

 険しい顔をした男性が言う。年頃や服装から見て、統一機関の職員のようだ。

「指定外のフロアに入ってはいけないのは、勿論分かっているな。今引き返せば見逃すが、あまりに居座るようでは罰則の対象に――」
「だっておかしいじゃないですか!」

 抗弁するのは、黒髪を短く切り揃えた少女だった。

 首元に紺のリボンを結んでいるから、おそらく軍部所属の研修生。吊り上げた眉と、ぱっちりとした二重の目が特徴的な顔立ちはまだ幼く丸い。自重を知らない血気盛んさも含め、十代半ばといった印象だった。

「なんでずっと自習なんですか。半月以上も続くなんておかしいでしょう! もう誰も自習なんてやってないですよ、遊んでるか喋ってるかです。もっとちゃんと顧みて下さい、私たちのことをっ――」

 そう叫ぶ少女の目の前で、扉が閉ざされる。

 行く手を塞がれていたアルシュは、黙って様子を見ていた。監視の目がなくなって無秩序になる――どこでも同じようなことが起きているらしい。目元に涙を滲ませながら肩で息をしていた少女が、ふと視線を持ち上げてアルシュを見た。

「……すみません」

 気恥ずかしげな表情を浮かべつつ、少女が道を譲ってくれる。アルシュは頷いて隣をすり抜けながら、仕方ないよ、と胸のうちで呟いた。

 彼女もアルシュも、同じだ。

 真正面から正論を叩きつけて抗議したところで、たったひとりでは、追い返されて終わりなのだ。個人は集団に勝てない。そういうものなのだ、とため息とともに飲み込んで、アルシュは少女を視界から外した。
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登場人物紹介

リュンヌ・バレンシア(ルナ)……「ラピスの再生論」の主人公。統一機関の研修生。事なかれ主義で厭世的、消極的でごく少数の人間としか関わりを持とうとしないが物語の中で次第に変化していく。本を読むのが好きで、抜群の記憶力がある。長い三つ編みと月を象ったイヤリングが特徴。名前の後につく「バレンシア」は、ラピス七都のひとつであるバレンシアで幼少期を送ったことを意味する。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

ソレイユ・バレンシア(ソル)……統一機関の研修生。リュンヌ(ルナ)の相方で幼馴染。ルナとは対照的に社交的で、どんな相手とも親しくなることができ、人間関係を大切にする。利他的で、時折、身の危険を顧みない行動を取る。明るいオレンジの髪と太陽を象ったイヤリングが特徴。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

カノン・スーチェン……統一機関の研修生で軍部所属。与えられた自分の「役割」に忠実であり、向学心も高いが、人に話しかけるときの態度から誤解されがち。登場時は19歳、身長187cm。chapitre1から登場。

アルシュ・ラ・ロシェル……統一機関の研修生で政治部所属。リュンヌの友人で同室のルームメイト。気が弱く様々なことで悩みがちだが、優しい性格と芯の強さを兼ね備えている。登場時は19歳、身長164cm。chapitre3から登場。

ティア・フィラデルフィア……とある朝、突然統一機関のカフェテリアに現れた謎の少年。ラピスの名簿に記録されておらず、人々の話す言葉を理解できない。登場時は10歳前後、身長130cm程度。chapitre1から登場。

サジェス・ヴォルシスキー……かつて統一機関の幹部候補生だったが、今の立場は不明。リュンヌたちの前に現れたときはゼロという名で呼ばれていた。赤いバンダナで首元を隠している。登場時は21歳、身長172cm。chapitre11から登場。

ラム・サン・パウロ……統一機関の研修生を管理する立場。かつて幹部候補生だったが現在は研修生の指導にあたっており、厳格だが褒めるときは褒める指導者。登場時は44歳、身長167cm。chapitre3から登場。

エリザ……かつてラ・ロシェルにいた女性。素性は不明だが「役割のない世界」からやってきたという。リュンヌと話すのを好み、よく図書館で彼女と語らっていた。笑顔が印象的。登場時は32歳、身長155cm。chapitre9から登場。

カシェ・ハイデラバード……統一機関政治部所属の重役幹部。有能で敏腕と噂されるがその姿を知る者は多くない。見る者を威圧する空気をまとっている。ラムとは古い知り合い。登場時は44歳、身長169cm。chapitre12から登場。

リヤン・バレンシア……バレンシア第43宿舎の住人。宿舎の中で最年少。年上に囲まれているためか無邪気な性格。登場時は17歳、身長152cm。chapitre31から登場。

アンクル・バレンシア……バレンシア第43宿舎の宿長。道具の制作や修繕を自分の「役割」に持つ、穏やかな雰囲気の青年。宿舎の平穏な生活を愛する。登場時は21歳、身長168cm。chapitre33から登場。

サテリット・バレンシア……第43宿舎の副宿長。アンクルの相方。バレンシア公立図書館の司書をしている。とある理由により左足が不自由。あまり表に現れないが好奇心旺盛。登場時は21歳、身長155cm。chapitre33から登場。

シャルル・バレンシア……第43宿舎の住人。普段はリヤンと共に農業に従事し、宿舎では毎食の調理を主に担当する料理長。感情豊かな性格であり守るべきもののために奔走する。登場時は21歳、身長176cm。chapitre33から登場。

リゼ・バレンシア……かつて第43宿舎に住んでいた少年。登場時は16歳、身長161cm。chapitre35から登場。

フルル・スーチェン……MDP総責任者の護衛及び身の回りの世話を担当する少女。統一機関の軍部出身。気が強いが優しく、MDP総責任者に強い信頼を寄せている。登場時は17歳、身長165cm。chapitre39から登場。

リジェラ……ラ・ロシェルで発見されたハイバネイターズの一味。登場時は22歳、身長157cm。chapitre54から登場。

アックス・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。温厚で怒らない性格だが、それゆえ周囲に振り回されがち。登場時は20歳、身長185cm。chapitre54から登場。

ロマン・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。気難しく直情的だが、自分のことを認めてくれた相手には素直に接する。登場時は15歳、身長165cm。chapitre54から登場。

ルージュ・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。本音を包み隠す性格。面白そうなことには自分から向かっていく。登場時は16歳、身長149cm。chapitre54から登場。

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