chapitre157. 暗闇の向こう

文字数 5,787文字

 ――創都345年1月28日 午後0時23分
 ――新都ラピス ハイバネイト・シティ第15層

 昇降装置の扉が開き、カノンたちは暗い通路に降り立った。先に着いていた構成員たちが振り返って、水晶端末(クリステミナ)で立体地図を投影してみせる。

「発電棟は……えぇと、あ、ここですね」

 現在地と目的地がそれぞれ違う色でハイライトされる。構成員のひとりが水晶端末(クリステミナ)を操作すると、その二点を繋ぐように、折れ曲がった線が空中に引かれる。地図のデータと空間座標から、最短経路を計算させたようだ。

「歩いて二十分ほどですね」

 幾分ほっとした顔で構成員が言う。

 カノンたちは最下層からデータボードを運んできたので、それぞれ十キロほどの荷物を背負っている。MDP構成員のなかでも体力のない者は、既にほとんど地上に離脱したため、この一行には含まれていない。とはいえ、大荷物を担いでの長距離移動は避けたいというのが本音だろう。

 体力を無駄に削らずに済むのであれば、それに越したことはない。一行の最後尾を歩きながら、カノンは密かに安堵したのだが、幾分もせずに見込みの甘さに気がついた。

「こっちも、駄目だ」

 水音を立てながらアルシュが道を引き返してくる。浸水したローファーを脱いで、濡れたスラックスの裾を捲りながら溜息を吐いた。

 揺れの影響で通れない道が増えている。

 壁が大きく崩れて道を塞いでいたり、床が崩落していたり、あるいは浸水していたりと、一行は次々に回り道を強いられた。昇降装置を降りてから、もう一時間以上経過しているが、発電棟との直線距離はほとんど変動していなかった。

 水晶端末(クリステミナ)を睨んで構成員たちが相談している。

「この際だ。少々服が濡れるくらいのことは許容した方が」
「だが、データボードは精密機器だ」
「そうだ。破損してしまってはライブラリを持ち出した意味がない」
「それに汚水だぞ。水浴びとは話が違う、衛生的にもできれば避けたい」
「しかし――」

 さて、どうしたものか。

 議論を耳の端で聞きながら、カノンが考えあぐねて腕を組むと、ふと、会話の輪から外れて腰を下ろしているアルシュの姿が目に入った。

「あんたは加わらないのか」

 MDPに関しては部外者を貫いているカノンと違って、彼女が議論に率先して加わらないのは珍しい。近づいて尋ねると、アルシュは頬杖をついて俯いた姿勢のまま、視線だけを持ち上げた。

「……少し、疲れて」
「データボードが重いなら、半分くらいなら、代わってやっても良いが」
「いや――そこまででは」

 彼女はひとつ息を吐いて、両足を通路に投げ出した。

「ちょっと休めば、歩ける」
「あぁそう……」

 通路が暗いので分かりづらいが、いつになく顔色が悪いように思える。無理に強がっている気もするが、そこまで追及するほど、カノン自身の体力にも余裕がなかった。曖昧な相槌とともに視線を逸らした、そのとき。

「――ん?」

 遠くで水音が聞こえた。

 それが、水浸しの通路を誰かが歩いている音に聞こえて、思わず背筋に力が入る。

 カノンは静かに視線を巡らせて、集っている仲間たちの人数を数える。議論をしている十数名を中心に、データボードを持って最下層を出てきたメンバーは、全員が近くにいた。

 また、音がする。

 第三者がいるとしたら、放っておくのは問題がある。本来なら無人区域のはずだが、居住者が迷い込んでいる可能性がないとも言い切れない。あるいは、かつての“春を待つ者(ハイバネイターズ)”のはぐれ者たちのように、敵対的な意志を持って動いている可能性もある。

 特に後者の場合、MDP構成員は必ずしも戦闘に長けているとはいえないため、出くわしてしまうと厄介だ。念のため見てきたほうが良いだろう――と判断し、カノンはリュックサックを床に置いて、ホルスターにしまった拳銃を手で確かめる。

「カノン君?」

 そのまま、人目を忍んで場を離れようとしたが、アルシュに見咎められた。

「そっちの道は、もう見てきたけど」
「ああ、まあ――すぐ戻るよ。荷物を見といてくれるかい」
「えぇ? ちょっと――」

 なおも追及しようとする彼女に背を向けて、カノンは音の聞こえた方角へ歩いて行った。途中から通路が一段下がり、太腿ほどまで水位が上がる。膝丈の耐水ブーツを履いているが、こうなってしまうともう意味がない。服が肌に張りつく不快感に眉をひそめながら、カノンは一旦立ち止まって耳を澄ました。

 パシャリ、と水音。

 ひとつではない、連続した音だ。ちょうど人が歩く程度のリズムで、周期的に繰り返している。やはり人がいるようだ――と確信し、カノンは音を立てないように気をつけながら、そちらの方角へ近づいていった。

 やがて、声が聞こえ始める。

 会話をしているということは、つまり単独ではない。拳銃を抜き、通路の暗闇に身を潜めて、カノンはさらに距離を詰めた。最初は「人の声である」以上の情報が汲み取れなかったが、次第に、意味を成した文章として聞き取れるようになった。

『――違う』
『こちらではない。戻ろう』

 そんな言葉が断片的に聞こえた。

 カノンたちと同じ言語ではないが、理解できる。彼らは地底の公用語で話していた。すると相手は二択に絞られる。すなわち“春を待つ者(ハイバネイターズ)”の残党か、あるいは――

『誰だ!』

 鋭い叫び。
 続いて、銃声。

 すぐ右手で水柱が上がり、吹き上がった水滴が音を立てて水面に落ちる。

 強制的に思考を中断させられたカノンは、物陰に身を潜めながら音の方角を伺った。注意を払っていなかった方角の暗闇に、目を凝らせばたしかに、人のようなシルエットが見える。彼が、威嚇として水面に撃ったようだ。不用意に出すぎたようだが、見つかってしまったからには仕方がない。

『そちらこそ、名乗って頂きたい』

 会話が成立する相手であることを祈りながら、カノンは声を張った。

『“春を待つ者(ハイバネイターズ)”か』
『冬眠者?』

 少し高い男の声が、おうむ返しに応じる。

『何だそれは……違う』
『なるほど、では』

 理性的な応答が返ってきたことに安堵しつつも、カノンは拳銃を握り直した。地底の公用語を用いて話しながら、“春を待つ者(ハイバネイターズ)”ではないと言うのなら、結論はひとつに絞られる。

『あんたたちは――フィラデルフィア語圏から来た人間、ということだな』

 問いかけると、数秒の沈黙の末に『そうとも呼ばれている』という答えが返ってきた。七語圏が融合した経緯について、正確に認識している相手のようだ。ひとまず敵ではないが、さて、どうすべきか。カノンが心理的な距離感を測りかねていると、向こうから問いかけられた。

『お前は誰だ』
『ああ……俺は』

 わざわざ嘘をつく利点もないだろうと考えて、カノンは正直に話す。

『名乗るのが遅れたが――俺は、ラ・ロシェル語圏の者だ。発電棟の様子を確かめるため、ここにいる』
『なんだ、そうなのか……』

 少々気の抜けた声が、応じる。

『で、あれば――我々と同じ目的だ。そちらは一人なのか? 崩壊の危険があるのだから、多人数で警戒した方が良いだろう。合流しないか』
「合流ねぇ……」

 カノンは物陰に身を隠したまま、相手には聞こえない声量で呟く。

 先んじて牽制してきた血気盛んさと反して、わりあい素直な相手にも見えた。声のトーンから察するに、まだ若いのかもしれない。こちらに危害を加えようという雰囲気は感じとれなかった。

 とはいえ、フィラデルフィア語圏の人々とは、ほんの数十時間前まで敵対していたばかりだ。

『提案はありがたいが、辞めた方が良い』

 やはり安易に与するのは危険だと考え、カノンは当たり障りのない理由を付けて断ろうとする。

『違う語圏から来た人間は、お互いに未知の感染症を持っている危険性がある。こちらも調査はしているが、あまり不用意に近づかない方が――』
『感染症だと?』

 不思議そうな声が問いかえす。

『だが、我々は何ともないぞ。そちらの語圏に滞在していた少年も、健康そのもので』
『少年?』

 ラ・ロシェル語圏に滞在していた少年――その形容に当てはまるのは、ひとりしかいない。だとすると彼らの正体も、紐を引くように自然と明らかになる。

『ってことは……あんたら、ラピシア緊急集会に参加していた、ティア君に説得された連中か』
『なに――彼を知っているのか?』

 言うなり、彼はざぶざぶと音を立てながら水没した通路を引き返す。途中で立ち止まってこちらに視線をよこし、来い、と言わんばかりにあごをしゃくるので、カノンは一瞬迷ったものの着いていくことに決めた。

 道を忘れないよう気をつけて歩くこと、数分。

「ティア君かい」

 大勢の大人たちに囲まれて、水晶端末(クリステミナ)を操作している少年に声を掛けると、ティアはその場で小さく跳ね上がって、恐る恐るといった表情で振り向いた。

「……カノン、さん」
「その――無事なようで良かったよ」

 掛ける言葉に迷い、建前じみていると思いながらもカノンはそう切り出す。ティアは頬にガーゼを貼っていて、片腕はギプスに覆われているが、幸いなことに元気そうだ。

「先の会議でも、何というか……助けられた。大役を任せてしまって悪かったよ」
「あっ――いえ」

 なかば呆然としていた彼は、はっと気がついたように背筋を伸ばした。座っていた荷台から飛び降りて、きっぱりと首を振ってみせる。

「僕の故郷の人ですから。いちばん近しい立場である、僕が説得するのは当たり前のことです」
「まあ、たしかに……」

 その通りかもしれないが。

 いつものことながら、まだ11歳という年齢に反してあまりにも沈着すぎる少年だ。落ち着いている度合いだけで言えば、ここにいる大半の大人にすら勝るのではないか。とはいえ、もう過ぎた話をしていても始まらないので「それで」とカノンは続きを切り出した。

「ティア君たちも発電棟の様子を見に?」
「はい。カノンさんもですか」
「ああ、まぁ何というか――」

 どう説明するか悩んで言葉に詰まったとき、通路の遠方で、カノンの名前を呼ぶ声が聞こえた。通路の壁や水面に跳ね返ってエコーが掛かった声に、カノンよりも早くティアが反応して、はっと顔色を変える。

「え――この声」
「ああ……そうだった」

 あくまで周囲を警戒するためだけに、すぐ戻るつもりで出てきたのだ。そろそろ出発するから――と呼びに来たのだろう。忘れていたな、と小さく嘆息すると、ティアが血相を変えて詰め寄ってきた。

「アルシュさんといるんですか!?
「まあ――そうだよ」

 誤魔化せないと踏んで、肯定する。

「アルシュというか、MDPの人と一緒に地下から出てきた。目的はティア君たちと同じで、発電棟の様子見だね」
「そう、だったんですか」
「そうだよ」

 ひとつ頷いて、カノンは部屋の扉に手を掛けた。

「さて、そういうわけで……悪いけど、俺は戻らないといけない」
「ま、待ってください!」

 シャツの背を掴んで引き止められる。
 振り返ると、ティアが今にも泣きそうな顔でこちらを見上げていた。

「お願いです、僕らにも、それを……手伝わせてください」
「だが……」

 カノンは言い淀む。

 そうティアが言い出すのは読めていた。見たところフィラデルフィア語圏の人々には敵愾心は感じられず、使える人手が増えるのは単純にメリットだ。だがアルシュにとって、ティアがトラウマの種に近い存在であることも理解していた。そんなふたりを会わせてしまって良いのか、という懸念が払拭できず「いや」とカノンは彼を室内に押し戻そうとする。

「気持ちは分かるが、率直に言ってリスクが大きい」
「で――でも、いまは非常時です。少しでも多人数で行動したほうが安全じゃないですか」
「それはそうだが……」

 返す言葉に困り、カノンが眉をひそめたとき。
 不意に、視界の片隅が明るくなった。

「あ、見つけた!」

 同時に、遠くからアルシュの声が飛んできて、押し問答をしていたふたりは凍りつく。ペンライトを片手に持ったアルシュが、浸水した通路を大股で横切ってこちらに歩いてくる。

「もう、勝手に遠くに行かないで、よ――」

 呆れたような声が、次第にペースダウンする。アルシュはこちらまで数メートルといったところで立ち止まり、ゆっくりと目を見開いた。指先から滑り落ちたペンライトが水面に落ち、血の気の失せた頬を下から照らし出す。

「ティア……」

 掠れた声でアルシュが呟いた。
 名前を呼ばれて、ティアがびくりと跳ねる。

「どうして、ここに」
「その、停電の復旧が遅かったので」

 緊張した口調でティアが答えた。

「もしかしたら発電棟の問題かなと思って、その、僕の勝手な行動なんですけど……様子を見に来たんです」
「……そう」
「あのっ――アルシュさんたちも、同じ目的だって聞きました」

 服の裾をぎゅっとつかんで、ティアが張り詰めた顔を上げる。

「協力、させてください」

 しばらく沈黙が続いた。

 肩を緊張で震わせているティアを、アルシュは感情の抜け落ちた表情で見ていた。目を大きく見開いて、言葉を発することを忘れてしまったように応答をしない。カノンは水中に落ちたペンライトを拾い上げながら「どうする」とアルシュに声を掛けた。

「……どう、って」
「これは()()()()()()()()()()()()の提案だ。あんたは今、ラ・ロシェル語圏の暫定的な代表だろう」

 現在の彼女が置かれた立場を強調して言い直すと、そっか、と小さく呟いてアルシュが俯く。

「うん、そうだった……」
「あんたはこれを受けるのか」
「え――えっと」

 渡されたペンライトを持ち直して、アルシュが部屋の前までやってくる。ティアの肩ごしに部屋の中を見渡して、固唾を呑んで見守っていたフィラデルフィア語圏の人々の、ひとりひとりと視線を合わせた。

「うん、分かった。協力してもらおう――カノン君も、良いよね?」
「もともと、問題があるとしたら、あんただけだ。あんたがそれで良いなら、俺には何の異論もない」
「良いよ」

 彼女ははっきりと頷いて、頭ひとつほど下にあるティアの顔にじっと視線を合わせた。ティアが少し怯みながらも、琥珀色の目でしっかりとアルシュを見つめ返す。

「いい加減、メルのことで振り回されるのは、私も辞めたかったところだから――共闘しよう、ティア」
「……ありがとうございます」
「こっちの台詞だよ。人手が多い方が、何かと助かるもの」

 声色を明るく切り替えて、アルシュが笑ってみせた。
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登場人物紹介

リュンヌ・バレンシア(ルナ)……「ラピスの再生論」の主人公。統一機関の研修生。事なかれ主義で厭世的、消極的でごく少数の人間としか関わりを持とうとしないが物語の中で次第に変化していく。本を読むのが好きで、抜群の記憶力がある。長い三つ編みと月を象ったイヤリングが特徴。名前の後につく「バレンシア」は、ラピス七都のひとつであるバレンシアで幼少期を送ったことを意味する。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

ソレイユ・バレンシア(ソル)……統一機関の研修生。リュンヌ(ルナ)の相方で幼馴染。ルナとは対照的に社交的で、どんな相手とも親しくなることができ、人間関係を大切にする。利他的で、時折、身の危険を顧みない行動を取る。明るいオレンジの髪と太陽を象ったイヤリングが特徴。登場時は19歳、身長160cm。chapitre1から登場。

カノン・スーチェン……統一機関の研修生で軍部所属。与えられた自分の「役割」に忠実であり、向学心も高いが、人に話しかけるときの態度から誤解されがち。登場時は19歳、身長187cm。chapitre1から登場。

アルシュ・ラ・ロシェル……統一機関の研修生で政治部所属。リュンヌの友人で同室のルームメイト。気が弱く様々なことで悩みがちだが、優しい性格と芯の強さを兼ね備えている。登場時は19歳、身長164cm。chapitre3から登場。

ティア・フィラデルフィア……とある朝、突然統一機関のカフェテリアに現れた謎の少年。ラピスの名簿に記録されておらず、人々の話す言葉を理解できない。登場時は10歳前後、身長130cm程度。chapitre1から登場。

サジェス・ヴォルシスキー……かつて統一機関の幹部候補生だったが、今の立場は不明。リュンヌたちの前に現れたときはゼロという名で呼ばれていた。赤いバンダナで首元を隠している。登場時は21歳、身長172cm。chapitre11から登場。

ラム・サン・パウロ……統一機関の研修生を管理する立場。かつて幹部候補生だったが現在は研修生の指導にあたっており、厳格だが褒めるときは褒める指導者。登場時は44歳、身長167cm。chapitre3から登場。

エリザ……かつてラ・ロシェルにいた女性。素性は不明だが「役割のない世界」からやってきたという。リュンヌと話すのを好み、よく図書館で彼女と語らっていた。笑顔が印象的。登場時は32歳、身長155cm。chapitre9から登場。

カシェ・ハイデラバード……統一機関政治部所属の重役幹部。有能で敏腕と噂されるがその姿を知る者は多くない。見る者を威圧する空気をまとっている。ラムとは古い知り合い。登場時は44歳、身長169cm。chapitre12から登場。

リヤン・バレンシア……バレンシア第43宿舎の住人。宿舎の中で最年少。年上に囲まれているためか無邪気な性格。登場時は17歳、身長152cm。chapitre31から登場。

アンクル・バレンシア……バレンシア第43宿舎の宿長。道具の制作や修繕を自分の「役割」に持つ、穏やかな雰囲気の青年。宿舎の平穏な生活を愛する。登場時は21歳、身長168cm。chapitre33から登場。

サテリット・バレンシア……第43宿舎の副宿長。アンクルの相方。バレンシア公立図書館の司書をしている。とある理由により左足が不自由。あまり表に現れないが好奇心旺盛。登場時は21歳、身長155cm。chapitre33から登場。

シャルル・バレンシア……第43宿舎の住人。普段はリヤンと共に農業に従事し、宿舎では毎食の調理を主に担当する料理長。感情豊かな性格であり守るべきもののために奔走する。登場時は21歳、身長176cm。chapitre33から登場。

リゼ・バレンシア……かつて第43宿舎に住んでいた少年。登場時は16歳、身長161cm。chapitre35から登場。

フルル・スーチェン……MDP総責任者の護衛及び身の回りの世話を担当する少女。統一機関の軍部出身。気が強いが優しく、MDP総責任者に強い信頼を寄せている。登場時は17歳、身長165cm。chapitre39から登場。

リジェラ……ラ・ロシェルで発見されたハイバネイターズの一味。登場時は22歳、身長157cm。chapitre54から登場。

アックス・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。温厚で怒らない性格だが、それゆえ周囲に振り回されがち。登場時は20歳、身長185cm。chapitre54から登場。

ロマン・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。気難しく直情的だが、自分のことを認めてくれた相手には素直に接する。登場時は15歳、身長165cm。chapitre54から登場。

ルージュ・サン・パウロ……コラル・ルミエールの一員。本音を包み隠す性格。面白そうなことには自分から向かっていく。登場時は16歳、身長149cm。chapitre54から登場。

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