寂しくなるような本

文字数 129文字

 一冊の本を読むのは
 知らなかった寂しさに触れるため
 寂しくなるために本を読む
 おかしな話だ
 でもわたしは
 寂しくなるような本が好きだ
 触れた後、寂しくなるようなものに触れたい
 言葉でも、人でも
 寂しさこそが最上の賜物だ
 その寂しさを、いつまでも憶えていたい
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